冬至に「ゆず湯」と「かぼちゃ」が健康に良いワケは?実は美容にも効果が…管理栄養士に聞いてみた

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冬至は一年でいちばん日照時間が短い日のことで、年によって日にちが異なります。

今年の冬至は12月22日です。昔から冬至にはゆず湯に入ってかぼちゃを食べるという風習がありますが、これは厄払いのほかにも「風邪をひかない」と伝えられています。

このことから、ゆずやかぼちゃにどんなパワーが秘められているのか気になるところです。

この2つの食材に含まれる成分について、管理栄養士の望月理恵子先生に伺いました。

さらに、ゆずとかぼちゃを使った簡単レシピも紹介してもらいました。

目次

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「ゆず湯」と「かぼちゃ」が風邪予防に効く理由

冬至は冬の寒さも厳しくなる頃で風邪をひきやすいため、昔の人はゆず湯に入ってかぼちゃを食べることで風邪対策をしていたようです。

では、どうして、その代表格がゆずとかぼちゃなのか、その理由について望月先生にお聞きしました。

ゆずの皮に風邪予防の秘密が…

望月先生によると、ゆずの“皮”に風邪予防の秘密が隠されているようです。

「ゆずの皮には多量のビタミンCが含まれているので、お湯に皮ごと入れることで風邪予防や乾燥肌対策、保湿効果などが期待できます。また、血流改善を促す『ヘスペリジン』が体を温めてくれます」

皮に切り込みを入れるのがポイント

豊富なビタミンCが含まれているゆずの皮ですが、効果的に活用するためのポイントも教えてくれました。

「ゆずの皮に切り込みを入れるか、ゆずを半分にカットして入れると成分が湯に溶け出しやすくなります。ゆずは1個でも十分に効能が期待でき、香りも楽しめます」

子どもの場合は切り込みを入れない方が良い!?

子どもがゆず湯に入る際に注意しておくべきことがあるようです。

望月先生は「ゆずに含まれる『リモネン』という成分は角質を取り除く効果がある反面、子どもには作用が強すぎることがあります。ゆずに切り込みを入れたり、カットしたりしない方がリモネンの作用も抑えられます」と説明します。

もしも湯船に浸かるのが心配な場合は「桶に少量のゆずの皮とお湯を入れ、足湯として活用する」ことをすすめてくれました。また、「柑橘類にアレルギーがある人は、ゆず湯は避けた方が良いでしょう」とも注意を促しています。

夏野菜のかぼちゃを冬に食べることで起きる効果

かぼちゃに関しても、ゆずに負けない栄養成分が含まれているようです。

「かぼちゃには、ビタミンA(βカロテン)やビタミンC、ビタミンEといった栄養素が多く含まれています。これらには抗酸化作用があり、風邪の予防に効果が期待できます」

かぼちゃは冬野菜ではなく夏に収穫される野菜ですが、冬に食べることで効果を発揮する理由を望月先生はこう説明してくれました。

「昔は冬に食べる緑黄色野菜が少なく、保存性がある緑黄色野菜のかぼちゃを食べるようにしていました。

かぼちゃは夏に収穫後しばらく保存すると、でんぷんが甘い糖分に変化します。栄養価が高まるだけでなく甘さも増して、さらに味や食感がよくなります」

風邪予防だけではない美容面での効果も

風邪予防に効果を発揮するゆずとかぼちゃですが、実は美容面での効果も期待できます。望月先生に詳しくお聞きしました。

ゆずには美髪や美肌の効果も!?

前述したように、ゆずには血流改善や保湿効果を高める効果のある果物です。

そのため頭皮の血流が良くなることで育毛効果もあり、髪に潤いをもたらします」と、ゆず湯に入って温まることで美髪効果も期待できると説明しています。

また、かぼちゃは甘みが強いことから「太りやすい」というイメージを持つ方がいると思いますが、「かぼちゃは同じ量でも米よりカロリーも炭水化物が少ない上、米と同じように腹持ちが良く、ダイエットに最適です」と話します。

さらに、他の緑黄色野菜とも相性が良く「それらを一緒に蒸せば、食物繊維とビタミンCたっぷりの温野菜をたくさん摂れるので、便秘改善や美肌効果が期待できます」と説明してくれました。

かぼちゃには肌を守る成分が!?

かぼちゃは風邪予防だけでなく、肌にもやさしい食べ物です。

肌を丈夫にするβカロテンや血行促進効果のあるビタミンEといった成分には、冬に起こりやすい乾燥からお肌を守ってくれます」

かぼちゃに含まれた成分が、冬に起こりやすい肌トラブルにも効果を発揮してくれます。

また、かぼちゃは小豆との相性が良く、東北地方や北陸地方では冬至と言えばかぼちゃと小豆を組み合わせて「いとこ煮(根菜と小豆の煮物)」という料理が好まれています。

この組み合わせについて望月先生は「かぼちゃと小豆は抗酸化成分のビタミンCやビタミンE、βカロテン、ポリフェノールなどが多く含まれています。これらを一緒に摂ることで、抗老化の相乗効果が期待できます」と説明します。

寒さが厳しい地方でお肌を守るために「かぼちゃや小豆の成分によって肌が守られ、アンチエイジング効果も期待ができる」そうです。

管理栄養士がおすすめする冬至のご馳走

最後に、ゆずやかぼちゃを使って簡単にできる飲み物や食べ物を紹介してもらいました。

「ゆず風味の浅漬け」や「ゆずサワー」

子どもから大人まで、家族みんなで楽しめるのが、ゆずを使ったドリンクです。

「炭酸水にお好みの量のゆずを搾って、ハチミツをお好みの甘さに調整して加えます。これだけで、『ゆずサワー』が簡単にできます」

また、子どももサラダ感覚で食べられておすすめなのが、ゆずを使った浅漬けです。

「浅漬けにゆずの皮を削って入れるだけで、ゆずの香りで浅漬けを楽しめます。大根や人参といった根菜と合わせることで、食物繊維が摂れて便秘改善につながります。ビタミン類もたっぷり摂れるので美肌効果なども期待できます」

かぼちゃのほうとう風煮込みうどん

かぼちゃを使った料理では「ほうとう風煮込みうどん」を紹介してもらいました。

「人参や大根といった根菜や椎茸などと一緒にうどんと煮込めば、食物繊維やビタミンがたっぷり摂れ、便秘改善や美肌にも効果が期待できます」

温かいうどんで体も暖まり、代謝も上がりそうです。

まとめ

風邪予防のほかに、美髪や美肌にも効果的なゆずの成分。さらに、かぼちゃは便秘改善や乾燥肌対策にも効果が期待できることがわかりました。

今年の冬至は日曜日でもあることから、ゆっくりとゆず湯を楽しみ、家族でかぼちゃ料理を囲んで一年で一番長い夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

取材協力:管理栄養士 望月理恵子 先生

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