尿酸値を下げる3つのポイントは?アルカリ性食品や乳製品がおすすめ!

尿酸値 低い
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岡村長門先生

監修者

岡村クリニック

院長:岡村長門 先生

1996年 埼玉医科大学卒業
1997年 埼玉医科大学第一外科入局 外科研修
(一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科)終了
1999年 戸田中央総合病院心臓血管外科医として就職
2000年 埼玉医科大学心臓血管外科就職
2006年-2012年3月 公立昭和病院心臓血管外科就職
2012年4月より岡村医院、医師として勤務し現在に至る
2012年7月 岡村クリニック開院
※計15年心臓血管外科医として勤務

大学病院および関連病院において、心臓血管外科医として勤務。
外科領域のみならず内科医としての経験を生かし、循環器領域疾患を始め、患者さんがお悩みに感じることなど気軽に何でも相談できるような地域のかかりつけ医院を目指す。

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尿酸値が高いことが原因でかかる病気で代表的なのが『痛風』です。

痛風は、尿酸値を下げることで事前に予防することが可能な病気でもあります。

尿酸値が高い場合や痛風にかかった場合は、まず生活習慣を見直して尿酸値を下げましょう。

この記事では、『尿酸値を下げる食べ物や生活習慣』、『痛風』について解説します。

尿酸値を下げるには?

1.尿酸値を下げるポイント

尿酸値を下げるポイント

尿酸値を下げるためには、次の3つがポイントです。

・1日の尿量を2000ml(2リットル)以上にする

・『高プリン体』の食品(レバー類、白子、エビ、イワシ、カツオなど)を避ける 

・尿酸値を高くしやすい食品を避ける

2.尿が酸性に傾かないようにする!

尿のpHの基準値は、4.6〜7.0で、平均は6.0です。

尿が酸性に傾いていると、『痛風』『糖尿病』『尿路結石』などの病気の疑いがあります。

痛風を防ぐためには、酸性に傾いた尿のpHを正常に戻すため、アルカリ性に傾ける必要があります。

3.尿酸値を下げる食べ物

1日2リットルの水分をとりましょう

水分を積極的にとる

尿酸値を下げるためには、水分が必要です。

尿酸のほとんどは、尿から排泄されます。

先に挙げたように、2000ml(2リットル)以上の尿量を確保するため、積極的に水分をとりましょう。

糖分が含まれていない水やお茶などを1日に2リットルとるのがおすすめです。

この際、炭酸飲料やジュースなどの清涼飲料水は避けてください。

医師から水分制限を指示されている場合は、勝手に多量の水分を摂るのは危険です。必ず医師に相談しましょう。

アルカリ性でカロリーの低い食品がおすすめ

アルカリ性の食品がおすすめ!

尿のpHを正常に戻すため、アルカリ性の食品を摂取しましょう。

また、肥満も尿酸の産生を促してしまうため、アルカリ性かつローカロリーの食品がおすすめです。

ひじきやわかめ、昆布などの『海藻類』、ほうれん草やにんじん、キャベツ、なすなどの『野菜類』、サツマイモや里芋などの『イモ類』、バナナやメロンなど『果物類』をバランス良くとりましょう。

これらが毎食含まれるようにすると良いですね。

肉中心の食生活から、野菜中心の食生活へ

野菜中心の食生活に!

肉が食事の中心だった人は、この機会に野菜中心の食生活に切り替えましょう。

野菜をたくさんとりたい場合は、汁物に入れる、煮る、蒸すなどの調理で、カサが減って食べやすくなります。

毎日、コップ1杯の牛乳かヨーグルトを食べる

牛乳や乳製品も、尿酸値を下げ、痛風のリスクを抑える効果があるといわれています。

1日あたり、牛乳をコップ1杯飲むか、ヨーグルトを100〜200g食べるように心がけましょう。

4.肥満を解消し、尿酸値を下げる

内臓脂肪に注意!

尿酸値を下げるためには、肥満の解消も大切です。

内臓脂肪がたまると、尿酸血を上げる要因になる

先に解説したように、肥満も尿酸値を上げる一因です。

内臓脂肪がたまっていくと、尿酸が過剰に産生され、尿酸値を上げてしまいます

男性でウエスト周囲長が85cm以上、女性で90cm以上あると、内臓脂肪が100cm以上あるとされています。この状態は『内臓脂肪型肥満』で、減量が必要です。

週に3回、有酸素運動をする

有酸素運動をとり入れましょう

週に3回程度、有酸素運動をする機会をつくりましょう。

有酸素運動は、『基礎代謝の増加』や『インスリン感受性の向上』、『脂肪合成の酵素の抑制』、『HDLコレステロール増加』などの効果があり、太りにくい状態をつくることができます。

HDLコレステロールとは、血管内の余分なコレステロールを排除する働きを高める物質です。

そのため、HDLコレステロールが増加すると、血中脂質を減らし動脈硬化を予防して太りにくくなります

食べ過ぎや飲み過ぎに注意!

摂取エネルギーを下げることも意識してください。

減量する際は、消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る必要があります。

運動で消費エネルギーを上げるとともに、食べ過ぎや飲み過ぎには注意しましょう。

5.それでも解消しない場合、薬を使うことも

生活習慣で改善されない場合は薬での治療も

生活習慣の改善をおこなっても改善しない場合や、痛風発作を起こしたことがある場合は、『尿酸降下薬』で尿酸値を下げる治療をおこないます。

尿酸降下薬には、『尿酸生成抑制薬』と『尿酸排泄促進薬』の2種類があります。

尿酸生成抑制薬は体内での尿酸の生成を抑える薬で、尿酸生成抑制薬は尿酸を体の外へ排出しやすくする薬です。

2.痛風になってしまったらどうなるの?

1.痛風とは

痛風ってどんな病気?

痛風って?

『痛風』になると、痛をともなう『急性関節炎』が主な症状としてあらわれます。

痛風を発症する原因は、尿酸の結晶が関節内にたまることで、その背景には尿酸値が高い状態の『高尿酸血症』があります。

痛風が進行するとどうなる?

痛風は30代〜50代の中年男性に多い病気です。

進行すると、『皮下結節』や『腎機能障害』などを引き起こすおそれがあります。

『皮下結節』とは、皮膚のすぐ下に骨がある、外部から圧迫されやすい部分(ひじやひざの関節の外側・アキレス腱・後頭部など)にできる痛みもかゆみもない「こぶ」のようなものです。

2.痛風が悪化していくとどうなるのか

メタボリックシンドロームを引き起こす?

痛風が悪化して、尿酸値が高い状態が続くと、『痛風発作』を起こしやすくなります。

一般に足の親指の第一関節に、うずくような激しい痛みが起こります。

加えて、『腎機能の低下』や、『動脈硬化』『メタボリックシンドローム』『高血圧症』『脂質異常症』などの生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

また、尿酸値が高い状態で尿酸の結晶が腎臓に沈着すると、『慢性腎臓病』になることもあります。

さらに腎機能が悪化し続けると、『血液透析』が必要になります。

3.痛風を悪化させないためにできること

痛風を悪化させないために

痛風の悪化を防ぐためには、まず生活習慣を見直しましょう。

なかでも、食生活には気を配る必要があります。暴飲暴食をしている人や飲酒の機会が多い人は、食生活の改善につとめましょう。

また、運動習慣がなく、肥満傾向の人は、肥満の解消も必要です。普段の生活に運動を取り入れましょう。

まとめ

「尿酸値を下げる3つのポイント」まとめ

尿酸値を下げ、痛風を予防するには、生活習慣の見直しが欠かせません。

自分の食生活や運動習慣、肥満度について振り返り、改善することが大切です。

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