扁桃炎自体はうつらない。ただし細菌やウイルスに注意!4つの予防法とは

扁桃炎 うつる
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岡村長門先生

監修者

岡村クリニック

院長:岡村長門 先生

【職務経歴】
戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
岡村医院
岡村クリニック

扁桃炎にかかると、熱・咳・喉の腫れや痛みといった症状が表れます。

風邪にも似ているので、「うつってしまうのでは?」と心配になるかたもいるかもしれません。

この記事では、扁桃炎が人へうつるかどうかや、予防する方法について解説します。

扁桃炎はうつるの?

1.扁桃炎は基本的にうつらない

感染

扁桃炎は人にうつる病気ではありません。そのため咳やキスなどで人にうつしたり、うつされたりする心配は不要です。

その理由としては、扁桃炎の原因は主に「体内の常在菌」にあるためです。

人の体にはもともと溶連菌やブドウ球菌、肺炎球菌といった菌が存在しており、普段これらは悪さをしません。

しかし免疫力の低下や生活習慣の乱れがあると菌のはたらきが活発になり、扁桃腺に炎症を起こします。

2.ウイルスによって扁桃炎を発症することはある

菌

直接扁桃炎がうつることはありませんが、風邪・インフルエンザ・他の細菌(溶連菌や肺炎球菌など)・ウイルスに感染することで、扁桃炎を引き起こす可能性はあります。

扁桃炎がうつるというよりは、「扁桃炎の原因となる菌に感染することはある」と考えるとわかりやすいです。

3.子どもや赤ちゃんにはうつる?

子ども

扁桃炎は大人と同様、子どもや赤ちゃんもうつしたりうつされたりすることはありません。

ただし乳幼児は免疫力が低いため、様々な細菌やウイルス、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいです。

これによって扁桃炎を発症する可能性はあると言えるでしょう。

細菌やウイルスの予防対策

既述の通り扁桃炎自体はうつりませんが、その原因となる細菌やウイルスは人にうつる可能性があるので、各自で予防対策をとり扁桃炎の拡大を防ぐことが大切です。

方法としては主に4つあります。

1.手洗いうがいをする

手洗い

細菌やウイルスの感染を防ぐには、手洗いうがいが大切です。

流水で手を濡らしてから、泡立てた石鹸で手の平・手の甲・指・指の間・爪の間を洗い、しっかり洗い流しましょう。

うがいも欠かさずに行い、清潔なタオルで水気を拭き取ります。

消毒用アルコールを使うとさらに効果的

手洗いの後は消毒用アルコールを使用すると、より感染予防に効果的です。

ただしアルコールは手が濡れていると消毒効果を発揮しないので、水気をしっかり拭き取った後での消毒が重要です。

2.予防接種を受ける

予防接種

インフルエンザや肺炎球菌などは予防接種を受けられるので、積極的に受けて感染から身を守ることが大切です。

ただし予防接種には100%の予防効果はなく、少なからず感染する可能性はあります。

とはいえ感染したとしても重症化は防げるでしょう。

3.生活習慣を見直す

生活習慣

扁桃炎の主な原因は免疫力の低下です。これを防ぐには、次のように生活習慣を見直すことが大切です。

栄養バランスのとれた食事を

一汁三菜を基本に、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

次のようにバランスの良い食事を腹八分程度に摂ることで、免疫力アップにつながります。

  • ご飯
  • 野菜や海藻をたっぷり入れた汁物
  • 肉・魚・卵・大豆製品などを使ったおかず

しっかり睡眠を

一日の疲れをとるには、しっかり眠ることが大切です。

睡眠時間が短いと疲れがとれず、脳や体の回復力が低下するため免疫力が下がります。

睡眠前はスマホやパソコンなどのブルーライトを避け、リラックスできる環境を作りましょう。

こまめにストレス発散を

ストレスは自律神経を乱し、免疫機能を低下させます。

適度な運動や趣味に没頭する時間をつくるなど、リフレッシュできる機会を設けましょう。

4.乾燥を防ぐ

乾燥

室内を適度な湿度に保つ

室内が乾燥していると、ウイルスや細菌が舞いやすい環境になります。

加湿器を使用するなどして、部屋の湿度を40~60%前後に保てるとベストです

喉を乾燥させない

喉の乾燥も、ウイルスや細菌の繁殖を誘発します。

これを防ぐためにはマスクを着用する、こまめに水分補給するなどの工夫が大切です。

特にエアコンの効いた室内では加湿器を使用していても、思った以上に空気が乾燥していることがあるので、就寝時にマスクを着用することもおすすめです。

口呼吸をしない

口呼吸の習慣がある方も注意が必要です。

口呼吸はダイレクトに空気を喉に送り込むため、喉を乾燥させやすく扁桃炎の原因菌を増殖させることがあります

なるべく意識的に鼻呼吸を心がけ、乾燥を防ぎましょう。

扁桃炎が治るのにかかる期間は?

治癒

早めに治療を行えば、1週間~10日程度で治ります。

しかし症状が風邪などと似ているため見過ごしてしまうと、悪化して治療が長引く恐れもあります。

細菌による扁桃炎の場合は、抗生物質を服用後おおよそ2日以内に熱は下がるとされています。ウイルスが原因の場合は、1週間ほど続く場合もあります

まとめ

風邪と間違えやすい扁桃炎ですが、人から人へうつる心配はありません。

しかし扁桃炎の原因となる風邪やインフルエンザ、細菌、ウイルスなどは人から人へうつるものです。

日頃から食事や睡眠に気を遣って免疫力を高め、感染予防に努めましょう。

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