喉が痛いとき…どう対処する!?これ以上ひどくなるのを防ぐ方法を医師が解説

喉が痛い 対処
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岡村長門先生

執筆者

岡村クリニック

院長:岡村長門 先生

1996年 埼玉医科大学卒業
1997年 埼玉医科大学第一外科入局 外科研修
(一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科)終了
1999年 戸田中央総合病院心臓血管外科医として就職
2000年 埼玉医科大学心臓血管外科就職
2006年 公立昭和病院心臓血管外科就職
2012年 岡村医院、医師として勤務し現在に至る
2012年 岡村クリニック開院
※計15年心臓血管外科医として勤務

 

大学病院および関連病院において、心臓血管外科医として勤務。
外科領域のみならず内科医としての経験を生かし、循環器領域疾患を始め、患者さんがお悩みに感じることなど気軽に何でも相談できるような地域のかかりつけ医院を目指す。

朝起きると喉が痛い、イガイガするなどの症状があると日常生活にも影響が出てしまいます。

喉は食べ物や空気が通る道であり、外の空気にさらされることが多い場所です。

炎症が起きていると、赤くなり、腫れたり、痛みが出たりといった症状が表れます。

こうした症状がひどくならないようにするための対処法を紹介していきます。

目次

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喉が痛いときの対処法は?

喉に炎症が起きるとどうなる?

喉に炎症が起きることによって、痛みを感じるようになります。この他にも、違和感がある、息がしにくい、声がかれる、せき、痰が出るなど、さまざまな症状があります。

炎症が起きると、神経が刺激されることによって痛みとなります。腫れが強くなってしまうと、気道がふさがり、呼吸困難を起こすことがあります。

また、場合によっては扁桃腺周囲に膿がたまってしまうなどの症状が表れることもあるため、十分な注意が必要です。

喉の痛みを放置して膿がたまると、リンパ節にまで細菌やウイルスが入り込むことで重症化してしまう恐れがあります。

早めに耳鼻咽喉科もしくは内科、小児であれば小児科を受診するようにしましょう。

喉の痛みに効く市販薬は?処方薬と違う点

喉の痛みに効くといわれる市販薬は、さまざまな種類が販売されています。これらの製品には、トラネキサム酸やカンゾウ乾燥エキスとよばれる、抗炎症成分が配合されています。

細菌の種類によって選択される抗生剤や強い薬であるステロイド剤などは処方せんが必要な医薬品(処方薬)となります。

喉の痛みの場合は市販薬を用いて症状を緩和できることがありますが、原因となるものが細菌だった場合は、殺菌しなければなかなか治らないこともあります。

そのため、2週間程度様子をみて、症状が改善しない、治りにくいと感じることがあれば病院を早めに受診しましょう。

受診を考えたほうが良いと思われる症状

・膿(うみ)がある(喉の奥に白い斑点が見える)とき
・声がかれた(嗄声症状あり)まま改善しないとき
・食べ物や飲み物でむせるとき
・飲み込むときに我慢できない強い痛みがあるとき
・喉の違和感や異物感があるとき
・痰に血が混じるとき(痰の色が茶褐色〜赤色)
・呼吸が苦しいとき
・39度以上の発熱を伴うとき
・市販薬を使用しても改善しないとき

喉スプレーの効果と正しい使い方

喉にいろいろなウイルスや病原菌がついているとき、急性炎症が原因で痛みを伴います。その場合は、喉にいる原因菌を殺菌することが効果的といわれています。

喉スプレーは、口を開けて喉の患部に直接、殺菌成分を吹きかけることで殺菌する薬です。喉スプレーは市販薬としても購入が可能です。

喉の痛みのための薬は、風邪薬の内服薬やうがい薬などさまざまな種類が販売されていますが、痛い部分に直接消炎薬を届けるスプレーは、のど飴のようにずっと舐めておく必要がない、仕事の合間などでもすぐ使える、といったメリットがあります。

使う際にはアレルギーにも注意を

使い方としては、1日数回、直接患部にスプレーします。ヨウ素の殺菌作用を利用した商品が多いため、ヨウ素にアレルギーがある場合は使用できないので注意が必要です。

症状を和らげる働きがあるといわれていますが、病気の治療効果は実証されていないため、数日使用を続けてもなかなかよくならない場合は、使用を中止して、病院を受診するほうがよいでしょう。

うがい薬と比較すると濃度が高く、正常な粘膜まで傷めてしまう可能性があるため、注意事項をよく読み、用法をよく守って頻回の使用は避けるようにしましょう。

うがい薬の効果と正しい使い方

うがい薬を用いてうがいを行うことで、口腔内や喉の殺菌、消毒、口臭の除去などの効果が期待できます。

ただし、強い殺菌効果により常在菌まで排除してしまい、バリアが崩れてしまうともいわれています。

風邪の予防のためには、水うがいで十分といわれていますから、喉が痛いときに使用するようにしましょう。

のど飴について

のど飴も咳や痰などをおさえる作用がありますが、成分などによって食品に分類されるものと、医薬品・医薬部外品に分類されるものがあります。

食品に分類されるのど飴はいわゆるお菓子のキャンディと同じなので、舐めても喉が潤う程度で効果は認められません。

それに対して医薬品や医薬部外品ののど飴は、成分による効果が認められていますので、喉が痛いときには医薬品や医薬部外品の商品を選ぶと症状が和らぐ可能性があります。

自分でできる喉の痛みの改善法

ここでは、自分で行える喉の痛みを改善するポイントを紹介していきます。

十分な保温、加湿を行う

喉元をしっかりと温めたり、マスクを使用したりするなどして鼻腔、口腔の湿度を確保する。

飴をなめる場合は、医薬品・医薬部外品ののど飴を選ぶか、食品ののど飴であれば喉を潤すことはできる。

十分な水分を摂取する

スポーツドリンク、経口補水液なども使用しつつ、水分摂取をしっかりとする。

うがいをしっかりと行う

できればうがい薬を使用してしっかりとうがいを行う。どうしてもうがい薬に抵抗があれば、緑茶などカテキンを含むものでうがいをする。

薬剤などを適切に使用する

消炎作用のある市販薬を活用する他、喉スプレーやのど飴(できれば医薬品、医薬部外品なども使用してみる)をなめるなどして対応する。

その他

冷えないように首元を温める、辛いもの、熱いものといった喉に刺激のある飲食物を避ける、喫煙者は禁煙するなど喉の症状を悪化させないように注意しましょう。

ここで紹介した方法で改善が得られなければ、早めに受診することをおすすめします。

まとめ

喉は外の空気に触れる部分であるため、大気中のウイルスや細菌によって炎症を起こしやすいところです。健康であれば粘膜が保護しているため、細菌やウイルスが侵入しないように守っています。

しかし、痛みが出た場合は、細菌に感染している可能性があります。市販薬で症状を緩和することができますが、ひどくなると重症化することがあります。

なかなか治らないときは早めに病院を受診しましょう。

 

執筆者:岡村クリニック 岡村長門 先生

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