なぜ?靴擦れがかゆい!原因や対処法を解説。水ぶくれはつぶさないで

靴擦れ かゆい
yoshie_hashizume

監修者

オバジクリニックトウキョウ

院長:コッツフォード良枝 先生

2007年 山梨大学医学部卒業
国際医療センター国府台病院で初期研修の後、日本医科大学麻酔科学講座に入局
2011年より皮膚科、美容皮膚科に転科し現在はオバジクリニックトウキョウ院長に至る。

足の大きさに合わない靴を履いたり、足の形に合っていない靴を履いたりして、靴と足の間が擦れて傷ができる『靴擦れ』。

ほかにも、新品の履きなれてない靴や、裸足で靴を履くことで生じることもあります。

この記事では、痛みやかゆみをともなう『靴擦れ』の原因や対処法について解説します。

靴擦れについて

1.靴擦れとは?

靴擦れ 痛い

大きさや形などが足に合わない靴を履くことで、足と靴の間が擦れ合い、足の皮膚が傷つくことを『靴擦れ』といいます。

靴擦れは、だれにでも起こる可能性があるものです。

かゆみ・痛み・炎症などをともない、ひどい場合は全身に広がることもあります。

2. 靴擦れの原因

原因はさまざまですが、おもに以下のような場合が考えられます。

原因がどこにあるのか振り返り、治療をおこなうことも大切です。

・外反母趾(ぼし)など足の形が変形している場合

・新品の履きなれてない靴を履いた場合

・歩き方、姿勢が悪い場合

・裸足で靴を履いた場合

3. 靴を履くときに気をつけたいこと

自分に合った靴

靴を選ぶときは、足の形に合ったものを選びましょう。もし合っていない場合は、中敷きなどで調節しましょう。

靴を履くときは、厚手の靴下をはく、裸足(はだし)で履かないなど、予防に努めることが大切です。

靴擦れによるかゆみの原因

1.靴擦れでかゆくなるのはなぜ?

傷を治すためのはたらき

体は、靴擦れによる傷を治そうと、血小板などのあらゆる細胞を集め、傷の修復をうながす細胞を成長させる因子を分泌します。

ジュクジュクした液は皮膚の再生をうながすもの

細胞を成長させる因子は、皮膚から出るジュクジュクとした透明の液体(リンパ液)に含まれています。

リンパ液は、健康な皮膚には刺激となるため、傷口の周りにかゆみが起こりやすくなります。

また、膿(うみ)とはちがい、粘りやにおいなどがなく、色もありません。

2.傷口がかゆい場合

水ぶくれはつぶさない

かゆみがほかの部分に広がるのはなぜ?

傷をかいてしまうと皮膚に傷ができ、皮膚の中にあったリンパ液(水ぶくれ)が漏れ出てきます。このリンパ液がほかの部分に広がり、かゆみを起こしていると考えられます。

水ぶくれを破いてしまうと症状が悪化!

また水ぶくれを破いてしまうと、そこから菌が皮膚に入り込むことがあります。すると、傷口に細菌が入り込んだことで炎症をおこします。

この症状を化膿(かのう)といい、さらに傷を悪化させることになります。

かゆみがあっても、なるべくかかないこと

かゆみがあっても水ぶくれを破かないように注意することが、早く治すことにつながります。

3.治りかけでかゆい場合

皮膚の修復によるかゆみ

皮膚の傷が治ってくると、真皮(表皮の内側にある皮膚の一部)の修復がおこなわれます。

真皮には神経があるため、痛みやかゆみを感じやすくなり、治りかけにかゆみが出てきます。

傷口はかかないように注意!

傷口が乾燥していると、かゆくなることがあります。そこでまたかいてしまうと、再び傷ができて以前の状態に戻ってしまいます。

そのため、傷口をかかないようにすることが大切です。

かゆくて仕方ない!靴擦れの対処法

1. 自分でできる対処法

絆創膏 保護

靴に傷口が当たることで起こるかゆみの場合

靴に傷口が当たってかゆいのであれば、絆創膏などで保護するとかゆみが治まることがあります。

水ぶくれがかゆい場合

水ぶくれは潰さないことが大切です。絆創膏などで保護し、なるべくさわらないように注意しましょう。

皮膚の炎症を抑える軟膏を塗っておくと、炎症の痛みやかゆみを抑えることができます。

乾燥によるかゆみの場合

乾燥が原因であれば、かゆみが強い部分に保湿剤や馬油を塗るとよいでしょう。

塗ったところを絆創膏で保護すると、かゆみが治まってきます。

炎症を起こしているかゆみの場合

炎症して熱を持っている状態であれば、冷やすことで一時的にかゆみを抑えることができます。

それでも症状が治まらないようであれば、早めに病院を受診しましょう。

2.靴擦れは皮膚科を受診するべき?

皮膚科を受診するべき?

水ぶくれがあっても破けていなければ、様子をみてOK

水ぶくれがあっても破けていない場合は、自宅で様子を見て自然に治癒するのを待っていても大丈夫です。

傷が化膿している場合は病院へ

患部が化膿してしまった場合、体全体に症状が広がってしまうこともあります。

自己判断せずに、早めに皮膚科を受診することが改善につながります。

すぐに受診できないときの対処法は?

受診するまでの間は、患部を水洗いしてから清潔なガーゼで覆い、細菌感染させないようにしましょう。

3.皮膚科でおこなう、靴擦れ治療

湿潤療法

傷口を乾燥させずに治す「湿潤療法」が基本

傷口を乾燥させずに治す『湿潤療法』という方法が、皮膚科での適切な措置となります。

『湿潤療法』とは、ケガした部分を消毒せずにパッドやシートでしっかり覆い、傷を治そうとして出てくる体液を逃さずに治癒していく治療法です。

化膿してしまった場合の治療法

患部が化膿し、症状の広がりがみられる場合は、傷の治療だけでなく薬の服用などの治療が必要になることもあります。

4.靴擦れによる傷を治す!おすすめの食事

ビタミンC

皮膚や粘膜を健やかに保つ『ビタミンC』を食事に取り入れましょう。

「ビタミンC」で皮膚と粘膜を補強

ビタミンCは、細胞と細胞をつなぎ隙間を埋めてくれるコラーゲンを合成します。コラーゲンは、皮膚や粘膜、血管、骨を強くしてくれます。

ビタミンCの効果的なとり方は?

果物(いちご、キウイなど)、野菜(赤ピーマン、ブロッコリーなど)、いも類(さつまいもなど)を摂ることをおすすめします。

まとめ

一度靴擦れが起こると、同じ場所で再び靴擦れを起こしやすくなります。かかとや小指など、靴擦れが起こりやすい場所にはあらかじめ絆創膏を張ると予防につながります。

また、靴選びや靴の履き方にも気をつけましょう。

もし、靴擦れになった場合は、あまりかかずに適切な処置するようにしましょう。

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