RSウイルスの治療法について。使う薬と副作用は?食事はどうする?

RSウイルス 治療
武井智昭先生

監修者

なごみクリニック

院長:武井智昭 先生

平成14年に慶應義塾大学医学部卒業

『RSウイルス』は、2歳までの子どもに感染しやすい病気です。

感染すると、発熱・せき・鼻水・ぜいぜいという呼吸音などの症状があらわれます。

しかし、かぜと症状が似ているのに加えて、それほど知られている病気ではないため、病院の受診や治療が遅れてしまうことも珍しくありません。

この記事では、RSウイルスの治療法や、薬の副作用、治療中に家で気をつけることなどについて解説します。

RSウイルスの治療の前に

1.RSウイルスへの感染が疑われたら、病院へ

RSウイルス 治療

RSウイルスは、かぜと似た症状があらわれます。そのため、自己判断は禁物です。

必ず病院を受診し、RSウイルスに感染している可能性や、呼吸状態について医師の診断を受けましょう。

2.RSウイルス潜伏期間と治療期間

RSウイルスの潜伏期間は2〜5日程度で、発症してから完治までには1週間から2週間程度かかります。

ただ、重症化した場合は、完治までにかかる時間がこれよりも長くなります。

3.RSウイルスへの感染を調べる検査

RSウイルスへの感染を調べる検査

RSウイルスへの感染を調べる場合、RSウイルスの『抗原検出キット』を用います。抗原検出キットは、綿棒で鼻の粘膜を採取し、試薬を使って調べるものです。

抗原検出キットに保険が適用されるのは、以下の場合のみになります。

・1歳未満の赤ちゃんに感染が疑われる場合

・入院が必要な状態になっている場合

RSウイルスの治療法とは?

1.症状を緩和させる『対処療法』が中心

症状を緩和させる『対処療法』が中心

RSウイルスは、ウイルスを殺す薬は開発されていません。そのため、症状を緩和することで病気の改善をはかる『対処療法』をおこないます。

具体的には、RSウイルスを発症した場合に多く見られる発熱・ぜいぜいとした呼吸音・呼吸困難などをやわらげる治療です。

2.大人が感染した場合の治療は?

大人が感染した場合、ほとんどが軽いかぜのような症状なので、特に治療は必要ありません。

市販薬でも大丈夫ですが、症状がひどい場合や1週間たっても治らない場合は病院へ行ってください。

高齢者の場合は、他の病気とも合併しやすいので早めに病院で見てもらったほうがよいでしょう。

3.RSウイルスの治療に使う薬について

RSウイルスの治療に使う薬は?

治療には、どんな薬を使う?

RSウイルスに感染すると、多くの場合発熱をともないます。そのため、まずは『解熱剤』を用いて熱を下げるようはたらきかけます。

そのほか、ぜいぜいとした呼吸音や呼吸困難には、『気管支拡張剤』『去痰剤(きょたんざい)』などを使います。

去痰剤とは、病原体や異物を「痰」や「鼻汁」によって体外へ排出させ、気管支の炎症・喘息・慢性副鼻腔炎などの症状をやわらげる薬です。

薬の副作用について

治療には、乳幼児に合わせた薬が処方されます。そのため、副作用が生じることはほとんどありません。

まれに、『発熱』や『発疹』がみられることもあります。

RSウイルス治療中に自宅で気をつけること

治療中の食事は?

1.脱水症状に注意!

基本的には、かぜをひいたときと同じ対処の仕方でかまいません。発熱による脱水症状を防ぐため、水分補給をこまめにおこないましょう。

2.治療中の食事はどうする?

食事をとれそうな様子であれば、栄養バランスを考えながら、食べさせてあげましょう。

おすすめなのは、卵とネギを入れたおかゆやうどんです。

まとめ

まとめ

RSウイルスは、2歳までの子どものほぼ全員に感染します。

とはいうものの、病院で適切に治療を受ければ、後遺症もほぼ無く、治癒へと向かうことがほとんどです。その後何度も再感染をくり返し、免疫ができることで、症状は弱くなっていきます。

大人になると、軽いかぜ程度の症状ですむことが多いです。

子どもにRSウイルスへの感染が疑われる場合は、まず病院を受診し、治療を受けることが大切です。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連記事

お近くの小児科を検索!

ネット受付・予約もできる

病院検索サイト

ご自宅や職場の近くで小児科を探したいときは、検索サイト『EPARKクリニック・病院』を使ってみてください。口コミやクリニックの特徴を確認することができます。

EPARK
  • 科目をしぼって簡単検索♪
  • 充実の医院情報満載!
  • 待ち時間を削減!Web受付にも対応!

小児科一覧へ!