夏のプール開きで注意!感染症にかかるのを防ぐには?

プール開き
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保育園や幼稚園、学校ではプール開きが始まっています。梅雨が明けて本格的な夏の時期になると、子どもたちにとっては楽しいシーズンですが、親は子どもがプールで感染しやすい病気についてチェックしておく必要があります。

プールで感染しやすい理由は?

外気温が30度を超える真夏日や35度を超える猛暑日になると「身体の冷え」を意識することは少ないのですが、実際は注意が必要な場面もあります。

そのうちの1つがプールです。プールでは冷たい水で体温が奪われるほか、衛生面でも感染症にかかりやすくなります。

医療法人 小田原博信会の理事長であり、久野銀座クリニックの院長・岡村信良先生に「感染症」について伺いました。

「プールという場所は湿度が高く雑菌が繁殖しやすい環境であるほか、不特定多数の人が入るため、大腸菌や真菌などの菌類やウイルス、微生物が増殖しやすい環境であり、さまざまな雑菌が潜んでいる可能性があります」

では、どんな場所に菌が増殖してしまうのでしょうか。

プールで感染するリスクの高い場所については「床や足ふきマットに素肌で触れることや、水が目や口の粘膜に触れること、水を飲んでしまって体内に水が入ったりすることで感染することもあります」

また、プールでの運動量にも原因があるといえます。

「子どもの場合は、体力や免疫力が低いことが原因で、微生物によってさまざまな感染症にかかるリスクが高まります」

プールは体力を消耗しやすい場所でもあることから、感染リスクも高まるというわけです。

「(プールでは)意外にも汗をかき、体内の水分量が減ることもあるので、水分摂取は心がけた方がよいでしょう」

プールで感染する病気

プールで感染する感染症には、主に3つの病気が挙げられます。通称「プール熱」と呼ばれる「咽頭結膜炎」や「手足口病」、そして「ヘルパンギーナ」です。それぞれの感染症の症状は下記のようなものになります。

プール熱(咽頭結膜炎)

アデノウイルスが原因の発熱、咽頭炎、結膜炎を特徴とする感染症です。のどと目が赤くなります。発熱が10日間程度続くことがあるほか、だるさや腹痛などの症状が出ることもあります。

手足口病

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスを原因とする感染症です。手足やのどに水疱が出るほか、発熱することもありますが、1~2日で熱が下がるのが特徴です。

ヘルパンギーナ

手足口病と同じくコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症です。発熱に加え、のどに水疱ができるという特徴があります。

予防と対策

プールで感染しやすい病気の予防法や対策はどうしたらよいのでしょうか。

まず、プールに入るかどうかの判断基準について、上述の岡村先生は「体力がいつもより落ちているときは、さらに感染症にかかりやすくなります。お子さんがいつもと比べて少しでも体調が違うようであれば、ブールは避けた方が望ましいといえます」

また、問題なくプールに入れたとしても、その後、プールから出た後でも注意を払う必要があります。

「プールの後は、清潔な水でのうがいや手洗い、洗眼、シャワーを十分に行うこと。体を拭くタオルは他の人と共有しないで、専用のタオルでしっかりと体を乾かすことが大切です」

 

楽しいはずのプールで子どもたちが感染症にならないよう、保護者が感染症について意識し、子どもの体調にも気を配ることが重要です。

また、厚生労働省や自治体が発信している感染症情報をチェックし、情報を得ることも対策につながります。

 

取材協力:医療法人 小田原博信会 理事長 久野銀座クリニック院長・岡村信良先生

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