プール熱の治療とかかる期間について。検査法は?出席停止はいつまで?

プール熱 治療
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武井智昭先生

監修者

なごみクリニック

院長:武井智昭 先生

平成14年に慶應義塾大学医学部卒業

6月頃から感染者が増え始め、7月から8月にピークを迎える「咽頭結膜炎」をご存知ですか?

プールに入る季節に流行し、水を介して感染することから「プール熱」とも呼ばれています。

この記事では、お子さんがプール熱にかかったときの検査や治療、注意点についてまとめています。

プール熱ってどんな病?

水泳

 

アデノウィルスに感染して起こる病で、プールで水を介して感染することが多いことが特徴です。

手足口病とヘルパンギーナと並んで『子どもの三大夏風邪』とも言われています。

それほど、夏の時期に子どもかかかる可能性の高い病です。

プール熱の検査法は?いつ受けるべき?

1.検査はいつ受けるべき?

時計

 

発熱など、プール熱が疑われる症状を発症してから24時間経過後に検査をすることが望ましいとされています。

なぜなら、発症直後は感染していたとしても、陽性にならず陰性になるケースがあるからです。

「周囲で流行っているから確認したい」というような場合、発症前に検査をしても結果に期待ができません。

アデノウイルスは潜伏期間が5-7日と長いことがその理由です。

2.プール熱の検査方法

周囲でプール熱が流行っている場合

周辺環境でプール熱が流行っていないかということも重要な判断材料のひとつです。

そのほかにも、高熱喉の症状目やにや充血など、プール熱の主症状がある場合にはこの病が疑われます。

これらをもとに、検査をしなくても診断されるケースがあります。

迅速検査キット

上咽頭や目の粘膜を綿棒でこすり、感染の有無を確かめます。

結果が出るまでに時間がかからないものの、検査の精度がやや下がるのが特徴です。

血液検査

血液検査

2週間あけて2回行います。

1回目と2回目で抗体が上がっているかを確認します。

検査結果までに時間を要しますが、検査の精度が高く信頼性があります。

迅速検査キットと比較すると実用的ではないので、実際には実施されないことが多いようです。

プール熱の治療方法とかかる期間について

1.プール熱の治療

薬

アデノウィルスを根本から治療する薬がないため、プール熱の特効薬はありません。

治療は症状によって行います。

喉の痛みにはこう炎症剤高熱が続き苦しんだり、夜眠れなかったりする場合には解熱剤を使用します。

脱水症状にならないように水分をしっかりと摂るように心がけ、自宅で安静に過ごしましょう。

2.プール熱の治療にかかる期間

子どもの場合

症状によって治療にかかる期間は変わってきます。

喉の痛みや結膜炎などは1週間から2週間程度で治まると言われています。

発熱は、長いと5日間ほど続くことがあります。

『五類感染症』に指定されているので症熱が下がってから2日間過ぎるまでは出席停止となります。

熱が下がっても安心せずに、自宅で様子を見るようにしましょう。

五感染症法とは

五感染症法

国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民や医療関係者等に提供・公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症です。

症状の重さや感染力などから一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症、五類感染症に分類されています。

そのほかにも、指定感染症や新感染症を加えた7種類に分類され、世界における感染症の流行状況に迅速に対応しています。

大人の場合

3から5日で症状が治まるなど、子もより軽症で終わるケースが多いようです。

子どもと同様に薬はありません。

重症化し、胃腸炎・呼吸器感染症・出血性膀胱炎になると改善するまでの期間が長くなることもあります。

症状が落ち着くまで安静にしましょう。

3.日常生活で注意すること

自宅安静

自宅で気を付けること

アデノウィルスには特効薬がないため、自宅で安静にすることが重要です。

重症化やまれに呼吸器障害・細菌の二次感染を引き起こすことがあるので注意が必要です。

「高熱が続く」「ぐったりしている」「水分を受け付けない」などの症状がある場合には、再受診をおすすめします。

感染に注意

症状が治まってからも喉から2週間、便から30日間ウィルスが排泄されると言われています。

子どもの便の後始末や、咳込むことによる飛沫感染には十分に注意しましょう。

また、感染拡大を防ぐためにもマスクを着け、タオルなどの共有は避けましょう。

食事のポイント

アイスクリーム

喉の痛みが強く、食べ物を受け付けないときには、ゼリーやプリン、アイスクリームなどののど越しが良くて食べやすいものを選ぶようにしましょう。

熱いものも喉に刺激を与えるので、おかゆやみそ汁はよく冷ましてから与えるようにします。

水分補給をしっかりと

食事がとれず、水分だけを摂る場合には塩分が含まれていてイオンバランスが調整されている経口補水液を与えましょう。

しっかりと水分補給をすることで脱水症予防に努めましょう。

まとめ

プール

プール熱の感染者の約7割が子どもと言われています。

しかし、大人も感染することがあるので十分な注意が必要です。

学校と違って出勤停止という義務はありませんが、アデノウィルスは症状が治まっても、長くて1か月は体内にウィルスがいるとされています。

他人にうつさないためにも「マスクをする」「タオルは共有しない」などの注意が必要です。

特効薬はなく、自然治癒を待つしかないことから、日頃から治癒力や免疫力を高めるよう心がけましょう。

 

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