咽頭炎にかかったときの症状とは?治すための食事や、原因を解説!

咽頭炎 症状
白畑敦先生

監修者

横浜旭中央綜合病院

白畑敦 先生

平成14年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
平成16年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
平成18年6月  幕内会 山王台病院 外科
平成19年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
平成20年6月  関東労災病院 外科
平成21年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
平成24年10月   横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師

咽頭は、体にとって大切な『呼吸』にかかわる器官のひとつです。

その咽頭に炎症が起こる『咽頭炎』は、重症化すると他の病気を引き起こすこともあります。

この記事では、急性咽頭炎と慢性咽頭炎それぞれの症状や原因、おすすめの食べ物について解説します。

咽頭炎について

1.咽頭炎って、どんな病気?

『咽頭炎』とは、のどの一部である『咽頭』におこる炎症のことです。

咽頭は、鼻腔・口腔から食道の上部にかけての部分で、食べ物と鼻から入る空気の通り道です。そのため外気に含まれるウイルスや細菌に、常にさらされている状態です。

咽頭炎は『急性咽頭炎』と『慢性咽頭炎』の2つに分けられます。

咽頭炎 症状

急性咽頭炎

急性咽頭炎は、かぜ症状のひとつとしてあらわれます。咽頭粘膜全体に炎症が起こります。

慢性咽頭炎

慢性咽頭炎は、症状が長引くのが特徴です。近年、かかる人が増えきています。

2.咽頭炎の原因

急性咽頭炎の原因は、ウイルスや細菌

咽頭炎 症状

急性咽頭炎の原因は、『ウイルス』や『細菌』の感染です。

インフルエンザやかぜなど、呼吸器の通路に起こる『気道感染』の初期症状であることが多いです。

慢性咽頭炎の原因は、生活習慣や環境

咽頭炎 症状

慢性咽頭炎の原因は、『たばこ』や『アルコール』などの生活習慣、『ほこり』や『自動車の排気ガス』などの環境が主です。こうした持続的な刺激によって、慢性咽頭炎を発症します。

また、急性咽頭炎をくり返すことでかかるケースもあります。

咽頭炎はどんな症状がでるのか

1.急性咽頭炎の症状

初期~中期の症状

嗅腺咽頭炎の症状があらわれるのは、咽頭の中でも特に『上咽頭』です。上咽頭は、鼻と咽頭との境界付近で、鼻呼吸の通り道にあたります。

急性咽頭炎にかかると、まず上咽頭に、『痛み』や『いがらっぽさ』などの刺激症状があらわれます。つづいて、『乾燥』を感じ、唾液を飲み込むと『のどのつかえ』を感じることもあります。

咽頭炎 症状

咽頭全体に炎症が広がったときの症状

症状が進行し、咽頭全体に炎症が広がると、食べ物を飲み込むときに痛みを感じるようになります。これは『嚥下痛(えんげつう)』と呼ばれます。

嚥下痛は、食べ物の通路である『下咽頭』で生じます。下咽頭は、気管の後方にあり、食べ物を飲み込む『嚥下作用』をもっています。

加えて、『発熱』や『全身倦怠感』、『食欲低下』などのかぜ症状もみられます。その後、『せき』や『たん』も生じます。細菌感染が副鼻腔にまで広がると、『黄色い鼻水』が出るようになります。

2.慢性咽頭炎の症状

咽頭炎 症状

慢性咽頭炎の場合は、『常にのどがいがらっぽい』、『乾燥を感じる』などの症状があらわれます。

のどは赤みを帯びてやや腫れています。また、のどに『ぶつぶつ』ができたり、『苦い分泌物』が出たりすることもあります。

3.咽頭炎とかぜとは違う?

急性咽頭炎は、かぜ症状のひとつです。

一方で、慢性咽頭炎は先に解説したように、生活習慣や環境が原因で生じるため、かぜとは異なります。症状が2週間たっても治まらない場合は、慢性咽頭炎の可能性があります。

4.咽頭炎は他の人に感染する?

急性咽頭炎は、感染することがある

急性咽頭炎は、先に解説したように、ウイルスや細菌が原因です。そのためかぜと同じく、せきなどでうつることがあります。急性咽頭炎にかかったら、マスクをつけ、他の人にうつさないようにしましょう。

慢性咽頭炎は、感染しない

慢性咽頭炎の場合は、他の人へ感染しません。

咽頭炎になったときの対処法

1.急性咽頭炎の対処法

まずは、うがいをして安静に過ごす

咽頭炎 症状

急性咽頭炎にかかったら、うがいをして安静にしましょう。症状が軽ければ、これで落ち着くことが多いです。

発熱や、食事の際の痛みがあれば病院へ

発熱や、食べ物を飲み込むときの痛みがある場合は、『内科』や『耳鼻いんこう科』の受診をおすすめします。

病院では『抗生物質』や、それが効かない場合は、症状に応じて『解熱剤』などが処方されます。

高齢者でたんが切れなくて苦しい、という場合は『吸入治療』をおこなうこともあります。

自宅では、水分やミネラルの補給を心がける

咽頭炎 症状

病院へ行った後、自宅では『水分』や『ミネラル』の補給につとめましょう

発熱すると、汗をたくさんかくので、水分が不足しがちです。

また、食欲が低下しているときは、消化のよいものを摂るようにしてください。野菜をたくさん入れた温かいスープなどで、水分とミネラルを補給するとともに、体を温めゆっくり休息をとりましょう。

2.慢性咽頭炎の対処法

のどの痛みやせきが長引くときは病院へ!

のどの痛みや、せきなどの症状が長引く場合は、病院を受診しましょう。

病院では、『炎剤』や『抗生剤』を霧状にして患部に吹き付けたり、『塩化亜鉛』という薬をぬったりして治療します。

たばこやアルコールなど、刺激になるものを避ける!

慢性咽頭炎の場合は、たばこやアルコール、排気ガスなどの刺激になるものを避けることが大切です。うがいもこまめにして、口腔内を清潔に保ちましょう。

3.のどを守る!おすすめの食事について

咽頭炎 症状

粘膜にはたらきかける「ビタミンA(β-カロテン)」「ビタミンB

咽頭炎にかかったときは、粘膜を健康に保つ『ビタミンA』や『ビタミンB群』の摂取がおすすめです。

ビタミンA(β-カロテン)を多く含む食品は、レバーやにんじんなど、ビタミンB群を多く含む食品には牛乳やヨーグルト、納豆などです。

リンパ球のはたらきを助ける「ビタミンC

また、ウイルスと戦う『リンパ球』のはたらきを助ける『ビタミンC』をとると良いですね。

ビタミンCを多く含む食品は果物やブロッコリーなどです。

まとめ

ひどくなると、扁桃炎や中耳炎を引き起こす!

咽頭炎は、ひどくなると『扁桃炎』や『中耳炎』を引き起こすこともあります。

のどの調子が悪いときは、こまめなうがいを

悪化を防ぐため、のどに不調を感じたら、こまめにうがいをおこないましょう。普段からうがいを習慣づけておくことで、咽頭炎の予防にもなります。水うがいでも十分ですが、殺菌効果を高めたいときは、緑茶でうがいをすることもおすすめです。

しっかり休息をとることも大切

また、なるべく疲れやストレスを溜めないようにして、ゆっくり休むことが大切です。バランスの良い食事をとり、休息につとめましょう。

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