冬場はノロウイルスに注意!予防のために必要な”免疫力”を高める対策

ノロウイルス_予防
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2006年 北里大学大学院卒
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

早期発見、早期治療を心がけ、健康で心豊かな人生を歩んでいただくことを願っており、内科・消化器内科を中心に幅広い情報の発信に努める。

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ノロウイルスがこれからピークを迎えつつあります。感染を防ぐには手洗いの徹底はもちろん、食品を取り扱う際には十分な注意が必要です。

年間で食中毒を起こした患者さんの約半分がノロウイルスの感染によるものだそうですが、その中の約7割が冬場の11月~2月に発生しているため、この時期は特に注意が必要のようです。

【参考】ノロウイルス対策(首相官邸ホームページ)

ノロウイルスに苦しまないためにも、自分自身でしっかりと対策を取りましょう。

医療法人 小田原博信会の理事長であり、久野銀座クリニックの院長・岡村信良先生に、予防の仕方を含めノロウイルスについて詳しくお聞きしました。

ノロウイルスを予防するためには何が必要なのか?

ノロウイルスは、子どもからお年寄りまで発症する可能性のある急性胃腸炎のことで、幅広い年齢の方が注意を払う必要がある感染症です。

冬に感染しやすいことについて岡村先生は、「ウイルスが乾燥や寒さに強いことから冬に活動を活発化し、感染が拡大するといわれています」と、ノロウイルスの流行時期にあたる冬は、十分な警戒が必要だそうです。

マイタケがノロウイルスに効果的!?

ノロウイルスに感染しないためには、免疫力を高めることが大切といわれています。

そんな中、中部大学や富山大学、きのこメーカーの研究グループが行った動物実験により、マイタケがノロウイルスに効果的であることを突き止めたという報道がありました。

この内容について、岡村先生はこう語ってくれています。

「腸管内における免疫応答作用は未知な部分が多く、解明されていない部分が非常に多い分野です。その中で今回マウスの腸管内モデルにおいて、マイタケ投与によってウイルス増殖抑制効果が報告されましたが、これがすぐに胃腸炎を予防したり改善できたりすることにはつながりません。

ひとつの実験結果としては正しいと思いますが、それがすぐに臨床的に応用できるものではありませんので、マイタケをたくさん食べればノロウイルス感染症にならない訳ではありません」と、誤って理解しないようにしてほしいと説明しています。

【参考】まいたけの感染症抑制効果に期待

免疫力を高めるために

では、免疫力を高めるために私たちは何を心がければよいのでしょうか?

「3食の食事からたんぱく質やビタミン、ミネラルといった栄養素を偏りなく摂取し、質の良い睡眠、ストレス対策を行うことが有効です。

また食事以外からでも、ビタミンや乳酸菌(腸内環境改善、善玉菌を増やす)などの栄養素を積極的に摂るようにしましょう」(岡村先生)

バランスの取れた食事と規則正しい生活―。忙しい現代人にとってはなかなか難しいことかもしれませんが、免疫力を高め、ノロウイルスに打ち勝つためには何より大切なことのようです。

健康的な女性

感染経路を知る

ノロウイルス対策として必要なこととして、事前に感染経路を把握しておくことも大切です。

岡村先生は「ノロウイルスの感染経路は基本的に経口感染です」とし、具体的に下記のような感染経路も挙げてくれました。

 

・汚染された食品を加熱が十分でない状態、または生で摂取

・感染している人が調理した食品を食べた

・感染者の嘔吐物、下痢などに触れた

・感染者が触ったドアノブや電車のつり革などを介して、ウイルスが口から入った

・感染者の便や嘔吐物が飛び散ったものからの飛沫感染した

 

自分で自分の身を守ることを心がけ、手洗いや消毒などをきちんと行うようにしましょう。

ノロウイルスに感染したのかどうか判断するには?

冬の時期に体調不良を感じたら、その症状がノロウイルスに似ていないかどうか、一度確かめてみてください。岡村先生は症状を判断するポイントについても説明してくれました。

「ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間です。主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。感染が疑われる人との接触、一緒に食事をした人から具合が悪いといった連絡があった際は、先程あげた主な症状が自身に出ていないかを基準としてください。

また、特徴的なのは水のような嘔吐、下痢が続きます。そのような場合には医療機関を受診してください」

 

ノロウイルスの初期症状について詳しくは、下記の記事をご覧ください。

【関連記事】『ノロウイルスの初期症状は?潜伏期間は24~48時間。腹痛や微熱に注意』

 

ノロウイルスではないかと感じたら、最終的には医療機関を尋ね、医師の診断を受けることが大切です。自分だけでなく、心配してくれる友だちや家族にも感染させてしまうことのないようにしなければなりません。

 

取材協力:医療法人 小田原博信会 理事長 久野銀座クリニック院長・岡村信良先生

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