中性脂肪が高い原因は食事?下げる4つのポイント!病気のリスクも

中性脂肪 高い 原因
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

健康診断の結果、「中性脂肪が高い」と診断されたら、どのようなリスクがあるのか、またその原因は何なのか気になりますよね。

この記事では、そもそも中性脂肪とは何なのか、どんなリスクがあるか、また中性脂肪の値を下げるために注意することについて解説します。

中性脂肪の高さが原因で、病気になることも!

1.中性脂肪が高いことでかかる病気

病気 注意

脂質代謝異常が続き、動脈硬化を引き起こす

中性脂肪やコレステロールの値が高いと、『脂質代謝異常』と診断されることがあります。

脂質代謝異常は、血中の『悪玉(LDL)コレステロール』や中性脂肪が多すぎたり、『善玉(HDL)コレステロール』が少なすぎたりする状態です。

脂質代謝異常の状態が続くと、『動脈硬化』にかかる危険性が高まります

狭心症や心筋梗塞、脳卒中にかかることも…

さらに、動脈硬化が『狭心症』や『心筋梗塞』、『脳卒中』などの病気を引き起こすことがあります。

膵炎にかかりやすくなる

また、中性脂肪が高いことで、『膵炎』にもかかりやすくなります。

膵炎は、すい臓におこる炎症のことで、すい臓のむくみや出血、壊死などが生じます。

2.中性脂肪が高いと病気になるメカニズム

メカニズム

中性脂肪が高く、「脂質代謝異常」の状態が続くと、血管内に脂肪がたまって細くなり、血液が流れにくくなります。これにより、動脈硬化が起こります。

動脈硬化の症状が進行すると、硬くなった血管に張り付いた、血の塊が臓器へと流れて、大事な血管が詰まってしまいます。

こうして生じるのが、『狭心症』や『心筋梗塞』、『脳卒中』などです。

そもそも「中性脂肪」とは?高くなる原因について

1.中性脂肪って?なに?

はてな

糖質や脂質が蓄えられたもの

中性脂肪は、食事でとりすぎた『糖質』や『脂質』が蓄えられたものです。

私たちが食事をとると、そこに含まれる糖質は、エネルギーとして使われます。このとき消費されなかった糖質や脂質は、肝臓に蓄積されます。

というものの、肝臓に蓄積できるエネルギーは限られています。ここでも余った糖質や脂質が、中性脂肪になるのです。

中性脂肪は、エネルギーにもなる

そうして蓄えられた中性脂肪は、体内でエネルギーとして使われます

私たちが活動するさいいに、体内でまず使われるのは『ブドウ糖』です。ブドウ糖が不足してくると、中性脂肪が分解されて、血液中に流れ、エネルギーになります。

中性脂肪とコレステロールのかかわり

中性脂肪とコレステロールとの間には、密接なかかわりがあります。

中性脂肪が増えすぎると、善玉コレステロールが生産されにくくなり減少して、悪玉コレステロールが増加します。

中性脂肪が適量だと、善玉コレステロールが生産されやすく、悪玉コレステロールを回収する働きも効率よくなるので、悪玉コレステロールは減少します。

このように中性脂肪の量によって、善玉コレステロールと悪玉コレステロールは一方が増加すると、もう一方が減少します

2.中性脂肪が高くなる原因

中性脂肪 原因

中性脂肪が高くなる原因は、『食事やアルコールのとりすぎ』や『運動不足』、『喫煙』です。

先に解説したように、中性脂肪は余った糖質や脂質が蓄えられることで作られます。

そのため、食事を食べ過ぎたり、運動不足だったりして摂取したエネルギーが消費されないと、中性脂肪が高くなります。

3.中性脂肪の値を下げる4つのポイント

4 ポイント

食事は3食バランスよくとる

まず、食事は3食しっかりとりましょう。

食事を抜くと、その分一気に食べたり、血糖値が急上昇したりしやすく、肥満へとつながります。3色しっかり食べることで、代謝リズムが整い、脂肪がつきにくくなります

また、食事のバランスも大切です。『炭水化物』や『脂質』、『たんぱく質』を一食ごとに補い、彩りの良い食事を心がけましょう。

忙しく、どうしても食事をとる時間がないときは、前後の食事で調節してください。

食べ過ぎや飲み過ぎは、48時間以内に調節を!

食べ過ぎた場合も、48時間以内に調節することが大切です。糖質や脂質は控え、野菜を中心にとりましょう

また、付き合いなどでアルコールをとりすぎてしまった…というときは、翌日を休肝日にしてください

さらに、お酒の席では、脂っこい食事をとることも多いです。同時に栄養バランスも調節すると良いですね。

有酸素運動を生活に取り入れる

有酸素運動

生活の中に、適度な運動を取り入れましょう。特に、有酸素運動がおすすめです。

「しっかり運動しよう」と意気込みすぎると、天候やその日の気分によって3日坊主で終わってしまう…という人も多いのではないでしょうか。

エレベーターを使っていたら階段に変える少し遠回りして帰宅する、家で座りっぱなしではなく、こまめに動くようにするなど、まずは簡単なことから始めましょう。

すぐに禁煙することをおすすめ

喫煙は、中性脂肪を増やします。できればすぐにでも、禁煙することをおすすめします。

たばこの代わりにガムや飴を持ち歩いたり、喫煙所の近くに寄らないようにしたりして、禁煙につとめましょう。

自分がどういう状況で喫煙したくなるのかを理解し、そうした状況を作らないようにすることも大切です。

健康診断や人間ドッグの値について

1.中性脂肪の検査方法

中性脂肪の値は、『血液検査』によって調べます。

2.中性脂肪の数値の変動幅について

変動

中性脂肪の基準値は、『30~149mg/dl』です。

中性脂肪は、食後30分から上昇し、4~6時間後にもっとも高い数値を示します。個人差はありますが、空腹時の値から倍以上になるケースもあります。

そのため検査には、早朝の空腹時が適しています。

3.中性脂肪の検査結果判定について

日本人間ドック学会によると、中性脂肪値150~249mg/dlは要経過観察です。250mg/dl以上の場合は、精密検査や治療が必要であるとされています。

再度血液検査をしたり、動脈硬化の具合をはかったりして、中性脂肪が高い原因について調べていきます。

まとめ

中性脂肪の数値を基準値に戻すには、生活習慣の改善が必要です。

中性脂肪が高いまま放っておくと、動脈硬化や心筋梗塞などの病気を引き起こすこともあります。診断を受けたら、それをきっかけに食生活や運動習慣を見直してみましょう。

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