マイコプラズマ肺炎の治療法について。熱はいつ頃下がる?入院は必要?

マイコプラズマ肺炎 治療

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

マイコプラズマ肺炎は、子どもから大人までかかる肺炎の一種です。

治療には抗生物質が使われます。

この記事では、マイコプラズマ肺炎は入院が必要なのか?や、治療法と治療にかかる期間について解説します。

マイコプラズマ肺炎とは

1.マイコプラズマ肺炎って?どんな病気?

マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?

『マイコプラズマ肺炎』は、『マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)』という病原菌に感染することでかかる肺炎です。

そもそも、肺炎って?

『肺炎』は、病原体が感染することでおこる肺の炎症のことで、病原体の種類によって分けられます。

病原体は呼吸によって体内に入り、のどにはりつきます。このとき、のどが炎症を起こしていると、病原体を排除できません。そのため、肺まで達してしまい肺炎にかかります。

マイコプラズマの感染は子どもに多い

大人も感染しますが、子どもの方が感染者は多い傾向にあります。また、マイコプラズマ肺炎は、潜伏期間が2~3週間と長いのも特徴です。

2.マイコプラズマ肺炎の症状

初期は発熱や倦怠感、頭痛など

マイコプラズマ肺炎の症状は?

マイコプラズマ肺炎を発症して、初期の段階では発熱・全身の倦怠感・頭痛といった、かぜと同様の症状があらわれます。

せきは熱が下がった後もつづく

せきが出ることが多いのも特徴です。初めは乾いたせきですが徐々に強くなり、熱が下がったあとも3~4週間続きます。

マイコプラズマ肺炎が悪化すると…

肺炎の中では、発症しても比較的体力があるものです。

しかし、そのまま放っておいて悪化すると重症肺炎になってしまいます。

胸の中にたくさんの水がたまる『胸水貯留』になると、『呼吸不全』や『呼吸困難』などの症状があらわれます。

3.マイコプラズマ肺炎の感染経路

感染の経路は?

マイコプラズマ肺炎に感染する原因は、すでにマイコプラズマに感染している人からの『飛沫感染』や『接触感染』です。

飛沫感染

感染した人の「せき」や「くしゃみ」に含まれる、病原体を吸い込むことで感染します。

接触感染

家庭や職場、教室などの閉鎖的な場所で感染するほか、感染している乳幼児を抱き上げてあやすのも感染しやすいパターンです。

インフルエンザなどと比べると感染力は弱いですが、接触が密になればなるほど感染しやすくなるでしょう。

マイコプラズマ肺炎の検査について

1.何科を受診するべき?

子どもがかかった場合は小児科を受診

マイコプラズマ肺炎の感染が疑われる場合は、内科呼吸器内科を受診してください。

子どもがかかった場合は、小児科を受診しましょう。

2.マイコプラズマ肺炎の検査法

マイコプラズマ肺炎は、通常の肺炎と異なり、『胸部レントゲン検査』によって診断することができません。

そのため、『血液検査』や『LAMP法』、『迅速検査』などをおこない、診断します。

血液検査

血液検査を2回おこないます

マイコプラズマ肺炎の場合は、血液検査を2回おこない、マイコプラズマ肺炎に対する『抗体』が4倍以上上昇しているかを調べます。

検査をおこなう時期は、せきや発熱などの症状がある『急性期』と、症状が出てから2週間後の『復期』です。

LAMP法

『LAMP法』は、のどから検体を採取し、病原体がいるかどうかを調べる検査です。

口を大きくあけ、咽頭を綿棒でぬぐって検体をとる『咽頭スワブ』という方法でおこないます。

LAMP法では、発症から3~14日目まで検出が可能です。精度が高いのも特徴ですが、判別までには2~3日かかります。

迅速検査

『迅速検査』も、LAMP法と同じように喉から検体を採取します。

10分程度で結果が出ますが、発症初期はLAMP法に比べると精度が落ちるといわれています。

マイコプラズマ肺炎の治療

1.病院でうける治療

病院でうける治療は?

病院では、マイコプラズマに対する『抗生物質』が処方されます。

しかし、薬剤に耐性のあるマイコプラズマ肺炎も増えています。そのため、症状に合わせて慎重に抗生物質が選択されます。

それにくわえて、鼻水やせきの薬が処方されることもあるでしょう。

2.入院について

一般的に、マイコプラズマ肺炎の場合、入院する必要はありません。病院を受診し、自宅で安静にしていれば、症状が改善することがほとんどです。

しかし、喘息をもっている場合は、せきがよりひどくなるため注意が必要です。

そのほか、症状が悪化し、肺炎や脱水が生じた場合は、入院するケースもあります。症状によっても異なりますが、入院期間は約1週間です。

3.自宅での対処法

自宅では水分補給をしっかりと

自宅では薬を服用し、安静にしてください。

食欲が出なくても水分はしっかりとって、脱水を予防しましょう。スポーツドリンクなどもおすすめです。

無理のない範囲で、食べられそうなものから食事をとってください。

4.自宅での療養期間

個人差はありますが、熱が出るのは3日から5日ほどになります。

完全に症状がなくなるまでは、3週間から4週間ほどかかります。長引く人は、1ヶ月以上かかることもあるようです。

まとめ

「マイコプラズマ肺炎 治療」まとめ

マイコプラズマ肺炎は、かぜと症状が似ているため、気づきにくい病気です。感染が疑われるときは、必ず病院を受診しましょう。

また、診療を受けたあとは、しばらくは自宅で安静にしてください。

脱水症状を防ぐため、水分をこまめにとることも忘れないようにしましょう。

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