子どものおたふく風邪の症状は?熱が出ないことも!学校はいつから?

おたふく風邪 子ども
武井智昭先生

監修者

なごみクリニック

院長:武井智昭 先生

平成14年に慶應義塾大学医学部卒業

おたふく風邪は、子どもがかかりやすい感染病のひとつです。

「耳の下が腫れる」イメージが強いですが、そのほかにも発熱・頭痛・腹痛など、さまざまな症状があらわれます。

この記事では、おたふく風邪に子どもが感染した場合の症状について解説しています。

子どものおたふく風邪の症状や、腫れかたについて

1.おたふく風邪とは

ムンプスウイルスに感染すると、おたふく風邪になる

おたふく風邪は、『ムンプスウイルス』という病気の原因となる微生物が、体内に入り込んで感染することでおこる感染症です。

正式な名称は、『流行性耳下腺炎』といいます。

おたふく風邪の潜伏期間はどれくらい?

ウイルスが体の中に入ってから、発症するまでの潜伏期間は2~3週間です。

平均の潜伏期間は18日程度と、発症までにはかなりの期間を要します。

飛沫感染や接触感染で、ほかの人に感染する

おたふく風邪は、「せき」や「くしゃみ」などによってうつる『飛沫感染』や、皮膚や粘膜が接触することでうつる『接触感染』によって、感染します。

また、症状の出ていない潜伏期間の間も、他の人に感染させてしまう可能性があります。

2.子どものおたふく風邪の症状

子どものおたふく風邪の症状は?

おたふくかぜの初期症状

おたふくかぜの初期症状としては、首の痛み耳下腺の腫れなどがあらわれます。

おもな症状は、顔の腫れや38度以上の高熱

おたふくかぜのおもな症状は、38度以上の高熱と、顔が丸く腫れることです。

そのため、「おたふくかぜ」というとすぐに顔の腫れを思い浮かべる人も多いかもしれません。

そのほか、腹痛や頭痛など、かぜのような症状が出ることも

ほかに、腹痛・頭痛・倦怠感・嘔吐など、かぜと似た症状が出ることもあります。

誤った自己判断で、風邪だと思い込んでしまわないようにしましょう。

とくに、お子さんの保育園や幼稚園、学校でおたふくかぜが流行っている場合は、こうした症状が出たら必ず病院を受診しましょう。

3.おたふくかぜにかかると、どのように腫れる?

おたふく風邪になるとどのように腫れる?

おたふくかぜにかかると、顔が丸く見えるような腫れ方をします。

マスクなどで顔を隠してもわかるほど大きく腫れることもあれば、それほど腫れずにすぐ治ることもあります。

子どもがおたふく風邪にかかったら…注意点

1.高熱が3日以上続くようなら、再度病院へ

高熱が続く場合はどうしたらいい?

子どもがおたふく風邪にかかると、38度以上の熱が出ることも珍しくありません。高熱になればなるほど、体力の消耗が激しくなります。

3日以上高熱が続くようであれば、改めて病院を受診しましょう

場合によっては、5日程熱が続くこともあります。この場合は、『髄膜炎』や『髄炎』などの合併症が疑われます。

合併症を発症していなくても熱が5日前後続くこともあるため、まずは焦らずに医師に相談しましょう。

2.おたふく風邪で、熱が出ないこともある?

おたふくかぜでも、熱が出ない場合もある?

高熱が出る場合とは対照的に、ほとんど熱が出ない場合もあります

熱が出ない場合は、おたふく風邪のウイルスへ感染していても症状が出ない『不顕性感染(ふけんせいかんせん)』というケースもあります。

しかし、症状が出ていなくても、周りの人にうつす可能性があります。また、発症してすぐに熱が出なくても、経過とともに発熱することもあります。

そのため子どもに熱が出ていないからといって油断せず、十分に注意する必要があります。

3.耳に強い痛みが出たら要注意!

耳の強い痛みが出たら要注意!

『耳の痛み』を覚えることも

発症から1週間程度は、耳の痛みや違和感が続きます。長いと、10日~2週間にわたって痛むこともあります。

ときには、食事をするのもつらいほどの痛みが生じるでしょう。

耳の後ろを冷やすと痛みがやわらぐこともあります

子どもの様子をよく見て、痛みが強い場合は病院へ

生活に支障が出るほどの耳の痛みや、耳が聞こえなくなっていることはないか、注意してお子さんの様子を見守りましょう。

症状が強く出ている場合は、小児科・耳鼻いんこう科・内科のいずれかを受診してください。

4.子どもの食事はどうする?

子どもの食事はどうする?

子どもがおたふく風邪にかかると、普通の風邪のときと同じく食欲がないこともあります。

その場合は、脱水症状を防ぐため、積極的に水分をとるようにしてください

反対に、食欲に全く影響が出ないお子さんもいます。食欲があれば、しっかり栄養をとるためにもバランスを考えた食事をとりましょう。

その場合、『辛いもの』や『硬いもの』は、唾液腺の刺激になるので避けてください

5.幼稚園・保育園・学校の出席停止について

登園・登校はいつから?

お子さんがおたふく風邪にかかったら、幼稚園や保育園・学校は休ませましょう。おたふく風邪は、学校保健安全法で『出席停止』と規定されています。

腫れが生じてから、最低5日間、登校・登園は禁止です

5日経って、体調が良好であれば出席することができます。しかし5日以上経っても、症状が出ているようであれば欠席し、療養しましょう。

子どものおたふく風邪の予防接種について

1.予防接種は、いつ受けられる?

予防接種はいつから受けられる?

おたふく風邪の予防接種を受けておくと、万が一発症しても、「軽い症状ですむ」「回復が早くなる」などの効果があるとされています。

おたふく風邪の予防接種は基本的に『2段階式』で、1回目を接種した数年後に2回目の接種をおこないます

2~5歳に発症しやすいので、1回目は遅くとも2歳になる前に受けるとよいでしょう

とはいうものの、接種時期は子どもの体調などもみながら考える必要があります。具体的な時期は、医師と相談しながら決定しましょう。

2.大人も予防接種受けるべき?

大人も予防接種を受けたほうがいいの?

おたふく風邪にかかったことがない場合や、子どもの頃に1度しか予防接種を受けていない場合は、大人も受けておいた方がよいでしょう。

大人がおたふく風邪にかかると、重症化しやすいです。さらに、『精巣炎』『卵巣炎』『難聴』を発症する可能性もあるとされています。

まとめ

「子どものおたふくかぜ」まとめ

おたふく風邪は、子どもにも大人にも感染する病気ですが、小さなお子さんがかかることが多いです。

お子さんに、おたふく風邪の感染が疑われるようであれば、必ず病院を受診しましょう。医師の指示にしたがい、きちんと治療を受ける必要があります。

また、幼稚園や保育園、学校で感染を広げてしまうおそれがあります。そのため、発症後5日はしっかり休み、無理して登園・登校しないようにしましょう。

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連記事

お近くの小児科を検索!

ネット受付・予約もできる

病院検索サイト

ご自宅や職場の近くで小児科を探したいときは、検索サイト『EPARKクリニック・病院』を使ってみてください。口コミやクリニックの特徴を確認することができます。

EPARK
  • 科目をしぼって簡単検索♪
  • 充実の医院情報満載!
  • 待ち時間を削減!Web受付にも対応!

小児科一覧へ!