赤ちゃんの顔にできる白いつぶつぶ。『稗粒腫』って何?自然に治る?

稗粒腫 赤ちゃん
長谷川佳子

監修者

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

成人と同じように、赤ちゃんにも目の周りや顔などに白いつぶつぶができることがあります。これを稗粒腫(はいりゅうしゅ)といいます。

稗粒腫は、とくに痛みやかゆみをともなわず、健康上の問題もないとされています。しかし、赤ちゃんにできると心配になる方も多いのではないでしょうか。病院を受診したくても何科へ行ったらいいかわからないこともあるかと思います。

この記事では、赤ちゃんにできる『稗粒腫』の原因や治療法をご紹介します。

1.赤ちゃんと稗粒腫

1.鼻やあごにあらわれる白いつぶつぶが『稗粒腫』

稗粒腫 赤ちゃん

赤ちゃんにできる稗粒腫も成人にできるものとほとんど変わりません。白いつぶつぶの形状で、1~2㎜くらいの大きさのものがほとんどです。鼻やあごを中心に顔にあらわれることが多いでしょう。

2.赤ちゃんにできる『稗粒腫』の原因は?

汗腺が未発達であることや、妊娠時のホルモンの影響が原因ではないかと考えられています。

また、皮膚への強い刺激が原因になることもあります。強くこすったり、かきむしったりすることや、乾燥している状態なども原因のひとつではないかといわれています。

しかし、現段階では明確な原因は解明されておらず、体質や遺伝によるものとも考えられています。

3.赤ちゃんの稗粒腫は放っておいて大丈夫?

稗粒種にかゆみはなく、放置しておいても自然に治ることがほとんどです。命の危険にかかわることはないので、赤ちゃんに稗粒種ができても心配することはありません。

ただし、稗粒種と似ている症状で別の病気の可能性もあります。皮膚に異常が見られた場合は自分で判断せずに、一度病院を受診しましょう。

2.赤ちゃんに稗粒腫ができたら、何科へ行くべき?

稗粒腫 赤ちゃん

皮膚科を受診すれば稗粒腫を取り除いてくれます。しかし、赤ちゃんの場合は新陳代謝も早く自然と取れることがほとんどでしょう。

取り除く場合は、注射針のような細い針の先端で皮膚を切り開き、角質を押し出して取り除きます。ただし、赤ちゃんはよく動くため、ほかの部分を傷つけてしまうリスクもあります。無理に取り除かないほうがいい場合もあるので、医師と相談してどうするか決めましょう。

3.赤ちゃんの稗粒腫の治療法

1.ほとんどの場合が自然に治る!

稗粒腫は、赤ちゃんの場合ほとんどが自然に治ります。個人差もありますが、赤ちゃんの場合は新陳代謝が早いので、長くかかっても2~3ヶ月ほどで取れるでしょう。早い場合は数週間で取れることもあります。

基本的には自然治癒で問題ありませんが、症状が重い場合などは専門家に相談するようにしましょう。

2.稗粒腫はどうやって治療する?

稗粒腫 赤ちゃん

清潔な手で清潔な場所でおこなわなければ、菌が入ってしまい感染する恐れもあります。無理に自分で治療しようとせずに、病院を受診することをおすすめします。

4.赤ちゃんの稗粒腫の予防法

1.肌への刺激はなるべく少なく!

稗粒腫 赤ちゃん

稗粒腫ができる原因は、明確には解明されていません。しかし、先にも述べたように、肌への刺激が原因のひとつとして考えられています。

そのため、顔や目を強くこすらないように気をつけることも予防につながります。

2.保湿ケアが大切

乾燥によるかゆみや皮脂の過剰分泌に注意!

稗粒腫 赤ちゃん

赤ちゃんは表皮の厚さが薄く大人の半分程度しかないため、乾燥しやすいといえます。乾燥している肌はかゆみが出やすくいため、こすってしまうことも多いです。また、乾燥していると皮脂が過剰に分泌されるので、しっかり保湿ケアをおこないましょう。

デリケートな目の周りはていねいに保湿を

『馬油』など、人の肌になじみやすいオイルで保湿することも、効果があるといわれています。特に目の周りの皮膚は薄くデリケートな部分で乾燥もしやすい部分です。こすったりしないよう、こまめに保湿してあげましょう。

季節に合わせた保湿が大切

稗粒腫 赤ちゃん

夏の外出時は、とくに紫外線のダメージを受けやすいため、乾燥もしやすくなります。外出時は紫外線対策をしてでかけしましょう。

冬は暖房機器による乾燥があります。室内では、加湿器を利用するなどして乾燥対策をしましょう。

3.ストレスを取り除き、肌を清潔な状態に保つ

赤ちゃんの小さな変化にも気を配ってあげましょう

過度なストレスも肌に負担をかけ、稗粒種の原因になります。赤ちゃんは、自分の意志をうまく伝えることができません。小さな変化にも気をつけ、ストレスの少ない環境をつくってあげましょう。

赤ちゃんのお肌はデリケート!いつも清潔に

稗粒腫 赤ちゃん

赤ちゃんのお肌はとてもデリケートであるため、肌を清潔な状態に保つことも重要です。部屋の掃除をこまめにし、食事の後は食べかすが顔の周りについていないかなどを見てあげるなど、つねに清潔な状態を保てるよう、成人以上に肌のケアには気を使いましょう。直接肌に触れるタオルや毛布なども、こまめに取りかえるとよいでしょう。

5.まとめ

赤ちゃんは、成人よりも新陳代謝が早いので稗粒種ができても自然と治ることがほとんどです。

しかし、赤ちゃんのお肌は成人よりもデリケートで乾燥しやすい状態です。お肌のケアには成人以上に気をつかってあげましょう。つねに保湿をしておくことが、稗粒腫の予防につながります。

稗粒種ができた場合、ほとんどは放置しておいて問題ありません。ですが、ものすごく数が増えてきたり、赤ちゃんが気になってかいてしまい、赤くなってしまうなど、深刻な症状になれば、皮膚科を受診して相談するようにしましょう。皮膚科が望ましいですが、小児科でも診てもらうことができます。

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