その「めまい」…もしかすると更年期障害かも!?日常生活でできる対処法と病院で受ける治療法

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林高太郎

執筆者

医療法人社団さくらライフ

林高太郎 先生

埼玉医科大学 卒業
医師国家試験予備校講師、麻酔科フリーランスなどを経て、
現在は総合診療をおこなっている。

正しい情報を的確に発信していく。

年齢を問わず、多くの人が「めまい」を経験したことがあるのではないでしょうか?

45歳~55歳くらいの女性が「めまい」を感じた場合、それはもしかすると更年期障害の症状かもしれません。

更年期の時期に頻発するめまいの症状について、原因や対処法、病院で受ける治療を詳しく解説しています。

目次

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更年期とめまいについて

更年期障害の症状は、ほてり・不眠・頭痛・肩こりなど多岐にわたりますが、「めまい」もそのうちのひとつです。

「更年期」っていつ?

 

更年期障害は個人差もありますが、閉経を挟んだ前後の約5年間(50歳前後)が更年期という期間です。

そのため、多くの方は45歳〜55歳が更年期にあたります。

更年期障害とめまいの関係は?

わたしたちは普段、目や耳、身体から感じる情報を脳に送り、その情報を処理することで平衡感覚を保っています。何らかの原因でこのバランスを崩すとめまいが起こります。

また、めまいはホルモンバランスの乱れやストレスが原因となって起こることも多く、とくに更年期の時期にはホルモンバランスが乱れるので注意が必要です。

更年期にめまいが起こりやすい理由

更年期になると、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が少なくなることでバランスをくずし、めまいを起こしやすくなります。

更年期のめまいの特徴について

ここで更年期のめまいの特徴について紹介していきます。

また、更年期ではない時期に起こる一般的なめまいの症状とでは何か違いはあるのか、その点についても解説していきます。

更年期と一般的なめまいの症状に違いは?

めまいには、まわりが回転しているように見える回転性のめまいや、体がふわふわ浮いているような感覚のめまい、立ちくらみや目の前が暗く血の気が引く感覚のめまいなどさまざまな種類がありますが、どれも更年期に起こる可能性のあるめまいです。

一般的なめまいも、更年期のめまいもとくに症状に変わりはありません。

更年期のめまいは重い?

度合いや頻度についても個人差があるので、これといって断定できるものではありません。

ひどいときには一日中めまいに悩まされることもあります。

更年期のめまいの対処法について

対処法についても、一般的なめまいと更年期のめまいでは違いはありません。

ここでは、めまいを感じたときにまず行うことや、危険なケース、日常生活でできる対処法について説明します。

まずは安静にする

まずは安静にする必要があります。

できるだけ暗く静かな場所で、できれば横になって安静にしましょう。

しばらくして症状が治まれば問題ありません。

吐き気や耳鳴りを伴う場合

吐き気や耳鳴りを伴うような重度のめまいのときには、症状が治まり動けるようになったら病院を受診するようにしましょう。

ほかの病気の可能性も

更年期に当たる人で、めまいが表れると更年期障害の症状だと考えがちですが、吐き気や耳鳴りが伴ったり、頻発したりするような重度のめまいの場合、メニエール病や突発性難聴の場合もあります。

反復性があり、定期的にめまいを起こす人は耳の病気を疑いましょう。

さらに、脳卒中や動脈硬化といった病気も考えられます。

日常生活で心がけること

日常生活では、とくに次のことを心がけるようにしましょう。

バランスの良い食生活

身体に負担のない食べ物を1日3食ずつ規則正しく、決まった時間に食べるようにしましょう。

健康維持のためにも脂質や塩分の多い食事は避け、納豆や豆腐などの大豆製品や肉や魚、卵などのタンパク質を積極的に摂ることをおすすめします。

貧血だとめまいを起こしやすくなるので、緑黄色野菜や果物なども貧血予防に効果的です。

また、ゆっくりと食べることで血糖値の急激な上昇を防ぐうえ、体重管理にも役立ちます。

軽い運動

とくに更年期には、ストレスをためないことが大切です。

そのためにも、ウォーキングや水中歩行・軽いジョギング・ヨガといった運動はストレス緩和にもなります。

無理なダイエットをしない

更年期に無理なダイエットは禁物です。

必要な栄養分が不足することで貧血を招き、めまいを悪化させてしまうこともあります。

病院で受ける更年期のめまい治療

更年期にめまいの症状が表れたときには、まずは更年期障害を疑いましょう。

婦人科か内科を受診

年齢的に更年期障害が疑われる場合には、症状を問わず、まずは婦人科か内科を受診しましょう。

更年期外来を設けている病院もあります。

産婦人科でも大丈夫?

産婦人科でも診てもらえますが、妊産婦さんを得意としているところもあるので、あらかじめ確認をして行くほうが良いかもしれません。

出産経験のある人なら、出産した産婦人科で診てもらうことで安心できるという精神的なメリットは大きいです。

また、記録が残っている方が、医師もその患者さんの対処法が見つけやすいこともあります。

ただし、カルテの保存期間は7年間と決まっていることがほとんどなので、出産が30代で更年期が50歳前後の場合には、患者さんの記録が残っていないこともあります。

どんな検査をする?

まずは更年期障害かどうかの検査を行います。

子宮や卵巣、膣の状態をチェックするため、問診とあわせて内診を行うことがほとんどです。

ほかにも血液検査・骨・骨密度の検査・心理検査などがあります。

血液検査ではホルモンの濃度を検査することで、更年期障害かどうかを判断することができます。

治療法は?

更年期が原因のめまいの場合には、ホルモンを補充する治療や漢方薬を使って治療を行います。

個人差はありますが1週間ほどで症状が軽減され、多くの人に効果が表れています。

まとめ

更年期はホルモンバランスの乱れなどが原因で、めまいを起こしやすくなります。

年齢的に更年期障害の疑いがある場合には、婦人科で検査を受けることをおすすめします。

また、めまいには別の病気が潜んでいる可能性もあります。症状を甘く見ずに、気になる場合には病院を受診するようにしましょう。

 

執筆者:医療法人社団さくらライフ 林高太郎 先生

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