花粉症、アトピーに効果的な果実が!?じゃばらのスゴさを管理栄養士が解説

じゃばら
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管理栄養士・望月理恵子さん

取材協力

株式会社Luce代表 / 健康検定協会理事長

望月理恵子 先生

管理栄養士:山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、小田原銀座クリニック美容皮膚科 栄養顧問、健康検定協会 理事長など栄養学、美容学の分野で活動をおこなっている。

本格的な春に向けて気温も上昇してきましたが、それに合わせて花粉症に悩まされている方も多いと思います。

また、アトピー性皮膚炎をお持ちの方は、肌が弱いことから花粉皮膚炎を発症しやすいので注意が必要です。

そこで、管理栄養士の望月理恵子先生に、花粉症やアトピー性皮膚炎などに効果的だとされる果物「じゃばら」についてお聞きしました。

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『じゃばら』という果実の効果

今回紹介する『じゃばら』という果実は、「邪気」を払うという由来から名付けられたといわれています。

まさに花粉症を振り払う果物というわけですが、じゃばらは和歌山県の北山村が特産で、ゆずやカボスなどの“仲間”だそうです。

【参考】和歌山県 北山村観光サイト

そんなじゃばらの効果について望月先生にお聞きしました。

「体内に侵入した抗原(体に入った異物)により、体からヒスタミン、ロイコトリエンなどの伝達物質が放出され、くしゃみや鼻水などの症状が現れます。これを脱顆粒(だつかりゅう)現象といいます。

この現象をじゃばらに豊富に含まれるフラボノイドの一種“ナリルチン”という成分が、抑制してくれます」

花粉症を抑制する“ナリルチン”が豊富

花粉症の症状を和らげるカギとなるのが、ナリルチンという成分です。

このナリルチンは、じゃばら以外の果物にも含まれているそうです。

その中でじゃばらがなぜ注目されるのか、その理由を望月先生はこう話します。

「ナリルチンは、グレープフルーツ・ゆず・すだち・伊予柑など多くの柑橘類に含まれています。

しかし、ナリルチンの含有量は圧倒的にじゃばらが多く、ナリルチンを効率良く摂りたいのであれば、じゃばらがいいようですね」

【参考】日本じゃばら普及協会

妊婦や子どもでも摂取が可能

じゃばらは「Ⅰ型アレルギー」に効果をもたらすとされています。「Ⅰ型」とはいったい何でしょうか? ここでアレルギーの分類の仕方を紹介します。

アレルギーは、主にⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ型に分類されています。

アレルギー分類表
Ⅰ型(即時型)花粉症、アトピー性皮膚炎、じんましん
Ⅱ型(細胞障害型)橋本病、バセドウ病など
Ⅲ型(アルサス型)関節リウマチ、グッドパスチャー症候群など
Ⅳ型(遅延型)接触皮膚炎、薬疹など

 

じゃばらは、花粉症と同じ「Ⅰ型」に含まれるアトピー性皮膚炎やじんましんなどにも効果が期待できるそうです。

しかし、望月先生は「じゃばらは薬ではなく食べ物のため、働きを感じるかは個人差があると考えられます」と話します。

その上で、「自然の果実なので、薬を摂取できない・使えないものがある妊婦、授乳中の方や子供でも摂取が可能です」と、妊娠中の方や子どもにもすすめてくれました。

Ⅰ型アレルギーの抑制効果に加え、薬と違ってどんな方でも気軽に口にすることができるのは、じゃばらの大きな利点ではないでしょうか。

じゃばらの手軽な食べ方

果物であるじゃばらですが、実際に食べるときはどのように摂取したらより効果的なのでしょうか。

望月先生は、「じゃばらのナリルチンは皮に多く含まれていますので、皮ごとの摂取がおすすめです」と話します。

さらにおすすめの料理法として、下記を挙げていただきました。

・皮を刻んでサラダに加える

・お刺身を食べる際の醤油に皮を擦っていれる

・紅茶に皮を擦って入れる

また、前述したように、じゃばらは子どもでも安心して食べられるので、お子さんが喜ぶようなかたちで与えてあげると良いでしょう。

望月先生は、「子供の場合は、皮ごとすりおろし、ジュースにして少し甘味を足すと飲みやすいのではないでしょうか」とアドバイスしてくれました。

まとめ

じゃばらには、花粉症を抑制するナリルチンの量が他の果物に比べ断然多いのが特徴です。

なおかつ妊婦さんや子どもでも摂取できるため、料理の仕方も工夫すれば美味しくいただくことができます。興味のある方はぜひお試しください。

 

取材協力:管理栄養士 望月理恵子先生

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