過敏性腸症候群の症状をチェック!タイプは4つ。女性は便秘型が多い

過敏性腸症候群 症状
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

ストレスなどが原因で急な腹痛に襲われたり、下痢が続いたりすることはありませんか?

もしかしたらその症状は、過敏性腸症候群かもしれません。過敏性腸症候群は、命にかかわる病気ではないものの、ひどくなると日常生活に支障をきたす恐れがあります。

この記事では、過敏性腸症候群の症状やチェック項目、4つのタイプについて解説します。

過敏性腸症候群について

1.過敏性腸症候群とは

弱った大腸

過敏性腸症候群とは、ストレスなどが原因となって、腹痛や下痢、便秘などが起こる病気です。腹痛の場所は一定ではなく、発熱や血便は見られません

2.原因

過敏性腸症候群の原因ははっきりとはわかっていませんが、主な原因はストレスではないかと考えられています。

そのため、腹痛や下痢、便秘などの症状があり、消化器内科で原因がはっきりしない場合、過敏性腸症候群と診断されることが多くあります。

3.過敏性腸症候群になりやすい人

ストレスをためやすい人

働く女性ストレス

腸は第二の脳、と呼ばれるほど精神と関係しています。

精神的なストレスを感じたりすると、脳からの指令で腸からセロトニンが分泌されます。このセロトニンの働きにより、下痢や便秘が引き起こされます。

まじめな人や完璧主義の人

お掃除

まじめな人や完璧主義の人は、精神的に自分を追い込みやすく、肉体的にも疲労が蓄積しやすいため、気が付かないうちにストレスをため込んでしまうことも少なくありません。

自分の感情をうまく発散することができない人

ストレス

感情表現が苦手な人も、ストレスをため込みやすい傾向にあります。

生活リズムが乱れている人

生活リズムの乱れると、神経のバランスを崩しやすいため、過敏性腸症候群になりやすいといわれています。

過敏性腸症候群のセルフチェック

1.過敏性腸症候群のセルフチェック

下記の症状がみられる場合は、過敏性腸症候群の可能性が考えられます。早めに病院を受診するようにしましょう。

チェック項目
一日に何度も下痢をする
排便後は腹痛が収まる
排便後、残便感はあるが、便は出ない
下痢をしている状態が数週間続いている
すぐにトイレに行けない状況で症状が出る
腹痛や下痢は突然訪れることが多い
体重の変化はなく、食欲も普通にある
便秘、あるいは便秘と下痢を交互に繰り返す
お腹の張りを感じる
便がかたい
膨満感を感じることが多い
一日に何度もガス(おなら)が出る
緊張するとお腹が張りやすい
症状が一か月以上持続している

 

2.症状別、過敏性腸症候群の4つのタイプ

過敏性腸症候群には、4つのタイプがあります。

下痢型

下痢

主に男性に多く、原因不明の下痢が突発的に起こります。緊張するときや、すぐにトイレに行けない状況などストレスが原因となり、症状がおこりやすくなります。

また、腸の煽動活動が必要以上に活発になることで、下痢が起こる場合もあるため、食後すぐに下痢を起こすことも多くあります。その原因やメカニズムは完全には解明されていません。

この下痢が原因で体重が減ることはありませんが、外出先で下痢の症状が起きる不安から、外出を避けるようになるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。

便秘型

便秘

主に女性に多く、下痢とは反対に腸の煽動運動が正常に行われないことで、便が出にくくなります。便意はあり、腹痛も起こしますが、便が出ないことで苦痛を感じます。また、便は固くコロコロとした状態になります。

交代型

下痢と便秘の症状が、数日おきに繰り返されるタイプです。下痢と便秘の周期や程度は個人差があります。

ガス型

ガスが腸内に溜まりやすく、頻繁にガスが出てしまいます。腸内環境の悪化や腸の働きが活発すぎることが、ガスが発生する原因だと考えられています。

過敏性腸症候群が疑われる場合の対処法

1.何科を受診するべき?

医療機関にかかる場合は、内科や消化器内科、または心療内科の受診をおすすめします。

過敏性腸症候群は命にかかわるような病気ではありませんが、症状がある場合は病院を受診することが大切です。

症状がひどければ、消化器内科へ

大腸検査

症状がひどい場合は、消化器内科を受診してください。消化器の異常によって起こっているのか、精神駅な原因によるものなのか判断する必要があります。

問診や検査の結果、消化器に異常がない場合には、ストレスが原因で症状が出ていることが考えられます。その場合は、心療内科や精神科を受診するようにしましょう。

2.病院でうける過敏性腸症候群の治療

大腸検査

まずは問診を行い、必要であれば大腸内視鏡検査を行うのが一般的です。

問診だけで終了することもありますが、問診では基本的に腸内を直接見ることはしないため、検査としては不十分です。腸内を見て、他の病気が見つからない場合、問診の結果と合わせて過敏性腸症候群と診断されます。

薬が処方されるかどうかは患者さんの症状次第ですが、基本的には生活習慣の改善が優先されます。

まとめ

過敏性腸症候群は、ひどくなると日常生活に支障をきたすことがあります。また、過敏性腸症候群だと思い、市販薬を飲んでいても、別の病気が潜んでいる可能性も考えられます。

腹痛などの症状が見られる場合は、できるだけ早く病院を受診し、検査を受けるようにしましょう。

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