子どものインフルエンザの予防接種はいつ受ける?1回じゃダメ?間隔は?

インフルエンザ 予防接種 子ども

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

冬になると流行する『インフルエンザ』は、症状がひどく出やすく、つらいものですよね。

出席・出勤が停止になるため、子ども大人も感染したくないものです。

そのためにも、予防接種でインフルエンザに感染しても重症化しないようにしましょう。

この記事は、『子どもがインフルエンザの予防接種をする場合』の効果・接種回数と時期・接種後の副反応について解説しています。

子どものインフルエンザの予防接種の基礎知識

子どものインフルエンザの予防接種について

1.インフルエンザの予防接種は何歳から?

インフルエンザワクチンの予防接種が受けられるのは、通常6ヶ月からとされています。

ただし、乳幼児はワクチンの効果が大人より弱くなります。

そのため、乳幼児だけが予防接種をするのではなく、一緒に住む家族も予防接種をして乳幼児に感染させないようにすることが大切です。

2. 年齢別!ワクチンの量と接種回数

子どもがインフルエンザワクチンを接種する場合、年齢によってワクチンの量と接種回数が定められています。

以下が厚生労働省による基準です。

子どもの年齢ワクチンの量と接種回数
6ヶ月以上3才未満1回に0.25mlを2回接種
3歳以上13歳未満1回に0.5mlを2回接種
13歳以上1回に0.5mlを1回接種

インフルエンザの予防接種の時期や効果は?

インフルエンザの予防接種の時期や効果は?

1.インフルエンザの予防接種はいつがおすすめ?

インフルエンザが流行が本格化する11月~3月までに、予防接種をおこなっておくとよいでしょう。

流行する前に免疫をつけておくのがおすすめです。

インフルエンザが流行する前に免疫をつけたい場合

10月中旬から10月下旬にかけて

インフルエンザが流行する時期に合わせる場合

11月上旬~11月下旬にかけて

2.インフルエンザの予防接種は12月初めまでに!

予防接種は12月初めまでに!

インフルエンザの予防接種は、どんなに遅くても12月初めまでには終わらせましょう。

とくに受験生の場合、ベストな状態で受験にのぞめる環境づくりが必要です。

できれば受験生のご家族も予防接種をおこなっておくことで、さらにインフルエンザに感染する確率を減らせるでしょう。

3.予防接種の効果が持続する期間は?

インフルエンザワクチンの効果は、基本的には接種後2週間目ごろから5か月間程度です。

個人差はありますが、これを目安として接種の時期を考えてください。

4.予防接種をしていてもインフルエンザにかかることもある?

予防接種の効果が出ないこともある?

予防接種をしていても感染するのはこんなとき!

予防接種をしても絶対にインフルエンザに感染しないというわけではありません。

インフルエンザワクチンに含まれる型とちがう型にかかってしまった場合は、効果が下がってしまうこともあります。

また、ウイルスは少しずつ変化していくため、ワクチンでは対応できないこともあります。

日ごろからしっかりと免疫力をつけておくことが大切

個々の免疫力はそれぞれなので、効き目には個人差があります。

そのため、日ごろから手洗いうがいなどを徹底することが大切です。

免疫力が低下しないよう、普段の食事や睡眠にも気を配ってください。

子どもが予防接種を受ける場合の回数と間隔

1.子どもは2回接種するべき?1回じゃだめ?

13歳未満は2回の接種が基本

13歳未満は2回の接種が基本です

子どもは大人に比べて免疫力が弱いです。

そのため、厚生労働省は13歳未満はインフルエンザワクチンの予防接種を2回おこなうよう推奨しています。

なぜ2回の接種が必要なの?

量の問題ではなく、2回接種したほうがウイルスに対する免疫が上がります。

子どもは免疫力が弱いため、インフルエンザにかからないように2回の接種が必要です。

ワクチンの効果を最大限に出すには2回の接種を!

1回目の接種から2回目までに間が空くことや、費用の負担もあるため、1回の接種で済ませたいのもわかります。

しかし、ワクチンの効果を最大限に出すためには、規定の回数を守ったほうがよいでしょう。

2.接種の間隔について

1回目と2回目の接種の間隔は?

インフルエンザワクチンを2回接種する場合、2~4週間間隔で接種をします。

できるなら、3〜4週間は間隔を空けたほうがより効果的です。

子どものインフルエンザの予防接種による副反応

インフルエンザワクチンの予防接種によって副反応が起こることがあります。

しかし、それらは身体の防御反応であるため、多少のものであれば危険性は少ないとされています。

1.副反応としてよくあらわれる症状は?

接種した部分が赤く腫れたり痛んだりします

おもな副反応の症状について

よく起こる副反応としては、接種した部分が赤く腫れる、または痛む・発熱・頭痛・悪寒・倦怠感・発疹・じんましん・かゆみなどがあります。

どんな「発疹・じんましん・かゆみ」が出るの?

注射した部位やその周辺が赤くなります。

症状にもよりますが、接種した10~20%程度の子どもにかゆみや腫れが出るとされています。出たとしても、通常であれば2~3日で消えていくでしょう。

2.非常に重い副反応について

非常に重い副反応とは?

重い副反応にはこんな病気や症状もあります

非常に重い副反応としては、ギランバレー症候群・急性脳症・急性散在性脳脊髄炎・けいれん・肝機能障害・喘息発作・などがあげられます。

しかし、なぜこのような副反応が出るのかは、まだはっきりとわかっていません。

『紫斑』とはどんなもの?

紫斑が出るのは基本的に脚で、脚全体や甲にできたりします。

小さな点々がたくさんできたり、直径数センチの赤い発疹ができたり、大きさは人それぞれです。

ごくまれにですが、副反応によってアレルギー性紫斑病にかかってしまうことがあります。

3.予防接種でインフルエンザに感染することはありません

予防接種でインフルエンザに感染することはない!

日本で接種できるインフルエンザワクチンは、「不活化ワクチン」のため病原性がありません。

不活化ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせた(不活化=殺菌した)ものを原材料としています。

そのため、ワクチンを受けたことでインフルエンザに感染する可能性はありません

4.副反応が生じた場合の対処法

こんな場合は要注意!

基本的には風邪の発熱時と同じ対処を

インフルエンザワクチンの接種後に発熱した場合は、「体を温める飲み物を飲ませて体を冷やさないようにする」「リンパが集まる首の周り・脇の下・太ももの付け根を冷やす」など、風邪の発熱時と同じように対処してください。

こんな場合は要注意!すぐに医療機関へ

湿疹・じんましん・けいれん・運動障害・意識障害・呼吸困難が見られる場合は、アナフィラキシーショックの可能性があります。すぐに、医療機関を受診しましょう。

『アナフィラキシーショック』とは?

ウイルスや細菌などが体内に入ってきたときに、敵をやっつけようとする反応が「免疫」です。

ところが、『アナフィラキシーショック』になってしまうと、食べ物や花粉など体に害を与えない物質に対しても「有害な物質だ!」と過剰に反応して免疫反応が起こってしまいます。

攻撃をしすぎた結果、本来は体を守るはずが傷つけてしまう「アレルギー反応」に変わってしまいます。

5.副反応は、接種後いつまでに出るの?

副反応は、接種後いつまでに出るの?

接種後4~5日がピーク!

副反応は、ワクチンの接種後4~5日にピークを迎え、1週間ほどで治まります

5日以上経過してもとくに気になる症状がなければ、副反応は出なかったと判断してよいでしょう。

強いアレルギー反応は30分で反応が!

強いアレルギー反応は、接種後30分程度で反応が見られます。

注射をした部分が腫れたり、身体の一部がかゆくなったりしたら要注意です。

アレルギーが心配な場合は、30分ほど病院で休ませてもらうことよいでしょう。

まとめ

「子どもがインフルエンザの予防接種を受ける場合」まとめ

お子さんに『インフルエンザワクチン』の予防接種をする際は、回数や接種間隔を確認し、接種後の副反応に注意しましょう。

予防接種をしたからといって、必ずしもインフルエンザに感染しないというわけではありません。

しかし、お子さんの体調を守るために、ワクチンで免疫をつけることを検討するのもよいでしょう。

予防接種とともに、日頃から手洗い・うがいをおこない、人ごみを避けるなどして、インフルエンザの対策をとっていきましょう。

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