ハウスダストのアレルギー症状は?温度や湿度で対策を!検査法も解説

ハウスダスト アレルギー
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白畑敦先生

監修者

しらはた胃腸肛門クリニック横浜

院長:白畑敦 先生

平成14年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
平成16年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
平成18年6月  幕内会 山王台病院 外科
平成19年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
平成20年6月  関東労災病院 外科
平成21年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
平成24年10月   横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師
平成29年11月  しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長に就任

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「ハウスダスト」は、肉眼で見えにくく、気がつかないうちに体内へ入ってアレルギー症状を引き起こします。

1mm以下の大きさで、衣類などの繊維くず、ダニの死骸やフン、ペットの毛、花粉、たばこの煙、カビ、細菌などさまざまなものがあります。

空気中に舞い上がりやすく、体内に入るとアレルギー症状やぜんそくなどを引き起こすことがあります。

この記事では、ハウスダストによるアレルギー症状が起こる原因や、病院で受ける検査、自分でできる対策について解説します。

 ハウスダストによるアレルギーはなぜ起こる?

1.ハウスダストは至るところから入りこむ

ハウスダストイメージ

ハウスダストは、軽く、空気中にふわふわと舞い、人の動きに合わせていろいろな場所に移動します。

風に乗って窓から入ってきたり、人の衣服やバックなどの持ち物にくっついて入ってきたりします。

靴底の土砂もハウスダストを含んでいます。

このようにハウスダストは、至るところから家の中に入りこんできます。

2.ハウスダストとアレルギーの関係

外敵をやっつけてくれる「免疫」

細菌画像

私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに体内に抗体が作られ、外敵をやっつけようとする「免疫」という仕組みがあります。

無害なものに対しても免疫が働いてしまう

この免疫の仕組みが、食べ物や花粉など私たちの体に害を与えない物質に対しても、「有害」な物質として過剰に反応し、攻撃をしすぎてしまうことで逆にマイナスの症状を引き起こしてしまうのが、アレルギーです。

身体を守るはずの反応が、逆に自分を傷つけてしまうアレルギー反応となって出てしまうのです。

どのアレルゲンに反応するかは人それぞれ

アレルギーの原因となる物質のことを「アレルゲン」または「抗原」といいますが、花粉、ダニなどのハウスダストや、食物・薬物などいろいろな種類のアレルゲンがあり、どのアレルゲンに反応するかは人によって異なります。

3.ハウスダストによってアレルギーが起こるメカニズム

痒みイメージ

アレルゲンが体内に入ると、それをやっつけようとして『IgE抗体』というたんぱく質が作られます。

IgE抗体は、皮膚や粘膜に多くある『マスト細胞(アレルギー反応を起こす原因細胞)』の表面に、アンテナのように張り巡らされています。

再びアレルゲンが侵入し、IgE抗体のアンテナにひっかかり結合した時、マスト細胞の中にあるヒスタミンなどの化学物質が放出され、かゆみなどの症状があらわれます。

4.ハウスダストの種類

約1/3は外から入ってくる

花粉イメージ

ハウスダストの約1/3は外から入ってきます。

土、砂ぼこり、花粉、昆虫の死がいやフン、煙、排気ガスなどもハウスダストです。
また、空気中には病原菌、ダニの死がいやフン、カビがあります。

家の中にも服の綿ぼこり、食べ物のくず、髪の毛やフケ、ペットの抜け毛などがあり、これらもハウスダストです。

ハウスダストが溜まリやすい場所

ハウスダストがよく溜まるのは、床の上や家具の上です。

天井やタンス、机の上、照明器具、家具の隙間などにも溜まります。

脱衣所のある洗面所も、ハウスダストの多い場所といわれています。

洗面所画像

ハウスダストによるアレルギーの症状とは?

1.アレルギー性鼻炎

アレルギーの原因物質が体内に侵入し、アレルギー反応を引き起こすことで、鼻の粘膜に炎症を起こします。

突然の発作のようなくしゃみが続いたり、水のようなさらさらした鼻水や鼻づまりなどの症状があり、ハウスダストが原因の通年制のものと、花粉が飛散している時に起こる季節性のものがあります。

2.アレルギー性結膜炎

結膜炎画像

アレルギーの原因となる異物が結膜に入り、目の充血や強いかゆみが出る症状があらわれます。

ハウスダストが原因であれば、一年中症状が見られ、花粉が原因であれば季節により症状が出ます。

コンタクトレンズの汚れが刺激となって引き起こされることもあります。

3.アトピー性皮膚炎

子どものアトピーの特徴は?

4か月~6歳での発症率は全体の12%前後です。

乳幼児は、顔や頭、耳などの皮膚が赤く腫れ、小児期以降では皮膚がかさかさに渇き、硬くなります。

強いかゆみが出ることも特徴で、かいてしまうことで皮膚に傷がつき、細菌感染を起こして症状が悪化することがあります。

幼いころは皮膚のバリア機能がうまく働かず、肌を守る力が弱いのですが、思春期ごろになると症状が落ち着いてきます。

大人のアトピーは増加傾向に!

20~30歳代での発症率は全体の9%前後です。

成人以降も続くと慢性化することがあります。

また、お酒やたばこ、睡眠不足などの不規則な生活やストレスによって大人のアトピーは増加傾向にあります。

親や兄弟など親族の中にアトピー性皮膚炎を発症している人や、発症したことがある人がいる場合はアレルギー素因を持っている可能性が高くなります。

アトピー性皮膚炎治療イメージ

4.気管支炎喘息

8割が未就学期に発症

1~2歳に発症することが多く、約8割が未就学期に発症します。

激しい咳こみ、息を吐いた時の息苦しさが見られ、息をするたびにヒューヒュー、ゼイゼイといった狭い気道を息が通る時の音が胸から聞こえるのも特徴です。

約7割は大人になるまでに治りますが、再発することもあります。

未就学児画像

大人になってから発症することも

大人から気管支喘息になった場合、長引く風邪と勘違いすることもあります。アレルギーによる慢性的な気道の炎症が原因で、少しの刺激に反応して悪化します。

気道が狭くなることで息苦しさを感じ、激しいせき込みや粘り気のある痰などの症状が見られます。

ハウスダストのアレルギーの検査と治療

1.何科に行けばいい?

病院イメージ

症状に合わせて選択する

鼻の症状があれば耳鼻咽頭科、目の症状があれば眼科、皮膚症状があれば皮膚科、咳や全身症状があれば内科など、症状に合わせて選択すると良いでしょう。

アレルギー科を持つ病院もあります。

2.ハウスダストのアレルギー検査

鼻鏡検査と鼻汁検査

鼻の症状があれば鼻鏡検査(鼻の内側の炎症症状の確認)や、鼻汁検査(鼻水を採取し、好酸球という免疫細胞が増えているか確認)が行われ、アレルギーによる症状であるか確認します。

血液検査

血液検査イメージ

血液検査は、採血した血液とさまざまな物質とを反応させ、アレルギーの原因を調べますが、結果がわかるまで数日から数週間かかることがあります。

皮膚反応テスト

また、その他の検査方法としては、皮膚反応テスト(パッチテスト)を行い、皮膚にアレルギーの原因となる物質を乗せ、アレルギー反応が再現されるか調べることもあります。

通院を必要とする場合があり、一週間ほどかかることもあります。

3.検査費用

ハウスダストのアレルギー検査費用は、3割負担で5~6千円程度ですが、検査内容によっても異なります。よく相談して検査方法を選択しましょう。

4.ハウスダストによるアレルギーの治療法

点眼薬画像

アレルギーの治療方法は、投薬治療(内服薬、吸入薬、軟膏、点鼻薬、点眼など)レーザー治療、アレルゲン免疫療法などがあります。

症状に合わせて選択します。

自分でできるハウスダスト対策

1.掃除や温度調整で、アレルギーを避ける

こまめな部屋の掃除でダニやほこり、かびなどをしっかり取り除くことが大切です。

また、室温や湿度の調節を行いましょう。

アレルギー因子になるダニやカビなどには、活性しやすい温度があります。

カビは温度20~40℃、湿度湿度60%以上、ダニは室温20~30℃、湿度60~80%です。

エアコンや除湿機を使用し、温度や湿度の調整を心がけましょう。

湿度調整イメージ

2.皮膚の乾燥を防ぐ

皮膚のバリア機能が弱まっていると、症状が悪化することもあります。皮膚を乾燥から守り、保湿ケアに努めましょう。

まとめ

ハウスダストは、さまざまな種類があります。

アレルギー反応が起きると、かゆみや鼻づまりなどの症状で眠れないなど、日常の生活に支障をきたすこともあります。

気になる症状があれば、早めに症状に合わせて病院を受診しましょう。

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