C型肝炎の症状は?初期は微熱や疲れやすさ…。検査や治療法について

C型肝炎 症状

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

C型肝炎について

1.C型肝炎ってどんな病気?

ウイルス

C型肝炎ウイルスが、肝臓に炎症を引き起こす!

『C型肝炎』は、C型肝炎ウイルスが引き起こす、肝臓の炎症(『肝炎』)のことです。

肝臓に炎症が起こっていなくても、感染が分かったら治療する必要があります。

C型肝炎を放っておくと…

肝臓に炎症がなくても、放っておくと肝臓そのものに大きなダメージを与える可能性があり、肝細胞に炎症が起こってからだと、治めるのが難しくなってしまいます。

また、万が一、知らぬ間に病気が進行してしまうと、肝硬変を経て、肝がんを発症する可能性が高まります。

2.肝臓のはたらきについて

肝臓

 

肝臓は、『横隔膜』の下に、張り付くように存在する大きな臓器です。

肝臓は、さまざまな役割を同時におこなっている

肝臓にはさまざまな役割があります。栄養を吸収しやすい形に変える、毒を無害になるよう分解する、血液の状態を一定に保つ、といった複数の役割を同時におこなっています。

中でも有名なのは、アルコールの代謝です。

肝細胞は、壊死と再生をくり返す

また、肝臓の『肝細胞』は、壊死しても、すぐに再生することができます。肝細胞は、その人が死ぬまで、壊死と再生とをくり返すのです。

3. C型肝炎にかかると、肝臓には何が起こる?

C型肝炎にかかり、肝臓に炎症が起こると、この壊死と再生とのサイクルに異常をきたします

肝炎ウイルスによって、肝細胞に炎症が起こると、肝臓そのものに大きなダメージを与えます。そのため早急な治療が必要です。

特に、C型肝炎ウイルスの場合は、肝細胞に起こった炎症を治めることが難しいです。放っておき肝炎が慢性化すると、肝硬変、肝細胞がんへと、症状が進行していきます。

C型肝炎の症状と感染経路

1.C型肝炎の症状。初期は気づきづらい!

症状 微熱

肝臓は、「沈黙の臓器」ともいわれます。その名の通り、臓器そのものにダメージが起こっても、痛みなどを感じることが無く、発見が遅れがちです。

C型肝炎の初期症状は、疲れやすい』、『微熱が続く』、『気分が悪い』などで、見過ごしてしまうケースも多いです。

進行してくると、『黄疸(おうだん)』が出て、皮膚や目が黄色っぽくなります。

2.C型肝炎の感染経路

日常生活で感染することは、ほぼない

C型肝炎ウイルスは、血液を介して感染します。そのため、日常生活で感染することはまずありません。

輸血や器具の使い回しなどが原因で感染する

輸血

しかし、C型肝炎ウイルスが発見された、1989年以前に輸血を受けたことがある場合、いれずみやピアスの穴開け、歯の治療で器具を使い回されたことがある場合、民間療法などで血をともなう治療を受けたことがある場合は、自分も知らないうちに感染している可能性があります。

思いあたることがあれば、一度医療機関で検査をうけましょう。

3.母子感染について

母子感染

母乳から感染することは、ほぼない

C型肝炎の場合、母乳を飲んで感染することはほとんどありません。

分娩時の会陰切開から感染することも

しかし、分娩時に会陰切開をおこなうと、ウイルスを含む母胎の血液が、胎児の『眼球結膜』や『さい帯』を介して体内へ入り、感染する可能性があります。

子どもにC型肝炎が感染したら、どうなる?

とはいうものの、生後2年以内に自然とウイルスが排除されることもあります。

また、子どもの場合肝炎は進行しずらく、成人してからの治療も可能です。さらに、現在C型肝炎の治療法は進歩しつつあります。そのため母子感染について、そこまで悲観的になる必要はありません。

C型肝炎の検査と治療について

1. C型肝炎の検査について

血液検査

まず、血液中に抗体があるかを調べる

C型肝炎の診断には、『HCV抗体検査』という検査をおこないます。

HCV抗体検査は、採血して、血液中のC型肝炎ウィルス(HCV)に対する抗原抗体反応の有無を調べる検査です。

つづいて、体内にウイルスがいるかを調べる

HCV抗体検査で反応がみられた場合は、『HCVRNA』という検査で、体内にC型肝炎ウィルスが存在しているかどうかを調べます。

HCV抗体検査が陽性でも、HCVRNAで陰性であれば、C型肝炎ウィルスは体内に存在しない、と判断されます。

腹部エコー検査をおこなうことも

また、『腹部エコー検査』をおこない、肝細胞の萎縮の有無や、肝細胞がんについても調べることがあります。

2.採血の結果からみる、肝炎の可能性

健康診断などでおこなわれる、採血の結果からも、肝炎の可能性についてチェックすることができます。

肝炎にかかっている場合は、採血項目の『GOT(AST)』や『GPT(ALT)』の値が上昇します。採血結果が出たら、一通りチェックしましょう。

3. C型肝炎の治療法

内服治療

現在、C型肝炎の治療法は、肝炎ウイルスを退治する『内服薬』が主流です。

以前は、注射でおこなう『インターフェロン療法』が主流でしたが、それに代わり、内服薬で直接C型肝炎ウイルスを攻撃し、根治させることが可能になってきています。

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