「手足口病」とは?子どものいる親は知っておきたい!症状や予防法

手足口病 とは
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

手足口病は子どもを中心に発症する病気です。

特に集団生活の中で流行することが多く、子どもを持つ親にとっては心配な病気ですよね。また、オムツ替えなどから大人にうつることもあります。

こちらの記事では手足口病の症状や感染経路、予防法などを解説します。

手足口病の症状を徹底解説!

1.手と足の症状

2~3ミリの小さい発疹ができる

手の平や甲、指の間、ひざや足の裏や甲などに2~3ミリの小さい水ぶくれを伴う発疹が出ます。同時にかゆみがあることが多いです。痛みがあることは少ないとされています。

水ぶくれは、かかないように注意!

水ぶくれの中の液体はウイルスを含んでいます。かいて水ぶくれをつぶさないように、注意が必要です。そのため、爪は短く切りましょう。

水ぼうそうとは、どう違うの?

手 湿疹

同じように発疹ができる病気に水ぼうそうがあります。

水ぼうそうは、高熱と、全身に発疹が出るのが特徴です。対して、手足口病で発熱することは少なく、出ても38度以下のことがほとんどです。また、発疹は手足に集中しています。

しかし、最近では手足口病でも発疹が全身に広がることがあり、水ぼうそうとの見分けが難しいケースも増えているようです。

発症から3~4日がピーク!

発疹は、発症してから3~4日くらいがピークです。1週間から10日ほどで茶色いシミのようになって消えます。

2.口内の症状

口内炎

発疹がつぶれて口内炎に

口腔内に発疹ができた後、つぶれて口内炎になります。小さいものがいくつもできることもあれば、舌の先に大きいものができることもあります。口内炎は痛みを伴います。

痛みは3日~1週間以上つづく

痛みは3日から1週間以上続きます。痛みのために食欲がなくなることがあります。

手足口病に感染する原因

1.くしゃみや咳による飛沫感染

くしゃみや咳によってウイルスが飛び散り、のどや鼻、目などの粘膜に付着することで感染します。マスクを着用することで、ある程度防ぐことができます。子どもが手足口病にかかり、看病をする際も、マスクを着用しましょう。

2.ウイルスが手から口に入る、接触感染

ウイルス 感染

ウイルスのついた身体や物に触れ、その手で自分の口などを触ることで感染します。物を介して感染することがあるので、集団ではタオルの共用も避ける必要があります。接触感染を完全に防ぐのは難しいですが、こまめな手洗いを心がけましょう。

3.排泄物を介してうつる糞口(ふんこう)感染

感染者の排泄物を介して感染することもあります。

オムツ交換や、トイレに行った後十分に手洗いをせず食品を触ることでウイルスが広がります。子どもが手足口病にかかったら、オムツ交換の際は使い捨ての手袋を着用しましょう。

症状がおさまっても、2週間から4週間は排泄物中にウイルスが含まれています。油断せず、十分な手洗いを心がけてください。

手足口病に特効薬はない!その治療法とは

小児科

手足口病のウイルスに対する特効薬はありません。治療では、症状を和らげながら安静を保ち、自然に治癒するのを待ちます。

1.すぐに小児科を受診すべき症状

手足口病の症状は、比較的軽いことが多いです。しかし、まれに髄膜炎や脳炎を引き起こすなど、重症化することもあります。

水分が摂れない、高熱が2日以上続く、嘔吐する、ぐったりしているなどの症状が出たときは、すぐに小児科を受診しましょう。

2.解熱剤は基本的に使わない

発熱を伴うのは、手足口病にかかった人の1/3程度だといわれています。もっとも、近年は増加傾向にあります。

発熱は、ウイルスを退治するために発生するので、基本的には解熱剤を使わずに様子をみます。解熱剤を使用する場合は、医師の指示に従ってください。

3.かゆみがある場合は、かゆみ止めを使用

発疹にかゆみを伴う場合には、かゆみ止めを使用します。

水ぶくれをかいてつぶしてしまい、中の液体がついた手で周囲のものをさわると感染が広がる可能性があります。水ぶくれをかかないように、十分注意が必要です。

4.口の中の発疹は水分補給を心がける

水分補給

口の中の発疹の痛みから、食欲が低下する場合があります。

水分の摂取が十分でないと、脱水症状を起こすこともあるので、こまめな水分補給を心がけましょう。食事は辛い物や熱いもの、酸味があるものは口内炎にしみるので避け、柔らかい食べ物を用意しましょう。

手足口病が大人にかかると、重症化しやすい

1.手足口病は、大人にもかかる!

子供の病気、というイメージが強い手足口病ですが、大人も感染することがあります。大人がかかると、子どもに比べて重症化しやすいので注意が必要です。

また、原因となるウイルスが何種類もあるので、子どもの頃かかっていても、再度かかることがあります。

2.40度以上の高熱が出ることも

子供であれば、発熱しても38度以下で済むことがほとんどですが、大人は、発熱がみられる人の3割が40度以上の高熱です。歩行が困難なほどの痛みが、発疹に伴うこともあります。

3.子どものオムツ替えなどで感染

おむつ

子供から大人への感染は、ほとんどが排泄物を介して起こります。手足口病に感染した子供のオムツを交換した後、手洗いが不十分なまま食物を触り、母親へ感染するケースが多いようです。

子どもが手足口病にかかってしまったら、オムツ交換の際は必ず使い捨て手袋を着用し、しっかり手洗いをしてください。

子供の病気だと油断せずに、感染対策を行いましょう。

まとめ

手足口病は子どもの夏風邪のひとつ、ともいわれる病気です。幼稚園や保育園で流行することも珍しくありません。かゆみがある場合は、子どもがかきむしってしまわないように注意しましょう。また、水分補給も心がけてくださいね。

症状がおさまっても、しばらくは飛沫や排泄物から感染する可能性があります。予防には、徹底したうがいと手洗いが効果的です。日頃からうがい、手洗いを習慣化するといいですね。

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