胃アトニーの症状や、自分でできる改善法は?やせ形の人は要注意!

胃アトニー
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胃アトニーという言葉を聞いたことがありますか?

「何だろう、胃の病気かな?」と思われる方も多いのではないでしょうか?胃アトニーとは、胃の働きが悪くなり、様々な症状が出てくる状態(症状が出ないケースもあります)をいいます。

この記事では、胃アトニーについて、その原因と症状、治療法までを詳しく解説します。

胃アトニーとは?

まず、胃アトニーの症状や診断基準について解説します。

1.胃アトニーってどんな病気?症状は?

胃の機能が低下する

胃

胃アトニーは、胃の筋肉が緩んでしまい、胃の機能が低下してしまう状態のことです。アトニーはドイツ語で「無力症」という意味を指すことから、「胃無重力症」とも呼ばれます。

炎症や潰瘍などはない

比較的、やせ形の人に多く見られ、体が弱い方や筋肉量が少ないにも見られます。胃アトニーは胃の不調が自覚症状としてあっても、炎症や潰瘍(胃の壁に深く傷がつくこと)などは見つかりません。

自覚症状は、食後の胃もたれやむかつきなど

胃腸炎

自覚症状としては、食後の胃もたれやむかつき、膨満感、胃痛、食欲不振、げっぷなどがあります。胃下垂と併発することが多いです。

2.胃アトニーの診断基準は?

内視鏡

胃アトニーの診断には、上部消化管X線検査(胃のバリウム検査)を行います。

基本的には、バリウムの胃から腸への移動時間を検査します。胃の働きが低下していると、バリウムが胃の中で滞ってしまい、十二指腸へと送り出す時間が長くかかります。そのことから胃アトニーと診断されます。

3.胃アトニーと胃下垂は何が違う?

胃下垂

胃アトニーは、胃の筋肉自体が緩んでしまい、その働きが悪くなった状態です。

それに対し胃下垂は、お腹周りの筋力低下により、胃の位置が通常の位置よりも下がってしまい、胃が縦に長く伸びてしまった状態をいいます。胃下垂自体は病気ではなく、食後下腹部がポッコリと膨らむことが特徴です。

4.放っておくとどうなる?

胃の機能が低下しているため、消化がなかなか進みません。消化を促すために胃酸が多く分泌されるため、胃の中の環境バランスが崩れやすい状態になります。

胃アトニーの原因は?不妊のリスクも…

1.胃アトニーの原因

生まれつき筋力が弱い

胃アトニーは、胃下垂を伴うことが多く、生まれつき内臓の筋肉が弱いことで、胃の働きが悪くなってしまうことが原因の一つとしてあげられます。

暴飲暴食やストレスなどが関係する

暴飲暴食の生活を続けていることや、ストレスなども関係していると指摘されています。

2.胃アトニーが引き起こすリスク

不妊の原因になる

妊婦

胃アトニーの人は胃の筋肉量の低下が影響することから、同じくお腹まわりの筋力の低下によって起こる胃下垂を伴っていることが多く見られます。

胃が骨盤内に落ちてくることで大腸や小腸にも圧力がかかり、さらにその下にある子宮やその子宮周辺の臓器も圧迫して不妊の原因になることもあります。

同様に胃下垂も、不妊とまではならないまでも、そうでない人と比べて妊娠しにくくなってしまうことが考えられます。

思考力が低下する

思考力低下

胃アトニーにより、消化不良を起こすと、栄養の吸収がうまくできずに栄養不足となってしまいます。

それによって、脳に必要な栄養がいきわたらなくなり、思考力の低下がおこる可能性があります。

自分でできる、胃アトニーの改善方法

1.一度に食べる量を少なくする

少量 食事

1日に食べる量を4~5回に分けてみましょう。

一回に食べる量を少なくすることで、胃への負担を軽くすることができます。

2.食事内容を見直す

また、油っぽいものやアルコールを控えたり、消化しやすい食べものを選んだりすることも大切です。

3.よく噛んで食べる

よく噛んで食事をすることが胃の消化を助けることになります。

食後30分ほど、体の右側を下にして横になると、胃の内容物を十二指腸へと送りやすくなります。

4.運動療法

運動

運動により、腹筋や背筋を鍛えることもおすすめです。筋肉の強度や量を増したり、体重を増やすことで胃か水の状態も改善でき、胃アトニーの改善にもつながります。自分で続けやすい運動を継続的に行うことが望ましいでしょう。

5.日常生活で心がけること

アドバイス

日常生活において以下のことに特に注意しましょう。

  • ・規則正しい生活をおくる
  • ・疲労やストレスをためない
  • ・適度な運動を持続的に行う
  • ・十分な睡眠をとる
  • ・暴飲暴食は控える

病院で受ける胃アトニーの治療

薬

病院での治療は主に薬物療法となります。薬物療法は症状が強く出てしまったり、食事や運動療法で改善できなかったりする場合に用いられるケースが多いといえます。

胃もたれや膨満感、げっぷなどの症状がある方は、胃の機能を良くするための薬や、消化を助けるための薬が使われたりします。

まとめ

胃アトニーについて、お分かりいただけたでしょうか?特に症状がない場合は治療の必要はありません。

また、症状があっても命に関わるほどの病気ではありません。

しかし、放置しておくことで、胃炎や胃潰瘍などの重大な病気が引き起こされるきっかけになることもあります。

もしかすると他の病気が隠れている可能性もありますので、気になる自覚症状があれば自己診断は控え、早めに病院を受診することをお勧めします。

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