お腹が張る、膨れる「胃拡張」とは?原因や、おすすめの食事を解説!

胃拡張

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

胃拡張は、単なる「食べ過ぎ」とは異なります。

お腹の張りや、膨れなどの症状を感じたら、それは胃拡張の症状かもしれません。

この記事では、胃拡張の症状や原因、おすすめの食事について解説します。

胃拡張について

1.胃拡張とは?

胃拡張

食べ物が胃にとどまっている状態

『胃拡張』は、食べ物が胃で停滞し、とどまることで胃が拡張している状態です。

胃拡張になると、お腹の張りや膨れを感じる

胃は、食べ物が入ってくると、それに合わせて拡張します。

胃の中にあった食べものが小腸へと排出され、胃のなかに食べ物がなくなると、自然と胃は収縮します。しかし、胃拡張が生じているときは、胃に食べ物が停滞し、お腹が膨れた感覚(『腹部膨満感』)が長く続きます。

実は「胃拡張」は正式な病名ではない!

胃拡張は、正式な病名ではありません。とはいえ、先に解説した腹部膨満感を急に自覚した状態を『急性胃拡張』と呼ぶことがあります。

2.胃拡張の原因について

胃拡張

主な原因は、2つにわけられる

胃拡張の原因にはさまざまなものがあります。

主に考えられるのは、食べ物やガスの停留が起こる『器官的疾患』と、胃のはたらきが低下する『機能的な疾患』です。

代表的な器官的疾患としては、『胃がん』や『胃潰瘍のあと(胃潰瘍瘢痕)』などがあります。

糖尿病など、胃以外のところに原因があることも

また、それ以外に胃の運動が低下することで、胃拡張が生じている可能性もあります。たとえば『糖尿病性神経症』などの病気にかかっているケースです。胃拡張を起こしたからといって、必ずしも胃に原因がある、というわけではありません。

3.胃拡張の症状について

先に解説したように、『腹部膨満感』を覚えます

この強さは人によってさまざまで、『嘔吐』をともなうこともあります。嘔吐は、胃が必要以上に拡張してしまうことで起こります。また、胃拡張の特徴として、嘔吐したさいに、かなり前に食べたものが混じっていることがあります。

4.食べ過ぎと胃拡張はどう違う?

胃拡張

食べ過ぎても、通常約8時間で消化される

普段より食べ過ぎてしまうと、同様に腹部膨満感を感じることがあります。

しかし、体が正常に機能している状態であれば、腹部膨満感が続くのは数時間から1日です。食べた量が多いと、その分時間はかかりますが、通常8時間ほどで消化されます。

腹部膨満感が数日続くようであれば病院へ!

単なる食べ過ぎであれば、数日にわたって腹部膨満感を感じることはほとんどありません。食べ過ぎてから数日が経っても腹部膨満感が消えない、お腹の張りが気になる、という場合は、食べ過ぎ以外の原因が考えられます。はやめに病院を受診しましょう。

胃拡張の治療について

1.まずは内科へ!検査について

胃拡張

お腹の張りや腹部膨満感が気になる場合、はじめは近くの内科などで問診を受け、必要であれば総合病院などを紹介してもらいましょう。

胃拡張が生じているかどうかは、『バリウム検査』や『エコー検査』によって分かります。

加えて、胃拡張を起こしている原因を調べる必要があります。『レントゲン』や『内視鏡』等を使って、原因を調べていきます。

2.胃拡張の治療法

胃拡張を起こしている原因が判明したら、それぞれの原因に合わせて治療します。

胃拡張の症状を頻繁に感じるようであれば、手術によって、胃の出口を広くすることもできます。また、嘔吐をくり返して、脱水症状を起こしている場合は、点滴などの処置もおこないます。

3.治療期間について

胃拡張が一時的なものであれば、多くの場合、早期に改善がみられます。原因となる病気がある場合は、病気によって治療にかかる期間が異なります。

胃拡張になった時の食事について

1.消化のよい食事がおすすめ!

胃拡張

消化によく、やわらかいものがおすすめ

『うどん』や『おかゆ』など、炭水化物主体の消化に良いものを中心に食べるようにしましょう。

また、硬いものよりも柔らかいもののほうが早く消化できます。『豆腐』や『プリン』、『ゼリー』などもおすすめです。

食欲がない場合も、水分をとり少しでも食べる

食欲がなくても、水分補給はしっかりおこない、少しでも何か口にするようにしましょう。嘔吐をくり返し、脱水症状や栄養不足になることも考えられます。

食欲があるときは、普段よりよく噛んで食べる

胃拡張でお腹に張りを感じていても、食欲が落ちないこともあります。そうした場合は、普通に食事をとりたくなるかもしれませんが、極力消化の良いものを食べましょう。

固形物は、普段よりよく噛んでから飲み込むようにしてください。

2.脂っこいものや硬いものは避ける!

脂っこいものや硬いものは、胃に長い時間停滞し、負担をかけます。硬くて消化の悪いものは、胃拡張のときや腹部膨満感があるときは極力避けましょう。

まとめ

お腹に違和感を覚えたら、早めに病院へ!

胃拡張は、腹部膨満感や、お腹の張りを感じる症状のことです。

特に、急性胃拡張の場合は、急なお腹の張りで不快感を覚えたり、嘔吐したりすることもあるので注意が必要です。お腹に違和感を覚えたら、早めに病院を受診しましょう。

症状が軽ければ、市販薬で様子をみるのも手

また、市販の胃薬もたくさんの種類が販売されています。軽いお腹の張りの症状のみであれば、まずは市販薬で様子をみるのもひとつの手です。しかし、症状が改善しない、悪化している、嘔吐があるなどの場合は、必ず病院へ行きましょう。

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