頻尿から考えられる病気とは?男女でちがう原因や、治療法を解説!

頻尿 病気
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

トイレに行く回数が増えることや、トイレに行った後にまたすぐ行きたくなることを頻尿といいます。

頻尿の原因は加齢によるものも多いですが、病気が潜んでいることもあります。

男女によってもそれぞれ臓器や筋力が違うため、それぞれの原因に合った正しい治療が必要になります。この記事では、頻尿から考えられる病気について詳しく説明します。

頻尿の定義は?

トイレ

日本泌尿器科学会によると、1日に8回以上の排尿がある人は頻尿だとされています。

一日に排尿する回数は人によって個人差がありますが、何度もトイレに行ってしまう、一度行ってもまたすぐにトイレに行きたくなるなどの症状があれば、頻尿といえます。

頻尿は、体のどこかに病気が潜んでいることも考えられるため、検査が必要になるケースもあります。

女性の頻尿の原因と症状

頻尿は、男女ともに起こりやすい症状ですが、性別によって考えられる原因は違ってきます。

1.過活動膀胱

膀胱の働きが活発になる

膀胱

その名の通り、膀胱が必要以上に働いてしまうことで、代表的な頻尿の原因となる疾患です。

膀胱が過剰に収縮してしまうことで、尿を貯められる量が少なくなり、トイレの回数が増えてしまいます。他にも、急に強い尿意を感じることもあり、場合によっては我慢できなくなることもあります。

女性は尿漏れを起こしやすい

女性はもともと男性よりも尿道が短く、男性に比べて尿漏れを起こしやすい体の構造をしています。

その分、膀胱が過剰に働いてしまうと、様々な弊害が出てしまうのです。

2.骨盤底筋が緩む

骨盤底筋の筋力不足

骨盤底筋

骨盤底筋とは、膀胱や尿道、子宮を支える重要な筋肉です。

女性は、妊娠出産を経て、頻尿に悩む人がいます。女性は男性よりも筋肉量が少ないため、その分筋力不足による骨盤底筋で頻尿になりやすいと言われています。

運動不足や加齢による衰え

他にも運動不足や年齢による筋肉の衰えなどがあります。

健康であれば、お腹に力を入れると尿道が閉まる仕組みになっており、尿漏れを防ぐことができますが、筋力が減ってしまうとそれができなくなります。

男性の頻尿の原因と症状

1.過活動膀胱

シニア

男性にとっても、過活動膀胱は頻尿の原因になります。

女性に比べると、尿漏れを起こす頻度は少ないですが、排尿筋が必要以上に収縮してしまうことで、膀胱に貯められる尿の量が減り、頻尿を引き起こします。

排尿筋それ自体は、自分の意志で動かすことはできません。

2.前立腺肥大

60代の男性2人に1人

老人

年齢を重ねるごとに、前立腺肥大の割合は高くなります。

60歳の男性であれば2人に1人に前立腺肥大が見られるようになります。その割合も、年齢を重ねるごとにさらに高くなっていくと言われています。

前立腺肥大が尿道を圧迫

前立腺は男性特有の臓器で、尿道を囲むような仕組みになっています。

前立腺が肥大化することで尿道を圧迫し、様々な弊害が発生します。

頻尿になって尿が途切れなくなることもあれば、残尿感が残ったり、尿の勢いがなくなったりするなど他の症状を引き起こすこともあります。

頻尿の治療について。何科を受診する?

病院でうける頻尿の治療法や、病院は何科を受診すべきかについて、解説します。

1.何科で相談すればいい?

基本的には泌尿器科。女性は婦人科や産婦人科も

泌尿器科

頻尿で病院を受診する場合、基本的には泌尿器科になります。

ただし医院によっては女性への対応を行っていないこともあります。

近くにない場合や、急を要する場合には近くの内科を受診するのも良いでしょう。必要に応じて病院を紹介してもらうことや、治療を受けることができます。

女性の場合は、婦人科や産婦人科でも診てもらえます。妊娠・出産前後で頻尿を感じる方は、まずは産婦人科に相談しても良いでしょう。妊娠中や出産後でなくても、婦人科の領域として診てもらうことができます。

2.病院でうける頻尿治療とは

薬物療法が基本

薬

多くは、薬を服用することで治療を行います。

症状や原因により薬の種類は違います。年齢による体の機能の低下もありますので、完治が難しく、長く付き合う必要が出てくることもありますが、症状の軽減を目指して治療を進めます。

症状に応じて薬を使い分ける

膀胱炎が原因の場合には『抗生剤』、過活動性膀胱炎の場合には『抗コリン薬』という薬を使用します。

前立腺肥大の男性には、『α1ブロッカー』という専用の薬もあります。

原因が骨盤底筋の筋力にある場合

ストレッチ

女性に多い、骨盤底筋の筋力低下が頻尿の原因の場合は、体操やストレッチを行うことで症状を軽減させることができます。

加齢による筋力の低下であっても、医師から習ったものを日課として取り入れることで改善することもあります。

まとめ

頻尿には様々な原因があり、性別や年齢によっても症状が変わります。

完治には時間がかかり、治療をしている間は薬を飲み続ける必要があります。排尿の状態は、いい時と悪い時の変動があります。

調子がいい時に薬をやめてみるのも一つの選択肢ですが、やめると症状が元に戻ってしまう場合もあります。

薬を飲んでも症状が改善しない場合、手術が必要になることもありますので、頻尿を疑った場合には、泌尿器科や、女性の場合は産婦人科、近くにない場合は内科を受診してみましょう。

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