花粉症の薬はいつ飲むべき?花粉シーズンを乗り切るためのポイント

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ルサンククリニック銀座院 長谷川 佳子 院長のプロフィール画像

取材協力

ルサンククリニック銀座院

長谷川佳子 先生

2002年 福井県立藤島高等学校卒業
2002年 北里大学医学部医学科入学
2012年 北里大学医学部医学科卒業
2012年 横浜市立大学附属病院 初期臨床研修医
2013年 横浜市立大学 市民総合医療センター 初期臨床研修医
2014年 横浜市立大学附属病院 形成外科 入職
2015年 藤沢湘南台病院 入職
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

形成外科、美容皮膚科、皮膚科、外科など様々な分野を担当。
患者さんが気楽に相談でき、しっかりと満足いく診療メニューを提案する。学会、大学病院、研究施設などへの積極的なアプローチ発表など常に最善の手を尽くすべく研究を行うことが最大の特長。
女性目線で、きめ細やかなケアと笑顔で診療することを心がける。
執筆を通し、様々な経験に基づいた根拠ある情報の提供を行う。

目次

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2019年の花粉症シーズンの到来は、九州、四国、東海、関東地方の一部で2月中旬頃と予想されています。例年、花粉症に悩まされている方にとっては、どのタイミングで薬を服用するべきなのか、疑問に思うのではないでしょうか?

花粉の時期にできるだけ苦しまないための対策を、小田原銀座クリニックの長谷川佳子先生にお聞きしました。薬の種類や服用するタイミング、花粉症の予防策についても詳しく解説してくれています。

症状が早めに出る方はアレルギーテストを…

花粉の季節が近づくにつれ、憂うつな気分になる方も多いかもしれません。

花粉の中でもスギ花粉は早めに飛散しますが、「スギ以外にも花粉症の原因となる花粉は、一年中飛散しています。(症状を早めに感じる方は)そういった花粉に影響を受けている可能性もあります。詳しく知りたい場合は、アレルギーテストを受けましょう」(長谷川先生)

本格的な花粉シーズンの前から「鼻水が止まらない」などの症状が起きている方は一度、自身がどんなアレルギーに反応するのかをチェックしてもらうことも得策です。

アレルギーテストの内容

ここでは、アレルギーテストの検査内容について、長谷川先生に解説していただきました。

「アレルギーテストにはいくつか検査があります。血液検査ではアレルギーになりやすいか否かを調べる検査、何がアレルゲンか特定する検査があります。そのほか、皮膚や鼻粘膜を使ってアレルギーかどうか調べる検査もあります。

テストを受け、何に対して(杉やヒノキ、ハウスダストなど)のアレルギーかがわかれば、その時期の外出は控える、花粉飛散時期はマスクやメガネをする、飛散前から薬を飲む、掃除の際はマスクをする、といった対策をします」

指先から少しの血液をとり、検査することで、何に対してのアレルギーかがわかります。

薬は「ピークの2週間ほど前からの服用」がベスト

花粉症の薬はいつ飲み始めるのがベストなのでしょうか?

これに関して長谷川先生は以下のようにアドバイスしてくれました。

「花粉症の薬は症状が現れる前から飲んでいることで、症状が軽く抑えられます。ピーク情報が出たらその前までに病院を受診しましょう。ピークの2週間ほど前からの服用がよいので、そのタイミングに間に合うように受診するのがおすすめです。

すでに症状が出ていると鼻粘膜過敏性(花粉症)が進行しているので、治療効果が現れるのに時間がかかります。また、それぞれの症状により薬の作用時間の差もあるので、効果が実感しにくくなります」

花粉症_薬_いつ飲む_イラスト

クリニックで処方される薬と市販薬との違い

花粉症の症状を抑えるための主な薬として下記の2点が挙げられますが、それぞれ異なる特徴を持っています。

・ 抗ヒスタミン剤…症状を和らげる、短時間で効果が出る
・ 局所ステロイド薬…鼻や目に投与して、炎症を抑える

クリニックで処方される薬と市販の薬の違いについて、長谷川先生が解説してくれました。

「処方薬は医師が症状や原因に合わせて適した薬を選び、薬の変更もスムーズです。自分の症状に合った薬の成分名がわかれば、同じ成分を使用した市販薬も選べます。

また、市販薬はいつでも購入可能なので、忙しい人には便利です。種類は抗ヒスタミン剤といっても、作用時間や眠気などに違いがあります。値段は、処方薬の場合保険がきくので安価です」

舌下免疫療法について

花粉症の治療手段には、薬を舌の下に投与するだけで自宅でも行える「舌下免疫療法」という方法もあります。

この治療法については、スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎のみが対応可能で、薬の服用期間を長く取ることが求められます。また、治療効果が出るのにも時間が必要です。

長谷川先生によると、「舌下免疫療法であれば、飛散前、おおよそ6月~12月に治療をします。治療期間は3~5年ほど」だそうです。

薬以外の花粉症・予防策

花粉症の対策として以下で挙げたような例は、日頃から十分に注意しておくことで花粉症の予防につながります。

・掃除はこまめに行う
・窓を開けっ放しにしない
・加湿を十分に行う
・ストレス対策を行う
・十分な睡眠やバランスのよい食事を意識する

また、花粉症予防に欠かせないマスクについて長谷川先生は、「マスクは顔の大きさに合ったものを選びます。鼻すじにマスクをフィットさせ、口、あごの全体を覆い、隙間がないように着用させます」と、正しいマスクの付け方について話してくれました。

花粉症の時期を少しでも苦しまずに過ごすには、薬を飲むタイミングや日頃から予防を施しておくことが何より大切です。

 

取材協力:小田原銀座クリニック 長谷川佳子先生

イラスト:小林まぐろ

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