ぐるぐるした回転性めまいの原因は?病気…?平衡感覚を正す対処法も

めまい 回転
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林高太郎

監修者

医療法人社団さくらライフ

林高太郎 先生

埼玉医科大学 卒業
医師国家試験予備校講師、麻酔科フリーランスなどを経て、
現在は総合診療をおこなっている。

急に目の前がくるくる回るような感覚を、経験したことはありますか?

このような回転性のめまいは、特に女性に多いとされています。

この記事では回転性めまいの原因と対処法について解説していきます。

回転性めまいの原因は?

回転性のめまいは、耳の中にある三半規管によって生じる場合がほとんどです。

この三半規管に異常をきたす病気としては、次のようなものが挙げられます。

1.メニエール病

病気

メニエール病とは激しい回転性のめまいや、難聴・耳鳴り・耳閉感を繰り返す内耳の病気です。

ストレスと関係があると言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

三半規管のリンパ液が増えることでめまいが生じますが、リンパ液が増える原因としては2パターンあります。

リンパ液が必要以上に生産される場合

次のような理由でリンパ液が過剰に生産され、三半規管に異常が生じます。

  • 自律神経失調症
  • ホルモン異常
  • ウイルス感染
  • 血行障害

リンパ液の吸収が必要以上に阻害される場合

血行障害・リンパ液の循環障害・リンパ嚢の発育不全などがあると、リンパ液の吸収が阻害されます。

リンパ液はリンパ節に吸収されリンパ管に合流しますが、この工程が阻害されると三半規管に異常が生じます。

  • 血行障害
  • リンパ液の循環障害
  • リンパ嚢の発育不全

2.内耳炎・前庭神経炎

耳

内耳や前庭神経が炎症を起こし、そこに水がたまるとめまいが起こります。

前庭神経炎はめまい以外ほとんど症状が表れませんが、内耳炎の場合はほかにも難聴・耳閉塞感・耳鳴り・平衡障害などの症状がみられます。

炎症が起こる原因としては、ウイルス感染や自律神経失調症などが挙げられます。

3.良性発作性頭位めまい症

耳石

前庭にある「耳石」のかけらが剥がれて、三半規管のリンパ中に混入することで生じるめまいです。

横になっているときや、頭を強く動かしたときなどに数十秒間表れます。

しかし良性であれば自然に治ることがほとんどです。

4.悪性発作性頭位めまい症

めまい

良性発作異性頭位めまい症と同様、耳石が三半規管に混入することで、睡眠中や頭を強く動かしたときにめまいが生じます。

ただこの場合は耳石が混入する原因として、重大な脳の病気が関係しているため要注意です

  • 脳内の小脳が委縮する病気
  • 脳腫瘍
  • 脳梗塞

悪性の場合は、原因となる病気を治療しない限りめまいも改善しません。

めまいの症状と併せて次の症状がみられたら要注意です。

  • 視力の低下
  • しびれや手足の麻痺
  • 聴覚障害
  • 片側顔面麻痺
  • 片方の視力の急激な低下

5.水分不足が原因の場合も

水分

水分不足もめまいの原因となります。

内耳には、体内の水分に関する情報を脳へ伝達して平衡感覚を保つ役割があります。

このとき内耳は三半規管の中を流れる水分を参考にするため、体内の水分が不足していると正常な平衡感覚が保たれず、めまいが起こることがあります。

回転性めまいの対処法

1. めまいを抑える方法

横になる

回転するようなめまいが生じたら、腰を下ろすか横になりましょう。

部屋の照明や、テレビやスマートフォンなどのブルーライトは刺激となり、めまいを悪化させます。

また急に激しく動くことも良くありません。

ぐるぐるとした感覚を伴うめまいがあれば、ゆっくりした動作と光を避けることを心がけましょう

2.めまいの予防法

めまい予防

重大な病気などがないのであれば、回転性のめまいには自律神経のバランスを整えることが最も効果的です。

自律神経は緊張・興奮を司る「交感神経」と、休息・リラックスを担う「副交感神経」から成っており、両者は正反対のはたらきをします。

ストレスなどによってこのバランスが崩れると、回転性めまいを起こすメニエール病や内耳炎・前庭神経炎感染症の原因となります。

自律神経を整える方法や、めまいを防ぐ方法をいくつかご紹介します。

ストレスをためない

ストレスは気づかないうちに精神や肉体に影響を与え、自律神経を乱します。

ストレスはため込まないよう、こまめに発散しましょう。

生活リズムを整える

生活リズムが狂うと、自律神経が乱れやすくなります。

食事や睡眠の時間などが平日と休日でバラバラにならないよう、なるべく一定のリズムを保ちましょう

栄養バランスのとれた食生活を

食事は、めまいの原因の1つである血行不良や水分不足と大きな関わりがあります。

穀物・野菜・海藻・良質なたんぱく質と水分を、普段からしっかり摂りましょう。

軽い運動をする

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣化することは、めまいの予防に効果的です。

体を動かすことはストレス発散の効果もあり、自律神経を整えることにもつながります。

めまいの治療について

1.こんな症状があれば病院へ

治療

めまいとともに次のような症状がある場合、薬による治療が必要となる可能性があります。

  • 難聴
  • 頭痛
  • 発熱
  • 息切れ
  • 吐き気
  • 意識消失
  • けいれん
  • 麻痺

このような症状を伴うようであれば、早めに病院を受診しましょう。

3.めまいは何科へ行けばいいの?

病院

回転性めまいは主に内耳が関係しているので、耳鼻いんこう科が最も適しています。

神経内科や脳神経外科でも良いでしょう。

詳しい検査を行い、めまいの原因となる疾患をしっかり治療することが大切です。

まとめ

回転性のめまいは多くの人にみられる症状です。

めまいが続くと日常生活に支障をきたす恐れがあるほか、脳に関する重大な病気が隠れている可能性もあります。

なかなか改善しないようであれば、めまい以外の症状がないか確認し、早めに病院を受診しましょう。

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