病院でうける「魚の目」の治療を解説!何科を受診する?痛みはあるの?

魚の目 病院
長谷川佳子

監修者

小田原銀座クリニック

長谷川佳子 先生

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

足の裏にできものができると、痛みや違和感があらわれることがあります。

足の裏のできものには、『魚の目』『たこ』『いぼ』などがありますが、見た目で判別するのは難しいです。また、体重がかかっている、靴が当たりやすいなど、原因によって治療方法もちがってきます。

この記事では、判断のむずかしい『魚の目』について、原因や何科を受診したらよいかなどを解説していきます。

魚の目について。病院は何科を受診する?

1.魚の目とは

魚の目の由来とは?

魚の目とは、足の裏の人差し指、中指のつけ根あたりにあらわれる「できもの」のことです。

皮膚の角質が増殖して、硬い芯をつくり、その芯が皮膚の奥深くまで侵入していくことで、できものになります。硬い芯が神経を圧迫することがあるため、痛みや出血が起こることもあります。

見た目が魚の眼のように見えるため、『魚の目』とよばれています。

2.魚の目とたこのちがいは?

魚の目の場合は、硬い芯のあるできものです。たこは、黄みを帯びていて盛り上がっているできものです。

3.魚の目の原因

魚の目の原因って?

おもな原因は長期間にわたる「圧迫」と「刺激」

魚の目は、長期間にわたる「圧迫」や「摩擦」などの刺激によって、皮膚の角質に厚みができて硬くなることで生じます。

『開張足』や『外反母趾』など、足の変形も足裏に負担が!

足の裏にあるアーチの周りの筋肉が弱くなることで足の裏全体が平らになり、横幅が広がってしまう『開張足』や、足の親指がつけ根から人差し指側に曲がってしまう『外反母趾』などの足の変形も、足裏に圧迫や刺激を与えます。

そのほか圧迫や刺激になる原因

歩き方・姿勢・足首の関節の硬さなども、足裏に圧迫や刺激を与える原因となります。

4.魚の目ができたら、病院で治療を

何科に行ったらいいの?

魚の目ができたら、まずは皮膚科へ

魚の目とたこのちがいは、自分で判断しづらいものです。そのため、まずは皮膚科を受診して判断や治療をしてもらうことをおすすめします。

近くに皮膚科がない場合は、整形外科形成外科でも判断や治療をしてもらえます。

自己判断による処置は悪化のもと!

自己判断で市販の薬を使って処置してしまうと、逆に悪化させてしまうことがあります。

きちんと専門の病院を受診し、適切な処置をおこなってもらうことが大切です。

病院で受ける!魚の目治療について

1.病院での治療の流れや保険の適用について

保険は適用されるの?

どんな治療をおこなうの?

魚の目の芯の大きさや、深さにあわせた治療をおこなっていきます。

一般的には、患部を削って治療をしていきます。治療法は医師によってちがいますので、医師と相談しながら治療することをおすすめします。

保険は適用されるの?レーザー治療は適用外!

保険の適用は、治療法によって異なります。

施術でメスを使う場合は保険適用ですが、レーザー治療の場合は基本的に適用されません。

2. サリチル酸メチルを使った治療

病院での治療は?

魚の目の治療は、一般的に『サリチル酸メチル』を使います。

スピ―ル膏を貼ってから芯を取り除く方法

皮膚の角質層をやわらかくするために、サリチル酸メチル配合の『スピ―ル膏』(絆創膏のようなもの)を数日貼っておきます。

患部がやわらかくなったら、メスやハサミで魚の目の芯だけを取り除きます。

重度により痛みは人それぞれですが、1日〜5日程度の間は少し痛むでしょう

サリチル酸メチル液を直接塗る方法

サリチル酸メチル液を患部に直接塗って、皮膚をやわらかくしてから魚の目全体を削る方法もあります。

市販薬でセルフケアもできる

サリチル酸メチル液、スピ―ル膏は市販されており、セルフケアもできます。

しかし、病院で治療を受けた方が衛生的に治療することができます。

3.魚の目の手術について

手術が必要な場合もある?

魚の目の芯が深い場合生活に支障が出るほどの痛みがある場合は、外科的手術をおこなうこともあります。

手術は、局所麻酔をしてから患部をメスで切開し、芯を取り除きます。

医師によっては、通常のメスではなく電気メスを使用することもあります。

この場合、魚の目の痛みよりも術後の傷あとの痛みのほうが激しくなるでしょう

4. レーザーで魚の目の芯を取り除く治療

レーザー治療は、局所麻酔をおこなってからレーザーを患部に当てて、魚の目の芯を取り除く治療法です。

レーザー治療のよい点は、皮膚の深いところにある芯まで取り除くことができ、外科的手術に比べて出血や痛みが少ないということです。

5.魚の目ができる習慣を見直しましょう!

はいている靴や習慣の見直しを!

魚の目は、取り除いても再発することもあります。

そのため、いつもはいている靴・日常生活や食事の摂り方・歩き方・姿勢などの見直しも必要です。

医療機関によっては、原因を取り除くための治療をあわせておこなうことも多いです。

改善方法を医師からしっかり聞いておくことも今後の予防につながるでしょう。

まとめ

「魚の目で病院に行く場合」のまとめ

自己判断は悪化のもと!病院を受診しましょう

足にできものができると、痛みや違和感が生じて、靴を履くことが苦痛になってしまいます。

また、何ができたかによって治療のしかたも違ってきます。魚の目とたこは、できる場所や症状もちがうため、自己判断で処置すると逆に悪化させてしまうこともあります。

皮膚科などの病院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

まずは、履いている靴の見直しを!

魚の目ができて、それを取り除くだけでは根本的な治療にはなりません。

まずは、履いている靴から見直していきましょう。靴を見直すだけでも、症状の改善や今後の予防になります。

バランスのとれた生活が大切

足先の冷えを防ぎ、血流を良くすることも改善や予防につながります。そのためには、バランスの良い食事を心がけましょう。

日常生活で無理をしないように気をつけることで、足への負担は軽くなっていきます。できることから、一つずつクリアしていきましょう。

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