慢性疲労症候群(CFS)とは?症状のセルフチェック!治療法は?

慢性疲労症候群 症状
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

「長いあいだ身体がだるい」、「極度の疲労感に襲われる」といった症状でお悩みのかたはいませんか?これといった原因がないのに、ひどく体調のすぐれない状態がつづく場合、疑われるのは『慢性疲労症候群』です。

こちらの記事では、「もしかしたら…」と思うかたのための、慢性疲労症候群の症状セルフチェックや治療法について解説しています。

慢性疲労症候群とは

1.極度の疲労が長期間つづく病気

慢性疲労症候群 症状

『慢性疲労症候群』とは、極度の疲労感が長期にわたって続く病気です。時には身体を動かすのも大変なほどで、日常生活に支障をきたします。

風邪のような倦怠感が出現してから、徐々に症状が進行するケースと、何の前触れもなく突然症状があらわれるケースの両方があります。

2.うつ病や単なる疲労とも間違えやすい

血液検査をしても多くは異常が見つからないため、単なる疲労やうつ病とも勘違いされやすいです。日本の慢性疲労症候群の患者数は、10万人以上とも言われています。

慢性疲労症候群の症状

「もしかして慢性疲労症候群かも…」と思うかたは、簡単チェックで当てはまる症状を確認してみましょう。

慢性疲労症候群 症状

慢性疲労症候群の症状チェック

□疲労感がずっと続いている
□眠れない、または寝すぎてしまう
□微熱が続いている
□頭痛や頭重感が続いている
□関節が痛む
□首等のリンパ節が腫れている
□筋肉痛
□のどが痛む
□筋力が低下している
□集中力や思考力が低下している
□ぼーっとしてしまう
□憂鬱になることが多い
□意欲がわかない
□寝ても疲れが取れない
□すぐに疲れを感じる
□目が眩しい、目がくらむことがある

中でも、継続的な微熱は、慢性疲労症候群の代表的な症状です。解熱剤などを使用しても、ほとんど熱が下がりません。他には、のどの痛みや頭痛なども頻繁に出現します。

どうして「慢性疲労症候群」になるの?

1.原因はわかっていない

慢性疲労症候群の、明らかな原因は未だ解明されていません。

しかし、研究によってそのメカニズムは徐々に分かってきています。

2.慢性疲労症候群が起こるメカニズム

慢性疲労症候群 症状

まず、ストレスによって神経系に異常が生じる

私達の身体は『神経系』・『免疫系』・『ホルモン系』のバランスを維持しながら活動していますが、ストレスを感じると、神経系の活動に異常が生じます。

次に、免疫物質が過剰に産出される

そうすると、同時に免疫系の活動も低下して、体内に潜伏していたウイルスが活性化することがあります。活性化したウイルスの動きを抑えるため、今度は体内で『免疫物質』が過剰に産出されます。

そして過剰な免疫物質が脳に影響を与え、症状が起こる

この過剰な免疫物質が脳の働きに影響を与え、強い疲労感をはじめとする、さまざまな症状を引き起こすと考えられています。

慢性疲労症候群の治療

1. 何科で相談するべき?

はじめは内科へ、しかし診断は難しいのが現状

慢性疲労症候群は、風邪にも似た症状が長期間続くため、内科を受診するケースが多いです。血液検査等で原因を探りますが、異常は確認できないため、慢性疲労症候群であると診断を受けるのは難しいのが現状です。

内科で改善しなければ、他の医師を紹介してもらうか心療内科へ

内科を受診しても、症状の改善がみられず、慢性疲労症候群が疑われる症状があるときは、「日本疲労学会」に所属する医師を紹介してもらう、という方法もあります。

それが難しい場合は、心療内科で相談するのも良いです。

2.治療について

慢性疲労症候群 症状

慢性疲労症候群の完治は困難で、治療には数か月~数年がかかるといわれています。とはいえ、病院で正しい診断を受け、治療を継続することで、改善が期待できる病気でもあります。

また、慢性疲労症候群は原因が解明されていないため、確立した治療方法がありません。主な治療法は、薬物療法です。

免疫調整剤や抗ウイルス薬

免疫系の改善に使われます。

抗うつ薬「SSRI」

全身の倦怠感、脱力感、筋肉痛、関節痛等の改善に使われます。

うつ症状の有無にかかわらず効果が期待される薬です。

ビタミンBやビタミンC

ビタミンBは、睡眠障害の改善、疲労感、脱力感の改善、思考力の改善のために用いられることもあります。

また、ビタミンCは活性酸素を抑制し、微熱や疲労感を改善するために使われます。

そのほか漢方薬など

そのほか漢方薬等を使用することもあります。

おわりに

慢性疲労症候群 症状

ストレスや疲労と上手に付き合うことが大切

慢性疲労症候群は、ストレスと上手に付き合うことで予防できるといわれています。

完璧主義で物事へのこだわりが強い人がかかりやすい傾向にあります。つまり、ストレスを強く感じやすいタイプです。ストレス発散法をみつけて、頑張り過ぎに注意しましょう。

また疲労をこじらせないように、しっかり栄養と睡眠をとり、体力を維持することも忘れないでください。

気になる症状があれば、無理せず医師に相談!

診断に時間がかかる病気ではありますが、早く診断を受ければ、それだけ早く治療もスタートできます。少しでも気になる症状があるときは、我慢や無理をせず医師に相談してください。

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