「クラミジア感染症」の男女で違う症状や検査法とは?不妊のリスクも

クラミジア 感染
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林高太郎

監修者

医療法人社団さくらライフ

林高太郎 先生

埼玉医科大学 卒業
医師国家試験予備校講師、麻酔科フリーランスなどを経て、
現在は総合診療をおこなっている。

『クラミジア感染症』は、日本で感染者数のもっとも多い性感染症です。

感染力が強いのも特徴で、あらゆる人に感染する可能性があります。

この記事では、クラミジア感染症の男女それぞれの症状や検査法、治療について解説します。

クラミジア感染症とは

1.クラミジア感染症って?どんな病気?

クラミジア 感染

『クラミジア感染症』は、性感染症のひとつです。

患者数がもっとも多いのは20代の女性ですが、男性にも感染します。また、10代後半の患者数も多く、将来的に不妊を起こす可能性が危惧されます。

2.クラミジア感染症にかかる原因

クラミジア感染症には、性行為からうつることが多いです。

粘膜が直接接触することで感染する

『クラミジア・トラコマティス』という病原体に感染することが、病気を発症する原因です。粘膜が直接接触することで感染します。

また、分泌物や出産で感染することも

また、分泌物にも病原体が存在することがあり、あらゆる性行為が感染の原因になります。

また、妊婦がクラミジアに感染していると、出産時に子どもに感染する『産道感染』が起こることもあります。

3.クラミジア感染症にかかったときの症状

男性の症状は、排尿時の痛みや性器のかゆみなど

クラミジア 感染

感染してすぐは、ほとんど自覚症状はありません。

その後、排尿のさいの痛みや、性器のかゆみ、『副睾丸炎』などの症状があらわれます。副睾丸炎にかかると、陰嚢が腫れ、痛みや高熱などが生じます。

症状が悪化すると、尿道から粘液が分泌されますが、排尿時に、尿とともに流されてしまうため、気づきにくいです。

女性の症状は、おりものの変化など

クラミジア 感染

女性の場合、性行為のあと数週間で、さらさらとしたおりものが増えることがあります。まれに、生理ではないときの出血や、性行為のときの痛み、下腹部の痛みなどの症状があらわれることもあります。

しかし、目立った症状が少なく、基本的に女性は症状に気づきにくいです。

女性が感染し、悪化すると病気や不妊のリスクも

悪化すると、『骨盤腹膜炎』や『肝周囲炎』などの病気にかかることがあります。

また、女性の場合クラミジア感染症は『不妊』の原因になるともいわれています。また、可能性は高くないものの、流産や早産の原因となることもあり、注意が必要な病気です。

クラミジア感染症がうたがわれるときの対処法

1.何科を受診すればよい?

クラミジア 感染

男性は、泌尿器科を受診してください。女性は産婦人科を受診しましょう。

また、オーラルセックスなどにより、のどへの感染が疑われる場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。

何科に行けば良いかわからず、ひとまず医師に相談をしたい、という場合は近くの内科で相談するのもひとつの方法です。

2.クラミジア感染症の検査とは?

クラミジア感染症は、病院でも、自分でも検査をすることができます。

病院で検査をうける場合は、パートナーが感染している可能性も高いので、二人とも検査や治療を受けるとよいですね。

男性が病院でうける検査

男性の場合は、初尿をとって検査します。感染後、2~3日経過していれば、検査が可能です。

女性が病院でうける検査

女性の場合は、『子宮頸管』からの分泌液を調べます。綿棒のような専用の採取器具を、子宮頚管内に挿入します。

男性と同様に、感染から2〜3日が経っていれば検査することができます。

クラミジア 感染

自分でする検査

自分で検査をする場合は、検査用のキットを取り寄せ、郵送で送ります。忙しくてなかなか病院へ行く時間がない、というかたにはおすすめです。

クラミジア感染症の治療や予防について

1.クラミジア感染症の治療法

クラミジア 感染

1日~1週間、抗生物質を服用

クラミジア感染症の治療には、症状に合わせた『抗生物質』を服用します。期間は1日~1週間ほどです。

骨盤腹膜炎や肝周囲炎を発症していたら、点滴をすることも

女性で症状が悪化し、骨盤腹膜炎や肝周囲炎などを発症している場合は、数日間点滴をおこなうこともあります。

治療後1か月たって、クラミジアが検出されなければ完治

治療後、約1か月たってから再検査をおこない、クラミジアが検出されなければ完治となります。

2.クラミジア感染症は再発する?

クラミジア感染症は、完治していれば、再発の可能性はありません

しかし、しっかりと治療をおこなっていない、パートナーが完治していない、複数のパートナーがいるような場合は、性行為によって再感染する可能性は十分にあります。

3.クラミジア感染症を予防するために

クラミジア 感染

クラミジア感染症の予防には、避妊具を使用しましょう

また、避妊具を使用していても、オーラルセックスによって感染することがありますので、十分注意してください。

まとめ

クラミジア感染症は、誰でも感染し、発症する可能性があります。

まずは感染の予防を心がける

まずはクラミジア感染症について正しい知識を持ち、避妊具をつけて感染を予防しましょう。感染がうたがわれる場合は、性行為から2~3日が過ぎていれば結果が出ます。

発症したら、早めに病院で治療を

また、ほとんどの場合、抗生物質を服用することで完治します。クラミジア感染症にかかったら、早めに病院を受診し、治療をうけましょう。その場合は、パートナーも一緒にしっかり完治させることが大切です。

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