多すぎてよく分からない子どもの予防接種まとめ!小学校の入学前に済ませたいものは?

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こんにちは、「健康ぴた」編集部です。

お子さんが生まれてから何度も予防接種を受けてきたと思いますが、0歳のうちだけでも受けなければいけない予防接種の数はなんと約16本もあります。

「何をどのタイミングで受ければいいのか?」「受け忘れてしまったけど、どうすればいい?」「なんのために受けるのかよくわからない・・・」といった疑問はありませんか?

また、数ある予防接種の中でも入学前までに済ませておくべきものがあります。

なごみクリニックの院長・武井智昭先生に、「子どもの予防接種」についてお話を伺いました。

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予防接種には定期接種と任意接種がある

予防接種には「定期接種」と「任意接種」があります。定期接種とは予防接種法で定められたワクチンで、全員が必ず受けるもので費用は無料です。

任意接種は、受けるか受けないかは個人の判断に任せられ、費用は自費となります。費用の一部、または全額を負担してくれる自治体もあり、住んでいる場所によって変わります。

子どもが受ける定期接種と任意接種のワクチンを以下の表で紹介します。

定期接種

定期接種予防病名受ける時期備考
ヒブヒブ感染症2ヶ月~6ヶ月までに3回目
1歳~1歳8ヶ月までに4回目
ロタウィルス・肺炎球菌・四種混合と同時接種が可能
肺炎球菌肺炎球菌2ヶ月~6ヶ月までに3回目
1歳~1歳4ヶ月までに4回目
ロタウィルス・ヒブ・四種混合と同時接種が可能
四種混合(VPD)ジフテリア
百日咳
破傷風
ポリオ
3ヶ月~6ヶ月までに3回目
1歳~1歳4ヶ月までに4回目
11歳で二種混合を追加接種
ロタウィルス・ヒブ・肺炎球菌と同時接種が可能
ヒブ・肺炎球菌・四種混合の追加接種の1週間後に受けることも可能
三種混合(DPT)ジフテリア
百日咳
破傷風
3ヶ月~11ヶ月までに3回目
1歳~2歳までに4回目
不活化ポリオ小児まひ
急性灰白脊髄炎
3ヶ月~1歳までに3回目
1歳~2歳までに4回目
BCG結核5ヶ月~8ヶ月までに1回目
MR(麻疹風疹混合)麻疹
風疹
1歳~2歳までに1回目
5歳~7歳までに2回目(入学前年の4~5月)
水痘みずぼうそう1歳~1歳1ヶ月1回目
1歳3ヶ月~1歳11ヶ月までに2回目
日本脳炎日本脳炎1歳~5歳までに3回目9歳で追加接種
二種混合(DT)ジフテリア
破傷風
ヒトパピローマウィルス子宮頸がん小6~高1の女子が対象
ワクチンによりスケジュールが異なる

任意接種

任意接種予防病名受ける時期備考
ロタウィルスロタウィルス感染症胃腸炎1歳は2ヶ月に1回目・3ヶ月に2回目を接種
5歳は2ヶ月に1回目・3ヶ月に2回目・4ヶ月に3回目
おたふく風邪おたふく風邪1歳~1歳4ヶ月までに1回目
3歳~7歳までに2回目
日本脳炎ワクチンと同時接種が可能
インフルエンザインフルエンザ毎年10・11月に2回

 

【参考】日本小児科学会 定期接種と任意接種のワクチン

もしも受け忘れたら?

万が一、受け忘れてしまっている予防接種があった場合はどうしたらよいのでしょうか? 武井先生はこのように答えています。

「多くのワクチンは、病気になる前に接種することにより重症化を予防する観点から有効です。予防接種の種類によっても対処が異なるので、受け忘れに気づいたら自己判断はせずに医師に相談してください」

ワクチンで予防できるものは予防を

任意接種を受けないことのリスクについては、「定期、任意ワクチンの差は、あくまで公費援助の有無などの制度上のものであり、ともに重要なワクチンです。

任意接種であっても、重い後遺症や死亡の危険性のある病気もあります。ワクチンで予防ができる病気は予防し、リスクを下げましょう」と説明してくれました。

入学前までに済ませておくべき予防接種

入学前までに済ませておくべき予防接種について詳しく、武井先生が解説してくれました。

MR(麻疹風疹混合)ワクチンの重要性

麻疹・風疹について「麻疹(はしか)は、高熱・発疹・鼻水などの症状が出ます。感染力が非常に強く、肺炎や脳炎の合併症を起こす場合もある怖い病気です。

風疹も麻疹と同じような症状の病気ですが、大人になってかかると重症化しやすく、妊婦さんがかかると、先天性風疹症候群などの胎児への影響が出る場合があります」と、子どもだけでなく大人も注意が必要です。

これらの症状を予防するためのMR(麻疹風疹)ワクチンについて、「集団生活が始まる前に接種し、予防することが重要です」と話します。

MRワクチンを2回受けるのはなぜ?

MRワクチンは1歳~2歳未満で1回目を、5~7歳未満(年長児)で2回目の計2回を受けなければなりません。

「1回の接種で免疫が付かなかった場合や、時間の経過とともに免疫が減少していくのに対応するため」というのが理由だそうです。

おたふく風邪ワクチンも小学校入学までに!

MRワクチンのほかに、おたふく風邪も小学校入学前までに、2回目を済ませておきたい予防接種(任意)です。

「おたふく風邪ワクチンは、対象年齢を過ぎてしまったとしても、後から受けることも可能です。また、大人でも接種できます」

おたふく風邪自体よりもムンプス難聴などの合併症にかかるリスクの方が大きいので受けた方が良いそうで、子どもに限らず、自分はおたふく風邪にかかっていないという保護者の方も受けておくことをおすすめします。

【関連記事】おたふく風邪はムンプス難聴などの合併症に注意!予防接種で感染防止

予防接種を受けた後の注意点…入浴は大丈夫?

ここでは、予防接種を受けたあとの注意点について説明します。

武井先生は「急な副作用反応に対応できるよう、30分程度は医療機関で待機するか、近くにいて医師と連絡がとれるようにしておきましょう。

(入浴については)問題ありませんが、接種部分を触ったり、掻いたり、こすったりするのは避けてください」と話します。

予防接種をしてもらったあとは自身で気をつけておくようにしましょう。

予防接種を受け忘れないために!

予防接種を受けたかどうかは、母子手帳の記録欄で確認ができます。うっかり受け忘れないための工夫が必要です。

「予防接種を受けた後に、次の分に印をつける、メモしておいて次回分のみを覚えておくようにするのも一つの方法です」

これなら、シンプルで分かりやすいですね。

そのためにも、次回の接種スケジュールを医師に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

小学校入学を控えた春休みに、今まで受けるべき予防接種を受けているか、母子手帳の予防接種記録欄をいま一度確認してみてください。

小学校入学前までにMRワクチンを済ませておくことは、最近流行が見られた「麻疹(はしか)」の予防や感染拡大にも有効です。

万が一、受け忘れているものがあれば、自己判断はせずにお近くの小児科で医師に相談してみましょう。

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