子宮頸管ポリープは切除が必要?再発や妊娠中の治療について解説!

子宮頚管ポリープ
林高太郎

監修者

医療法人社団さくらライフ

林高太郎 先生

埼玉医科大学 卒業
医師国家試験予備校講師、麻酔科フリーランスなどを経て、
現在は総合診療をおこなっている。

『子宮頸管(しきゅうけいかん)ポリープ』は、女性特有の病気のひとつです。

生理でないときの不正出血や、おりものの色が濃いなどの症状があらわれますが、悪性でなければ、それほど心配はいりません。

この記事では、子宮頸管ポリープの切除や再発について、解説します。

子宮頸管ポリープについて

1. 子宮頸管ポリープとは?

子宮頸管ポリープとは?

「子宮頸管」にできる腫瘍のこと

『子宮頚管ポリープ』とは、子宮口から膣腔内(ちつくうない)へと続く間の『子宮頸部(けいぶ)』の粘膜にできる腫瘍のことです。また、ポリープとは、粘膜が増殖してできた突起のことをいいます。

子宮頸管ポリープの位置

子宮から膣までのトンネルのような「子宮頸管」という部分の粘膜が増殖し、赤くやわらかいきのこ状の血のかたまりができます。

それが子宮口から膣内へたれ下がり、外側に飛び出すのが子宮頸管ポリープです。

ポリープの大きさ

大きさや個数は人それぞれですが、米粒から大豆くらいの大きさのものが多くみられます。

2.子宮頸管ポリープの症状

自覚症状はあるの?

ポリープからの不正出血

ポリープは柔らかく充血しやすいため、赤褐色のおりものが見られることもあります。

また、スポーツや性交後、排尿・排便時などに出血することもあるでしょう。

ごくまれに、何もなくても出血することがあります。

無症状の場合もある!

痛みがなく無症状であることも多く、検診で偶然見つかる場合もあります。

妊娠出産にあまり影響はないとされていますが、そのままにしておくと流産率が高くなるという報告もあります。

3.子宮頸管ポリープの原因

とくに多いのは40歳代?

はっきりとした原因はない

子宮頸管の炎症が原因といわれますが、実際にはよくわかっていません。

20歳代の若年層から高齢者まで幅広く発症します。とくに、40歳代を中心に多くみられます。

ポリープではない場合もある!

ポリープは良性腫瘍ですが、まれに『子宮頸がん』や『子宮体がん(子宮がん)』の一部である場合や、子宮筋腫がポリープのように突出している場合もあります。

それらが疑われるときはすぐに、精密検査をおこないます。

子宮頸管ポリープの切除について

1.ポリープはすぐに切除すべき?

子宮頸管ポリープの切除について

ポリープの大きさが小さく、出血などの症状がなければ様子をみる場合もあります。しかし、ポリープは自然に治ることはありません

あずき程度の大きさの場合や出血がある場合は、切除をおこないます。

切除するかどうかは産婦人科を受診して判断してもらいましょう。

2.子宮頸管ポリープの切除方法

切除は、ポリープの根元のくびれた部分をはさんでねじりとってから、悪性かどうかの精密検査をおこないます。

通常はやわらかく小さいものが多く、切除後の出血もほとんどないため、入院せずに切除できるでしょう。

3.ポリープの切除後のケア

切除後は安静に過ごしましょう

切除後は、無理のないよう安静に生活しましょう。

出血は傷が治れば自然になくなりますが、出血が続くなどの心配があれば受診をおすすめします。

4.切除後の再発に注意!

炎症によるポリープの場合は再発が多いため、一年に一回は病院を受診することをおすすめします。

再発のたびに切除と精密検査をしますが、悪性でなければとくに心配する必要はありません。

妊娠中に子宮頸管ポリープが見つかったら?

1.妊娠・出産への影響

妊娠中に見つかったら?

子宮頸管ポリープは、妊娠・出産にはほとんど影響はないといわれています。

しかし、大きさや妊娠週数などを考え、感染の原因になりそうな場合は切除します。

2.炎症を起こすと、早産の原因になることも!

妊娠中は出血してしまうことがよくあります。その原因の一つでもある子宮頸管ポリープは、放っておくと細菌感染し、流産や早産につながる危険があります。

炎症を起こしやすい感染症として、『絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)』という病気があります。

妊娠中期から後期に起こりやすく、早産の原因の20~30%を占めるとされています。

まとめ

「子宮頸管ポリープ」のまとめ

ポリープが悪性ではないか確認しましょう

子宮頸管ポリープは切除すればとくに心配ありません。念のため、悪性のポリープではないか医師に確認しておきましょう。

妊娠中の場合は、ポリープの大きさや妊娠週数などを判断して切除をおこないます。

切除をした場合も定期的に受診を!

切除をした場合は、出血もあるので体をしっかり休めましょう。また、再発しやすいため、定期的に産婦人科を受診しましょう。

妊娠中はほかのトラブルにも注意!

妊娠中はポリープによる感染だけでなく、流産や異所性(いしょせい)妊娠(子宮外妊娠)などの危険もあります。少量でも出血が見られたら、自己判断せずに産婦人科を受診しましょう。

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