鶏肉に注意!カンピロバクターの症状は下痢や腹痛。潜伏期間は長め!

カンピロバクター 症状

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

カンピロバクター食中毒は、初夏や秋口の行楽シーズンに発生することが多いです。

感染すると、おもに下痢や腹痛、発熱の症状があらわれます。

この記事では、カンピロバクターに感染したときの症状や治療法、水分補給など自分でするべき対処法について解説します。

カンピロバクターについて

1.カンピロバクターとは?

カンピロバクター 症状

カンピロバクター食中毒は、『細菌性食中毒』の中で最も発生数の多い食中毒です。

『カンピロバクター・ジェジュニ』という病原菌によって発症します。肉など身近な食材や、調理過程の不備などが原因で感染します。

2.カンピロバクターに感染する原因

カンピロバクター 症状

カンピロバクター菌は、『牛』や『豚』、『鶏』、『犬』などの腸に存在しています

そのためカンピロバクター菌の含まれる牛肉や豚肉、鶏肉を加熱不十分な状態で食べたときに感染します。中でも、特に発症が多いのは『鶏肉』です。鶏レバーやささみの刺身、鶏肉のたたき、とりわさなど半生の製品には特に気をつけましょう。

そのほか、菌で汚染された調理器具使用した場合や、菌を持つペットの犬などを触れた後に手を洗わないことなども原因になります。

3.カンピロバクター食中毒の事例

2017年に、東京都内でおこなわれた料理を提供するイベントで、カンピロバクターによる食中毒が発生しています。

患者数は49名で、同一のメニューを食べたのちに、下痢や腹痛、発熱などの症状があらわれました。複数の患者の便から、カンピロバクターが検出され、イベントで提供されたメニューが原因であると断定されています。

カンピロバクターの症状について

1.下痢や腹痛などが1週間続く

カンピロバクター 症状

カンピロバクターに感染すると、おもに『下痢』や『腹痛』、『発熱』などの症状があらわれます。また、『倦怠感』や『めまい』、『頭痛』、『筋肉痛』を生じることもあります。こうした症状は1週間続きます。

初期症状は風邪と間違われることもあり、注意が必要です。また、他の食中毒と症状は非常に似ていますが、潜伏期間が1日~7日とやや長いことが特徴です。

2.まれに、運動障害を起こす病気を発症する

まれに、カンピロバクターの症状が長引くと、『ギレン・バレー症候群』という病気を引き起こすことがあります。

ギレン・バレー症候群は、末梢神経にかかわる病気で、『脱力』や『麻痺』、『呼吸困難』などの運動障害が生じます。

3.注意!症状があらわれたら必ず検査を受けるべき人

カンピロバクターの場合、人から人へうつることは少ないですが、特に次のような職業の人は、病院で検査を受ける必要があります。

食品を扱う仕事をしている人

医療、介護にかかわる仕事をしている人

農業をしている人

症状が治まっても、体の中に菌は存在しています。菌が無くなるまでは、仕事を休むことをおすすめします。

カンピロバクターの症状があらわれたときの対処法

1.腹痛や下痢、嘔吐などが生じたら内科へ

カンピロバクター 症状

腹痛や下痢、嘔吐などの症状があらわれたら内科で診察を受けましょう。

高齢者や乳幼児は特に注意!

特に、高齢者や乳幼児は重症化する危険があるため、早めに病院へ行くことをおすすめします。

2~3日前に何を食べたかを書きだしておく

診察のさい、2~3日前に何を食べたか訊かれることがあります。思い出してメモを取っておくと診察がスムーズです。

2.カンピロバクターの検査

培養検査

便を採取し、培養することで菌が存在するかを調べる『培養検査』をおこないます。便の培養には数日かかるので、原因菌が判明する前に治療を進めていきます。

感受性検査

原因となる菌がわかったら、どの抗生物質使うか決めるために、細菌の薬に対する反応を調べる『感受性検査』をおこないます。

3.カンピロバクターの治療

病院では治療として『抗生物質』の投与がおこなわれます。

症状が重く、脱水症状がみられる場合は『点滴』をすることもあります。

4.自分でできる対処法

こまめに水分を補給する!

カンピロバクター 症状

カンピロバクターの症状が出ているときは、下痢や嘔吐、発熱などにより、体は脱水状態になっています。こまめに水分を補給しましょう。経口補水液やスポーツドリンクがおすすめです。

下痢止めの服用はNG

カンピロバクターの治療では、菌を体から排出することが大切です。市販の下痢止めは服用しないようにしましょう。

食欲が出てきたら、おかゆなど消化の良いものを

カンピロバクター 症状

ご飯を食べられるようになったら、消化の良い『おかゆ』などから食べ始めましょう。

まとめ

初夏や秋口は、カンピロバクターの感染リスクが高まります。食品の取り扱いには、特に注意しましょう。

腹痛や下痢、嘔吐など、カンピロバクターを疑われる症状があらわれたら、病院を受診しましょう。また、自分で水分補給をしっかりして、脱水症状を防ぐことも大切です。

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