乳がんを早期発見するために!セルフチェックと7つの予防法について

乳がん
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岡村長門先生

監修医

岡村クリニック

院長:岡村長門 先生

【職務経歴】
戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
岡村医院
岡村クリニック

乳がんを早期に発見し、治療をおこなうためには、自己検診の方法や、注意すべき症状を知っておくことが大切です。

この記事では、乳がんの疑いがある症状や、自分でできるセルフチェック、予防するための7つのポイントについて解説します。

年々増え続ける「乳がん」

1.女性に発症しやすいがん1位

乳がん

女性がかかりやすいがんの1位は『乳がん』です。乳がんは、20~40代の若い世代でも発症する可能性があります。早期発見のために、自己検診や、市町村が定期的におこなっているがん検診を受けるようにしましょう。

2.発見が早ければ、部分切除ですむことも!

乳がんになると、「乳房全体を切除しなくてはいけない」と思い、他の部位にできるがん以上にショックを受ける女性が大勢います。

しかし、乳がんを発病しても発見が早ければ、昔のように乳房全体を切除する手術ではなく、部分切除ですむケースも増えています。

3.乳がんが再発した場合について

また乳がんが再発した場合でも、再手術やホルモン療法、化学療法、放射線療法など、複数の治療法を併用することで、良くなることが多いです。

しこりだけじゃない!乳がんの症状について

1.乳がんの注意症状

乳がん

乳房のしこり

乳がんの代表的な症状は、『乳房のしこり』です。しこりは硬くてごりごりしています。痛みはほとんどありません。

乳頭から乳汁や血液が出る

妊娠中や出産直後、授乳中でないのにかかわらず、乳頭から『乳汁』や『血液のようなもの』が分泌される場合も要注意です。

そのほか、乳房や乳頭の異変

乳房の『へこみ』や『ひきつれ』、『乳頭の陥没』などの症状があらわれることもあります。

2.乳がんが進行すると…

周囲の脂肪細胞や筋肉、皮膚へとがんが広がる

乳腺にできたがんが大きくなると、周囲の脂肪組織にもがんが広がります。つづいて、筋肉や乳房表面の皮膚までが、がんに侵されていきます。

さらに進行すると、がんが全身へと転移していく

さらに進行すると、肋骨や乳腺の中のリンパ管などにがんが転移します。リンパ管に転移すると、全身のリンパ節へと転移が広がります。また、乳腺の中の血管を介して、血流に乗ったがんが肺や骨などに転移してしまうこともあります。

乳がんの原因と、発病リスクのチェック

1.乳がんの発病には、女性ホルモンが関係する

乳がん

「エストロゲン」が乳がんの発病にかかわる

乳がんの発病には、『エストロゲン』という女性ホルモンがかかわっています。

エストロゲンは、月経をコントロールするホルモンです。また、乳がんの発生や増殖を促進するともいわれています。

発病するリスクが高まる要因とは?

初潮の開始が早かった人や閉経が遅かった人、子どもを産んだことがない人は、エストロゲンが分泌されている期間が長いため、乳がんを発病するリスクが高くなります。

そのほか、初産が30歳以上だった人も、エストロゲンのバランスが崩れやすく、乳がんを発症するリスクが高まります。

さらに閉経後は、エストロゲンの作られる場所が、『卵巣』から『脂肪細胞』へと変わります。そのため、肥満気味で体脂肪の多い人も要注意です。

2.乳がん発病のリスクが高い人とは?チェックリスト

乳がん

次の項目にあてはまる人は、乳がんを発病するリスクが高いです。

自己検診をしたり、定期的に乳がんの検診を受けたりして、早期に発見できるよう注意しましょう。

□ 初潮が始まるのが早かった人、または50歳以上で閉経した人

□ 30歳以上で未婚の人

□ 出産の経験がない人

□ 初産年齢が30歳以上の人

□ 出産したのが30歳以前でも、子どもに母乳をあげなかった人

□ 子宮内膜症などで、エストロゲン製剤を長期間服用している人

□ 乳腺の良性疾患にかかったことがある人

□ 肥満気味の人

□ 脂肪が多い食事をとっている人

□ 家族や血族に乳癌を発病した人がいる人

乳がんの早期発見を!セルフチェック法

1.月に1回、自己検診でチェック!

乳がんを早期に発見するには、乳房を自分で触る『自己検診』をおこなうことが大切です。最低でも月に1回は実施しましょう。

しこりなどの症状がみられたら、すぐに『乳腺外科』や、『外科』で検査を受けましょう。

2.乳がんの自己検診方法

自己検診は、生理が始まってから約1週間後におこないましょう。乳房に張りや痛みがない状態で検診してください。

閉経後のかたは、「毎月10日」など、日にちを決めると良いです。定期的にチェックし、日頃の乳房の状態をメモしておくと、変化があったとき、すぐ気づくことができます。

浴室でのチェック方法

乳がん

入浴時やシャワーを浴びるときに、石けんがついた手で乳房にふれると、凹凸がよくわかります。左の乳房にさわる時は右手で、右の乳房は左手で触りましょう。

①4本の指を揃えて、指の腹とろっ骨で乳房を挟むように触り、「の」の字を書くように指を動かします。しこりや硬いこぶがないか、乳房の一部が硬くないか、わきの下から乳首までチェックしましょう。

②乳房や乳首を絞るようにして、乳首から分泌物が出ないか調べます。

仰向けの状態でのチェック方法

乳がん

仰向けに寝た状態で、調べる側の乳房の下に枕などをあて、浴室でのチェックと同様にさわりましょう。

鏡の前でのチェック方法

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腕を高く上げ、ひきつれやくぼみ、乳輪の変化、乳頭のへこみ、湿疹がないかどうか確認しましょう。また、両腕を腰にあてた状態でも、しこりやくぼみがないか確認してください。

乳がんの治療と予防について

1.乳がんの検査方法

乳房にしこりを見つけて、病院を受診すると、『触診』や『乳房X線検査(マンモグラフィー)』、『超音波検査』などがおこなわれます。

これらの検査で乳がんの疑いがあれば、しこりを少量採取して顕微鏡で調べる『細胞診』や『組織診』をおこないます。

2.乳がんの治療法

乳がん

乳がんのおもな治療法

乳がんのおもな治療法としては、『手術』や、ホルモン剤を服用する『ホルモン療法』、抗がん剤を使う『化学療法』、がん細胞に放射線を照射する『放射線療法』があります。

どの治療法を選択するかは、タイプや進行度によって違う

この中のどれか、もしくは複数を組み合わせながら治療します。

どの治療法を選択するかは、乳がんのタイプや進行度、患者さんの体力などによっても異なります。中でも、手術が適用されることが多いです。

乳がんの手術について

以前は、乳がんの手術というと、がんがある方の乳房全体を切除する方法が主流でした。

しかし最近では、美容上の理由や、腕の筋肉が上がらないなどの後遺症が残ることから、乳房周辺の筋肉や神経を残す手術や、乳房をできるだけ残す『乳房温存手術』がおこなわれるようになってきています。

切除した乳房を再建する手術も!

乳房を切除した場合も、状態によっては『乳房再建手術』が適用されます。

乳房再建手術は、背中やお腹の皮膚の一部を、皮下脂肪や筋肉ごと胸に移植して乳房を再建する手術です。

3.乳がんから命を守るために

乳がんから命を守るためには、早期発見が大切です。

先に解説した自己検診をするとともに、年に1回は定期健診を受けましょう。

また最近では、40歳以上のかたは、2年に1回は乳房X線検査を受けた方がよいといわれています。

4.乳がんを予防する7つのポイント

乳がん

乳がんを予防するために、次の7つの項目を守りましょう。イソフラボンは、乳がんのみならず『子宮がん』を予防するともいわれています。

イソフラボンを摂取する

砂糖、特にフルクトース(果糖)を避ける

ビタミンDの体内濃度を上げる

天然ビタミンA(黄身、バター、全乳、牛肉、レバー 等)を摂取する

炭焼き肉、焦げを避ける

健康的な体重を維持する

アルコールの摂りすぎに注意する

 

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