くり返す胸やけの解消法は?食べるべき・避けるべき食材、すぐできる対策

胸やけ 解消
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【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

胸やけは、食べ過ぎたり飲みすぎたりしたことが原因で、消化不良になることにより起きます。誰もが一度は経験したことのある不快な症状だと思います。

しかし、胸やけになるのは、食べ過ぎや飲みすぎだけが原因ではありません。

強いストレスを感じることが多い生活をしていると起こりやすくなります。

この記事では、胸やけの不快な症状や、違和感の改善に役立つ胸やけの解消法についてご紹介します。

胸やけを解消するには?

1.自分でできる、胸やけ解消法

以下の中から、日常生活の中で取り組めそうなことを見つけて、胸やけを和らげましょう。

食べたらすぐ寝ない

寝ながらごはん

食べてからすぐに寝ると、胃の中の胃酸が食道の方へ逆流しやすくなります。

食べたらすぐに横になるのを避け、就寝前2時間以内には飲食をしないようにしましょう。

食べてから2時間ほどすれば、飲食物が徐々に消化されるため、消化管への負担を減らすことができます。

早食いをしない

早食い

早食いも、胸やけの原因になります。

一回の食事に15~20分ほどかけてよく噛んで食べましょう。

軟らかいものでも丸飲みせず、よく噛むことで唾液の分泌が増し、消化を促すことで胃の負担を減らすことができます。

正しい姿勢を心がける

猫背や前かがみの姿勢は、胃を圧迫してしまいます。胸やけを少しでも楽にするためには、正しい姿勢を心がけましょう。

便秘を解消する

便秘

便秘も、胃を圧迫する原因になります。お通じを良くすることは胸やけの防止にもなります。

ストレスを溜めない

ストレス

他には、ストレスを溜めないことも大切です。ストレスがあっても、上手に気晴らしを見つけ、適度な運動やウォーキングなど体を動かすことで精神的な疲れをとるように努めましょう。

2.胸やけのメカニズムとは

医師

では、胸やけはなぜ起こるのでしょうか?

胃の中の消化に時間がかかるのは、食べ物の胃の中での停滞時間が長くなることを意味しています。

食べものが胃に長くとどまれば、当然、胃に負担がかかります。

胃が疲れた状態になると、働きが鈍ります。その結果、より一生懸命消化しようと、必要以上の胃酸を分泌し、胃酸過多の状態に陥ります。そのため食道の方まで胃酸が上がってしまうという胸やけの症状が起きてしまうのです。

3.胸やけのとき取り入れたい食材

以下のような食材は、刺激が少なく胃の粘膜に優しいと言われています。

ねばねば食材

ねばねば食材

胸やけをしている時、ねばねばしているものは積極的に取り入れましょう。

具体例としては、オクラ、めかぶ、里芋、長芋などです。

乳製品

乳製品

牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、胃の粘膜を保護する役割を果たします。

普段から取り入れることで、胃の粘膜に優しい食生活を心がけましょう。

4.胸やけをしている時、避けた方がよい食材や飲み物

禁止

胸やけを防ぐには、食べ過ぎや飲みすぎを控え、消化の良いものをとる習慣を身につけることが大切です。

刺激物

例えばカレーのような香辛料のきいたもの、辛い物、柑橘類や梅干しなどの酸っぱいものは、胸やけの症状を助長します。

濃い味のもの、甘いもの

また、味の濃いものや、ケーキや菓子パン、チョコレートなどの甘いものも、胃への刺激となります。

炭酸飲料やアルコール、カフェイン

飲み物では、炭酸飲料やアルコール、カフェインが入った飲み物は避けましょう

熱いものや冷たいもの

また、熱すぎたり冷たすぎたり、体温との温度差が大きな飲み物も胃への負担となります。

5.胸やけをしている時の調理法は?

胸やけをしている時は、調理法にも気を配りましょう。

揚げ物や焼き物よりも、蒸したりゆでたりといった調理法がおすすめです。

揚げ物など、脂肪分が多くなりやすい調理法は、消化に多くの胃酸を必要とします。そのため、消化途中の脂肪を含んだ食べ物と、たくさんの胃酸が胃の中で停滞することで、胸やけが起こりやすくなります。

治らない胸やけ…もしかして病気?

1.病気が原因の胸やけもある

胸やけがなかなか治らない時、考えられる代表的な病気に、「逆流性食道炎」があります。

これは、胃酸が食道まで逆流することにより、食道に炎症を起こすことをいいます。

主な症状としては、胸やけの他に、胸の痛み、つかえ感、酸が上がってくるため口の中が酸っぱく感じる、などがあります。

このような症状が出て、なかなか治らない場合は、放置せず病院を受診してください。

2.逆流性食道炎って?

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、普段は閉じているべき胃と食道のつなぎ目の筋肉(下部食道括約筋)が緩んでしまうことにより起きます。胸やけ以外の症状としては、胸が重い、げっぷが出る、のどがイガイガする、膨満感がある等です。

下部食道括約筋が緩む原因は様々ですが、原因の一つに肥満があります。それは、脂肪で腹圧が上がることで、逆流しやすくなるためです。

バランスのとれた食事と適度な運動で適正体重を保つことは大切です。

病院を受診するべき胸やけとは

1.胸の痛みには要注意

胃の痛み

逆流性食道炎といっても症状はさまざまありますが、胸やけの他に胸の痛みがある場合、心筋梗塞やがんのような他の病気が疑われる可能性もあります。

胸の痛みと食道はまったく関係がなさそうに思われそうですが、食道は心臓の裏側に位置しているため、逆流性食道炎によっても胸が痛むことがあります。

2.症状が改善しない場合は内視鏡検査を

内視鏡検査

いつもと何か違う、違和感を感じるなどの症状があれば、まず2~3日は食べ過ぎやアルコールに気を付けて様子を見ましょう。それでも症状が改善しない場合は、早めに病院を受診し、内視鏡検査をされることをおすすめします。

まとめ

現代は飽食の時代といえますが、胃に負担のかかる偏った食生活や、不規則な生活は、胃もたれや胸やけの原因になります。これらを放置しておくと、逆流性食道炎のみならず、がんなどの危険因子になりかねません。

また、消化器は、精神的なストレスの影響を受けやすい器官です。肉体的にも精神的にも疲れを溜めすぎてしまうと、みぞおちのあたりが痛くなり胸やけが起きることがあります。

胸やけを感じたら、食生活を改善すると同時に、ストレスを発散できる趣味を見つける、疲れた時にはゆっくりと睡眠をとるなど、日々の疲れの軽減をはかりましょう。

 

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