食物アレルギーの検査方法を解説!何科で受けられる?結果の見方は?

食物アレルギー 検査
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武井智昭先生

監修者

なごみクリニック

院長:武井智昭 先生

平成14年に慶應義塾大学医学部卒業

食物アレルギーは、場合によっては命に関わる重大な疾患です。

そのため何を食べるとアレルギー症状が出るか、知っておくことはとても重要です。

この記事では、食物アレルギーの検査方法や費用について解説します。

食物アレルギーの検査について

1.検査は何科で受けられる?

検査

アレルギー科を受診すると専門的に診てもらえることが多いです。

内科を受診してもOKです。

子どもの場合は小児科でも検査を受けられます。

2.病院で受ける検査方法

検査

まずは問診にて、どの食品でアレルギー反応が表れたかを調べます。

その後あらゆる検査を行って、原因となる食品を特定していきます。

血中の「特異的IgE抗体」を調べる検査

「IgE抗体」とはたんぱく質の一種で、アレルゲンと結びつくことでアレルギー反応を起こします

異物をすぐ感知するためのアンテナのような役割を果たし、数値が高いほどアレルギー反応を起こしやすいと言えます。

IgE抗体はアレルギー物質に対して個別に存在しており、どの物質に反応しやすいか(=アレルギーを起こしやすいか)をしらべることができます。

プリックテスト

アレルギーの原因であると考えられる食品を腕に乗せ、その食品を細い針で刺して皮膚の変化を観察する方法です。

食物経口負荷試験

医療機関でアレルギーの原因と考えられる食品を口にし、症状が出るかを確認する検査です。また、加工食品なら可能であるかを調べます。

<アレルギー反応が出た場合>

原因となる食品は食べずに生活し、半年~1年後に再検査を行います。

<アレルギー反応が出ない場合>

試験のときに食べた量を基準とし、徐々に量を増やして慣れさせます。

再検査のとき一定量を口にしても問題がなければ、今後その食品を避けて生活する必要はありません。

3.検査キットを使って自宅で行う方法も

自宅検査

自宅で検査をうけられるキットもあり、食物を含めて遅発性のアレルギーを調べることができます。

ネットなどで申し込みをすると、申込書と検査説明書が同封されたキットが自宅に届きます。

検査キットの使用方法

指先を消毒した後、細い針を刺して採血します。

採取した血液を乾燥させて指定の機関へ郵送すると、数週間~1ヵ月程度で結果が届きます。

食物アレルギー検査の結果について

1.検査結果の見方

検査

検査結果は「RAST値」と「非特異的IgE」という2つの値で示されます。

RAST値とは?

数値は0~6までの7段階で示され、その物質に対してどのくらいアレルギーが出やすいかを表しています。

  • 0:陰性(アレルギーがない)
  • 1:疑陽性(アレルギーを起こす疑いがある)
  • 2~6:陽性(アレルギーがある)

数値が高いほどアレルギーが出やすい体質と言えますが、必ずしも症状が現れるわけではありません。

非特異的IgE

アレルギー体質かどうかがわかる項目です。

アトピー性アレルギーの場合は、この数値が非常に高く出ます。

2.今まで食べていた食品が陽性!ということも

食物

検査の結果、今まで普通に食べていたものがアレルギーと判定されることもあります。

特に問題が起きていないなら無理して避ける必要はありませんが、一定量を超えると何かしらの症状が出る可能性もあるため注意が必要です。

食物アレルギーの種類について

1.即発型と遅発型

即時と遅発

食物アレルギーは下記の2種類がありますが、ほとんどのケースが即発型です。

  • 即時型:原因食物を摂取して30分以内に症状が現れる
  • 遅発型:摂取後数時間から2日間で徐々に症状が現れる

2.口腔アレルゲン症候群

口腔アレルギー

花粉症をきっかけに食物アレルギーが出る、「口腔アレルゲン症候群」というケースもあります。

症状としては特定の食べ物を口にしたときに、口がかゆくなったり口内に違和感を覚えたりします。

原因は花粉と食物の成分が似ているため!

例えばシラカバ花粉症の方は、モモ・リンゴ・ウメなどのバラ科植物を食べるとアレルギー反応を起こすことがあります(シラカバとバラ科植物の成分が似ているため)。

厳密には、「特定の花粉と食物の成分が似ているため、体がアレルゲンと間違えている」状態です。

そのため口腔アレルゲン症候群は果物や野菜によって現れることが多いです。

まとめ

食物アレルギーは子どもから大人まで幅広い方に見られる疾患です。

重症度は食物や人によっても異なりますが、自分がどの食品をアレルゲンとするか知っておくことはとても重要です。

また検査の結果、今まで普通に食べていたものが実はアレルギーだったというケースもあります。

そのような場合は一定量を超えると症状が出る場合もあるので、検査を受けて自身の状態を把握しておきましょう。

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