プール熱の潜伏期間とは?感染する可能性があるのはいつまで?

プール熱 潜伏期間
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岡村 信良

監修

医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック

医療法人 小田原博信会 小田原銀座クリニック

理事長: 岡村 信良 先生

【職務経歴】
平塚共済病院
小田原銀座クリニック
久野銀座クリニック

『プール熱』は、学校や幼稚園、保育園で夏場に流行することの多い病気です。プールの水を介しての感染が多いことからそう呼ばれています。

プール熱は感染力が高く、出席停止にもなる感染症です。プール熱の潜伏期間や、登校・登園はいつから可能なのかを解説します。

プール熱とは

1.感染者の7割が5歳以下!夏に流行しやすい

プール熱 潜伏期間

『プール熱』は、正式名称を『咽頭(いんとう)結膜熱』といいます。

患者の約7割を5歳以下の子どもが占めます。6月頃から徐々に感染が広まり、7~8月にかけて流行のピークを迎えます。

2.アデノウイルスが原因で発症する

『アデノウイルス』というウイルスに感染することで発症します。

アデノウイルスは、さまざまな病気を引き起こすウイルスです。その中でも『結膜炎』と『発熱』の症状が同時にあらわれるものをプール熱と呼んでいます。

プール熱に感染してから治るまで

プール熱の潜伏期間や、二次感染の可能性がある期間について、感染から回復まで順を追って解説します。

1.感染

プール熱 潜伏期間

プール熱は『飛沫感染』や『接触感染』によって感染します。

飛沫感染はせきやくしゃみ、接触感染は感染者の手や口に触れることで感染します。

 

2.潜伏期間:5~7日間

アデノウイルスの潜伏期間は5~7日間です。

潜伏期間とは、ウイルスに感染しているにもかかわらず、症状があらわれていない状態のことです。感染してすぐに自覚症状があるわけではありません。

しかし、潜伏期間もウイルスを保持しているため、二次感染を引き起こす可能性があります。

3.発症:3~5日間

プール熱 潜伏期間

主な症状は『38℃以上の高熱』や『咽頭炎』、『結膜炎』です。

39℃以上の高熱が出ることも珍しくありません。発熱は3~5日間続きます。

『目やに』や『充血』など眼の症状は、一般的に片方から始まり、その後、もう片方に現れます。大人が発症した場合も同様の症状です。ただし、ほとんどの場合乳幼児よりも軽症で済みます。

4.回復期:1~2週間

すべての症状が治まるのには通常1~2週間ほどかかります。

二次感染を予防するために、手洗いやうがいを入念に行い、マスクを着用しましょう。また、この期間はプールに入るのも控えてください。

かかってしまった場合に注意すること

1.病院で検査・治療を受ける

プール熱 潜伏期間

プール熱の症状は風邪にも似ています。どちらかはっきりさせるためには、検査が必要なこともままあります。

加えて感染力も非常に強いため、プール熱が疑われる症状があれば、病院を受診し、医師から診断を受けましょう。

ウイルスの有無を調べる検査

喉の粘膜や目やにを綿棒でこすり取り、ウイルスの有無を調べる検査を行います。

プール熱の治療

プール熱を引き起こすアデノウイルスには、抗生剤が効きません。そのため、症状を軽減しながら治癒をうながす『対症療法』が中心となります。

眼の症状がひどい場合には眼科での治療が必要になることもあります。

2. 出席停止期間と登園・登校時の注意点

主要症状の消失から2日間は出席停止

プール熱は学校保健安全法により『出席停止』の病気に指定されています。高熱や咽頭炎、結膜炎といった主要症状が消失してから2日間は登園・登校の禁止が定められています。

登園・登校するときに気をつけること

しかし、先に解説したように、すべての症状が治まるのには通常1~2週間かかります。そのため、登園・登校できるようになってからも、周りの人にうつしてしまう可能性があります。手洗いやうがい、マスクの着用を心がけましょう。

3.大人にも感染する!二次感染を防ぐために

プール熱 潜伏期間

大人は子どもからの二次感染がほとんど

プール熱は子どもに多い病気ですが、大人もかかります

大人の感染の原因は、ほとんどがプール熱を発症した子どもからの二次感染です。家族の中で子どもがプール熱にかかったら、大人もしっかりと予防をする必要があります。

手袋やマスクの着用、消毒を心がける

子どもの看病をするときは手袋やマスクを着用しましょう

手指を介して感染することもあるので、ドアノブやおもちゃなどをしっかりと消毒してください。手洗いやうがい、手指のアルコール消毒をこまめに行い、ウイルスの付着を防ぎましょう。

また、便や嘔吐物のなかにもウイルスが潜んでいます。処理をする際は、必ず手袋とマスクを着用してください。さらに、寝具やタオルの共用から感染することもあります。別のものを使用しましょう。

まとめ

プール熱がうたがわれたら、病院で診察を受ける

プール熱は、感染力が強く、周りの人に二次感染を起こす可能性が高い病気です。

「プール熱かな?」と思ったら、きちんと病院で診察を受けましょう。特に、幼稚園や学校でプール熱が流行しているときに、発熱や咽頭炎、結膜炎などの症状があらわれたら、注意する必要があります。

看病するときは、二次感染の予防を

また、プール熱は子どもに多い病気ですが、大人にもうつることがあります。子どもの看病をする際は、手洗いやうがいをしっかりするなど、自分が感染してしまわないよう気をつけましょう。

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