骨粗しょう症の症状と治療を解説!骨を鍛える3つの方法をご紹介

骨粗しょう症
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監修

銀座エルクリニック

院長: 簡野 晃次 先生

昭和63年3月  日本医科大学卒業
昭和63年6月  日本医科大学付属病院形成外科入局
平成7年6月   西新井皮膚科形成外科院長就任
平成18年10月  医療法人社団友輝会エルクリニック理事長
平成23年5月  新宿、銀座エルクリニック兼務

今回は、女性に多いといわれている「骨粗しょう症」の症状と原因、治療法を監修医の簡野先生に解説していただきます。

骨粗しょう症の症状と原因

1.骨粗しょう症の症状とは!閉経後の女性に多い

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、歳をとるにつれて骨の中のカルシウムやリンの量が減少し、骨がスカスカの「す」のようになってしまう状態のことです。骨がスカスカになることによって骨がもろくなり、骨折をおこしやすくなります。

骨粗しょう症は女性、特に閉経後の50~70代の女性に多く、50代の20%、70代の60%以上に見られます。骨がもろくなったため、体重の負荷がかりやすい太ももの骨や背骨の骨折がおこりやすいことから、高齢者のねたきりの原因の1つとなっています。

また、骨粗しょう症による背骨の変形によって、腰が曲がったり身長が縮んだりすることもあります。

2.骨粗しょう症の原因

人間の骨は体の他の組織と同じように、絶えず新陳代謝を繰り返し、古い骨がこわれ、新しい骨がつくられています。しかし、骨のもとになるカルシウムの摂取量が不足したり、平均50歳といわれる閉経後に、骨の形成に関係する女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が減ってきたりすると、骨の新陳代謝が衰えて新しい骨がつくられにくくなり、骨粗しょう症になりやすくなります。

最近では、閉経後の女性だけでなく、無理なダイエットで女性ホルモンのバランスが崩れた若い女性にも骨粗しょう症がみられることがあります。

また、腎臓や肝臓に病気があったり、病気で長い間寝たきりだったり、ホルモン剤などある種の薬を飲んでいたりして、骨量が減少することが原因で骨粗しょう症になることもあります。

骨粗しょう症の予防は「若い時から」が大切

1.骨粗しょう症の検査

骨粗しょう症は特に自覚症状がありません

したがって、骨粗しょう症を早期に発見・治療するためには、定期的に保健所や病院の検診を受けて骨量を測定することが大切です。検診の結果、骨量が少なめだったら、整形外科か内科、婦人科を受診し、詳しく調べてもらうとよいでしょう。

病院では、問診のほか、血液検査尿検査背骨や全身の骨量の測定骨のレントゲン撮影など詳しい検査を行います。それらの結果から判断し、骨粗しょう症と診断されたら、治療を開始します。

2.骨粗しょう症の治療!3つの改善方法

骨粗しょう症治療の心がけ

骨粗しょう症が早期の場合は、治療の基本は食事と運動です。重症の場合や、食事や運動だけでは効果が思わしくない場合は、薬物療法も行われます。

食事は、いろいろな食品を栄養バランスよく摂取し、特に、牛乳などに多く含まれるカルシウムや、シイタケなどに多く含まれるビタミンDを多くとるようにしましょう。

また、運動することによって骨をつくる細胞の働きが活発になったり、筋肉が鍛えられて転倒しにくくなったりします。反対に運動不足だと、骨中のカルシウム量が減ったり、骨を支えている筋肉が弱くなったりして、骨折しやすくなるので、適度な運動を継続して行うことは大切です。

運動は、ウォーキングスイミング自転車バレーボールなどなんでもよく、好みのものを長く続けるとよいでしょう。

また、食事、運動に加えて日光浴も大切です。早期の骨粗しょう症なら、この3つのことを心がけることで骨量が増えてきます。

骨粗しょう症

3.骨粗しょう症は予防が肝心

骨粗しょう症は若い頃からきちんと予防すれば、発病を防ぐことができます。骨量は18歳頃に最大なり、以後40歳頃までそれを維持しますが、閉経後に急速に減少します。そのため、10代の骨が成長する時期に、骨量をできるだけ増やしておくことと、閉経までの骨量の低下をできるだけ少なくすることが大切です。

そのためには、治療法のところでご紹介したのと同様、食事や運動に気をつけ、適度に日光浴を行うことが骨粗しょう症の予防に効果的です。また、カルシウムの吸収を妨げる働きがあるアルコール、タバコ、カフェインの摂取は控えめにしましょう。

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