疲労感をスッキリ解消!?気軽に受けられる『にんにく注射』の基礎知識

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岡村 長門

監修

岡村クリニック

院長: 岡村 長門 先生

【職務経歴】
戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
岡村医院
岡村クリニック

新生活がはじまり、疲労感がたまっていたり、春になって眠気がなかなか取れずお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな時、すぐにだるさを解消したい方におすすめなのが、「にんにく注射」です。これは疲労感の原因となる「乳酸」を除去してくれるビタミンB1が主成分となる注射です。この記事では、このにんにく注射の効能や費用ついて詳しくまとめています。

※医学的な内容については、医師・岡村長門先生の監修のもと作成しています。

にんにく注射とは

にんにく注射とは、疲労回復や健康を目的として作られた注射全般をさします。元々は、スポーツ選手が効率よくビタミンB1を接種しパフォーマンスを向上させるために利用したことが始まりだといわれています。

1.にんにくが入ってるワケじゃない。名前の由来

ニンニク

にんにく注射と聞くと、「にんにくのエキスでも入っているのかな?」と誤解してしまった方もいるかもしれませんが、実際には、にんにくが入っているワケではありません。「にんにく注射」の名前の由来は、注射をすると血液を通してにんにくのような匂いがすることから名付けられました。

私がにんにく注射を受けたときは、のどのあたり・体の奥からにんにく臭が込み上げてくるような感じがしましたが、一緒に働くメンバー達は「全然臭わない!」と言っていたので、臭いは自分にしかわからないようです。30分ほどすれば、ほぼ自分でもわからないくらいになります。

2.にんにく注射の成分

ビタミン色

にんにく注射は、主に「ビタミンB群」を中心としたビタミンが配合されています。

にんにく注射に含まれるビタミンは、医院ごとにオリジナルのレシピで作られており、医院によっては患者さんへの問診をふまえてビタミンを配合してくれるクリニックも存在します。

色は「無色透明」と「色つき」の2パターンあります。ビタミンB1・生理食塩水・ブドウ糖・ビタミンCだけの場合は「無色透明」で、ビタミンB2、B12が入っている場合は色(黄色・オレンジ・茶色)がついていることが多いです。

3.疲労回復に効くメカニズム

そもそも「疲労感」を感じるときは、筋肉の中に「乳酸」がたまってしまっていることや、体内でうまくエネルギーを作り出せていないことが原因です。

にんにく注射の主成分である「ビタミンB1」には、疲れを感じる原因となる「乳酸」を除去する力とエネルギーのもととなる”三大栄養素”、の1つ「糖質」をエネルギーへ変換するときの潤滑油のような役目があります。また、ビタミンB2には「糖質」・「脂質」・「タンパク質」、ビタミンB6には「タンパク質」をエネルギーへ変換する作用があるので、結果としてエネルギーをうまく作り出せるようになったことで元気を取り戻したように感じるのです。

4.にんにく注射の副作用

副作用はほぼありません。万が一接種しすぎたとしても、水溶性ビタミンでなので尿と一緒に体外に排出されるため、副作用はなく、むしろビタミンB1は体に不可欠な栄養素なので、継続的に接種する必要があります。

しかし、ごく稀に血管痛を自覚される方や、成分に対してアレルギー反応を起こすことや、下痢や頭痛、湿疹などが現れることもあるようです。また、にんにくの匂いが合わない人の中にはで気分がわるくなってしまうこともあるようです。

5.注射でビタミンを摂取するメリット

注射器

にんにく注射が近年注目をあつめている理由は、その即効性吸収効率の良さにあります。

一方、豚肉やうなぎ、玄米などの食品からもビタミンB1を摂ることはできますが、食品からだとビタミンが壊れやすいうえに体内に吸収されにくいというデメリットがあります。

こんな症状におすすめ!

にんにく注射は、スポーツ選手や有名人がつかっていることで注目を集めたため、漠然と疲れが取れるというイメージを持っている方も多いと思いますが、実はいろいろな場面で活用することができます。

疲労・肩こり

疲労

にんにく注射といえば、なんといっても疲労回復です。疲労感がとれないときや、肩がこっているときは、疲労物質「乳酸」がたまってしまっていることが考えられます。ビタミンB1やビタミンB群、ビタミンCなどがバランスよく配合されたにんにく注射がおすすめです。

二日酔い

ビール

二日酔いの場合は、にんにく注射で肝臓を保護したり肝機能の働きを促進させましょう。二日酔は、アルコールからうまれた「アセトアルデヒド」がうまく分解されなかったせいで頭痛や胸焼けなどの症状が出てしまう状態のこと。ビタミンで肝機能正常化のための手助けしてあげましょう。

風邪気味

風邪

実は、風邪のときに処方されることのある薬、「アリナミンF」の主成分は、ビタミンB1誘導体でもあります。つまり、風邪薬と同じような働きをしてくれるにんにく注射を静脈に打てば、即効性が期待できるというわけです。

このほかにも、肌荒れや美白、冷え症、頭痛、不眠などの様々な体のお悩み改善で効果を発揮することがあるようです。

ちなみに、「アリナミン」の名前の由来は、ニンニクの学名”アリウム・サティブム”と、ビタミンB1の学名”チアミン”から命名されたんだそう。

にんにく注射を受ける場合の費用と所要時間

費用

にんにく注射は、内科皮膚科美容外科などで受けることができますが、保険は適用されません。保険外だと聞くと、高価なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、1回の費用は意外ととお手ごろな価格です。

1.注射の場合

にんにく注射の相場は、¥2,000~¥5,000です。医院それぞれで配合しているビタミンの種類や濃度が異なるため、費用にもバラつきがあります。ビタミンの濃度が高いものになると、¥6,000を超えるものもあるので心配な場合は、問診時に確認しておきましょう。注射1回の所要時間は5分程度なので、お仕事が忙しいときにも利用しやすいです。

2.点滴の場合

にんにく注射の点滴バージョンも存在します。点滴の方が相場は高くなり、¥2,500~¥6,000が目安です。所要時間は30分~60分程度かかるので時間的にも余裕があるときにおすすめです。

注射との違いは、なんといっても1度の摂取量。点滴の方が1度にたくさんの量を体内に入れることができ、ビタミンB群の他に体に足りない成分を併せて打つことができるのがメリットです。

点滴を受けるあいだは処置室でチェアに座って受けるか、横になった状態で受けるか選ばせてもらえることもありました。

3.持続期間と頻度について

にんにく注射の効果の持続期間には、個人差がありますが3日ほどだそうです。

いずれにせよ、ビタミンB1は体外へ排出されやすいため、継続的な効果を期待する場合は定期的な注射が必要です。継続的に打ちたい場合は、3日から1週間ほど期間をあけて打つようにしましょう。

さいごに

にんにく注射を打てば必ず体が元気になるというわけではなく個人差があります。また、にんにく注射が体質に合わないことももちろん想定されます。その場合は無理をせず、医師の相談を受けましょう。

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