体がだるいのは低血圧が原因?症状、対策・治療法などを医師が解説

低血圧
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監修:簡野晃次医師

低血圧の基礎知識

低血圧とは

正常より血圧が低い状態のことを指す低血圧は、脳卒中などを招きやすい高血圧に比べると、あまり問題視されていません。実際、血圧が低い以外に特に症状がない場合はそれほど心配は要りません。

しかし、朝起きられない、体がだるい、食欲がない、などさまざまな症状に悩まされているケースも少なくなく、治療が必要な場合もあります。

低血圧の種類

学会で診断基準が定められている高血圧と違い、低血圧の診断は個々の医師によって異なりますが、一般的に収縮期血圧(最高血圧)が100~110mmHg以下の場合、低血圧とみなします。

低血圧には大きく分けて、本態性低血圧、起立性低血圧、二次性低血圧の3つがあります。

本態性低血圧

本態性低血圧は原因不明で常時血圧が低く、全身倦怠感、めまい、頭痛、肩こり、食欲不振、不眠など人によって症状が異なり、血圧が低いだけで特に症状が出ない人も少なくありません。

起立性低血圧

起立性低血圧は、急に立ち上がった時や、長時間立っている時に血圧が低くなり、めまいや立ちくらみを起こします。寝ている時や座っている時と、立ち上がったときの血圧の差が20mmHg以上なら起立性低血圧と診断されます。起立性低血圧の原因は、血圧を調節する自律神経がうまく働かないことが原因だと考えられています。

二次性低血圧

また、なんらかの病気が原因で血圧が低くなることを二次性低血圧といい、心筋梗塞、急性腸炎、腸閉塞などで急に低血圧になる場合と、貧血や白血病、甲状腺機能低下症などで慢性の低血圧になる場合とがあります。

低血圧の種類

低血圧を改善したい!

低血圧の改善方法としては、セルフケアによる改善法と薬物療法とがあります。

薬物療法

薬物療法は、昇圧剤や血管収縮剤、自律神経の働きを改善する薬、不安症状が強い場合は抗不安剤などを使用します。二次性低血圧の場合は、もとになる病気の治療を行います。

セルフケア

低血圧を改善するために、日常生活では以下のことに気をつけましょう。

早寝早起き、規則正しい生活をする

夜型の生活や、睡眠不足だと、朝は血圧が低くてなかなか起きられません。睡眠をしっかりとり、朝型の規則正しい生活を心がけましょう。

一日3食栄養バランスのいい食事をとる

朝食抜きや偏食を避け、栄養バランスのいい食事をとることが大切です。ミネラルやビタミンも十分とって体調を整えましょう。

水分を十分とる

夏場は汗をかいて水分が体外へ出てしまうため、特に血圧がひくくなりがち。水分や塩分をしっかり補給しましょう。

適度な運動をする

筋肉を鍛えていないことや、長時間の起立に慣れていないことなどが低血圧の一因だと考えられています。自律神経の働きを整えるためにも適度な運動は効果的です。エアロビクスやウォーキングなどの有酸素運動を自分の体力に合わせて行うとよいでしょう。

起立性低血圧の場合は、立ち上がる時の動作をゆっくりと

起立性低血圧の人は、寝ている状態や座っている状態から立ち上がる時、動作を意識的にゆっくりしましょう。また、睡眠時はやや高めの枕で眠るとよいでしょう。

子どもの低血圧

最近、思春期前後の子どもに、朝起きられない、頭痛、立ちくらみ、腹痛、全身倦怠感などの症状を訴えるケースが増えています。こうした子どもは朝なかなか起きられず、夕方から夜にかけて元気になる場合が少なくありません。

血液検査などでは異常が認められないケースの多くは、調べてみると起立時の血圧が低く、起立性調節障害と診断されています。

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